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Date: Fri, 28 Jul 2000 15:50:27 +0900 (JST)
From: 久志 <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 20314] [HA06P] 『とある戦闘風景』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200007280650.PAA97447@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 20314
2000年07月28日:15時50分26秒
Sub:[HA06P]『とある戦闘風景』:
From:久志
久志です。逃避逃避。
もとみー書いたのめちゃくちゃ久しぶりやね(^^;)
出番少ないけど。
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『とある戦闘風景』
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登場人物
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本宮和久(もとみや・かずひさ):
ごくふつーな大学生、最近ネットゲーにハマっている。
ゲームキャラ:
どうやらパラディンらしい、レベルは不明。
でぃあぶろ
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街道沿いに道を歩いて、数十分ほど経っただろうか。たどり着いた先
は、巨大な扉のついた建物だった。
ここまでたどり着く間なんどか魔物と出会い戦闘をしてきた、もちろ
ん戦果はあげたものの、あいにく戦利品でこれといったものには巡り合
えなかった。
どの道、ここへはいつかこなくてはいけない。
ならば今の内に足を踏み入れて様子を探っておくのも悪くない。ある
程度の場所を把握し戦利品を手に入れたら転移の巻物で帰還すればいい。
いってみよう、ベルトに常備してる回復薬にもまだ余裕はある。
柄にダイアのはめ込まれたサーベルを構えなおす。盾を持つ左手を軽
く握りなおし、扉を開けた。
薄暗い石造りの建物はどことなくひんやりと湿気を含んだ空気を漂わ
せている。数本の柱が続く中、一歩一歩踏みしめるように先に進む。
この先、どこから何が飛び出してくるかはわからないのだから。
こんな天から見放された所でも神の加護は届いているらしい、足元か
ら湧きあがるように薄ぼんやりとした護りの光が自分を覆っている。
キィキィと、耳の奥をひっかくような鳴き声が聞こえてくる。
来たな。
げんじつ
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本宮 :「っと、きたきた」
左クリック。
わらわらと出てきた敵をばさりと切り払う。甲高い悲鳴と血を撒き散
らして次々と倒れる。
敵 :「キィィ」
既に数匹叩き斬ったのだが、倒したはずの敵が復活してきた。
本宮 :「親玉はどこだ」
マウス移動で斬りかかってくる雑魚を避け、奥へと進んでいく。
でぃあぶろ
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「ちっ」
手下を復活させる親玉を叩こうとしたのだが、思ったより他の敵の数
が多い。とりあえず、復活しない敵の方をあらかた片してから挑んだ方
がよさそうだ。
巨大な斧を振り上げる奴を先に袈裟懸けに斬りつける、まだこの程度
では死んでくれない。振り下ろされた斧は目測をあやまったのかかすり
もしない、その隙に二度三度剣を叩きつける。
既に周りには三匹ほど奴等がまとわりついてきている、四度目の一撃
で一匹を仕留め、もう一匹に盾で一撃を加える。動きが一瞬止まった間
に残る一匹に剣を振り下ろす。血しぶきを上げて、二匹目がその場に倒
れ込んだ。
まだ、終わらない。
げんじつ
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本宮 :「うーん」
襲いくる敵をなぎ倒して、画面にはバケツをひっくり返したような血
と山積みになりそうな死体が転がっている。
本宮 :「コイツらロクなもの持ってないなぁ」
こんな時まで運がない。
でぃあぶろ
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死体が転がっている。
女だ。
別に珍しいことでもない。
死んでから少し時間が経っているのか、血がべったりと滲んだ服にハ
エが数匹たかっている。
肩をつかんで仰向けに転がす。懐から乾いた音を立てて金貨が転がり
落ちた。
地獄の沙汰も金次第、気の毒だがこの金は代わりに俺が有効に使わせ
ていただくとしよう。
げんじつ
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本宮 :「あまり戦果は出なかったな。ま、レベルもあがっ
:たしワープポイントもチェックしたからもういいか
:戻ろ」
続きはまた明日にでも。
解説
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ディアブロ2にハマってるもとみーであった。
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いじょ
あ”あ”あ”ディア風呂2やりてぇ(血の涙)