[KATARIBE 20282] [HA06P] エピソード『虎屋敷への道』

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Date: Wed, 26 Jul 2000 15:18:13 +0900 (JST)
From: 冬縲  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 20282] [HA06P] エピソード『虎屋敷への道』 
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200007260618.PAA95954@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 20282

2000年07月26日:15時18分13秒
Sub:[HA06P]エピソード『虎屋敷への道』:
From:冬縲


こんにちわ
冬縲@筆のすすまぬままにまかせて(謎) です

 ことらんの仮名が決まるEPです
 ひさねー(でいーのか?)ちぇっくよろしゅー
 うーむかれこれ、3ヶ月以上かかったの〜(^^;;;;


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[HA06P]エピソード『虎屋敷への道』
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登場人物
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 老虎(ろうこ)
   :
 幼虎(ようこ)
   :産まれたばかりかもしれない妖怪な虎。
   :今回「ことらん」という仮名が決定した。
 川村暁(かわむら あきら)
   :敵意がないモノに対して寛容の精神をもつヒト。
   :い〜かげんともいうかもしれないでもない。

帰り道とぼとぼ
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 酒というものは人を変化させるもので素面ではなかなかできないことを
 可能にするものである。歌いだしたり、泣き出したり、怒り出したりと
 、、、道端に落ちているモノを拾う場合もあるのです。
 例えそれが生物であっても……

 ここに拾ってしまった人物が……

 川村     :「もすこしで着くからね」

 ふところの幼虎を見下ろす

 幼虎     :「ぐるるるる」
 川村     :(生物つれて帰るのは久しぶりだな〜)

 久しぶりって……他に拾ったこと有りなのか?(^^;;;
 そうこうしているうちにアパートの前へ

 川村     :「ここの3階が私の部屋だから覚えておいてね」
 幼虎     :「えぅ」
 川村     :(通じてるのかな(^^;)


じじとら出現
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 外出する際には鍵をかけて出かけるのが一般的である。
 川村も当然鍵をかけて出かけているわけで。

 川村     :(鍵はどこやったけ)

 探していると

 ??     :「もし」
 川村     :(えーと)
 ??     :「そこの青年」
 川村     :「私のことですか」(ふりむく)

 体長2m前後の虎が川村を見ている

 川村     :「……ふむ、道に迷われたのですかな?」

 それはちがうとおもうぞ

 老虎     :「ほほぅ、驚かないのか(ちょっと感心)」
 川村     :「珍しいことではないですから」
 老虎     :「ふむ、ところでそのこをどうするつもりだ?」
 川村     :「そのこ?」
 老虎     :「ふところにいるであろう」
 幼虎     :「がぅ」
 川村     :「あぁ、このこの関係者でしたか。
        :……立ち話もなんですのでお入り下さい、
        :あまりたいしたもてなしはできませんけど(苦笑)」


子連れ虎(違)
------------

 川村の部屋は、世にいうカオスの館ではない。かといってきちんと
 整理整頓がされているわけでなく、殺風景という言葉がしっくりく
 る程に物が存在しない結果がカオスとならない理由の大半を占めて
 いるのではあるのだが。

 川村     :「適当に座ってて下さい。飲み物の準備をしますから」
 老虎     :「気を使わなくてかまわぬよ」
 川村     :「酒でいいですよね」

 きめつけるな(^^;

 川村     :「準備しながら話は聞くので、
        :欲しいのがあったら言ってくださいね」
 老虎     :「……おぬし、術者か?」
 川村     :「退魔はしませんけどね」
 老虎     :「どおりで……」
 川村     :「も少し驚いて欲しかったですか?」

 そうこうしているうちに仕度や説明はすすむ

 川村     :「要約すると、このこをつれて人間界にやってき
        :たけど、はぐれてしまって探していたところを見
        :つかってしまった。ということですね」
 老虎     :「うむ」(ぐびぐび)
 川村     :「猫だと思ってたんだけどな〜」
 幼虎     :「がぅ」(ぺろぺろ)
 川村     :「よければしばらくここにいてもいいですけど」
 老虎     :「しかしここに儂まで住むと狭かろう」

 川村の部屋は八畳間の1DKである

 川村     :「この界での見た目はそうですけどね(苦笑)。
        :大丈夫ですよ、(壁を指す)あの辺から空間を
        :つないで部屋を増設してありますから」
 老虎     :「……なるほど」
 川村     :「すきなだけどうぞ」
 老虎     :「ではやっかいになるかの」
 幼虎     :「えぅ」


命名「ことらん」
---------------

 川村     :「そういえば名前は?」
 老虎     :「好きな名で呼べばよいぞ」
 川村     :「勝手につけるということですか?」
 老虎     :「うむ」
 川村     :「(うーむ)じゃ、ことらんとじいさま」
 老虎     :「……」
 川村     :「好きにつけていいっていったでので、みたまんま
        :で呼びます。気に食わなかったら、呼んで欲しい名
        :前を言って下さい。じいさま」
 老虎     :「勝手にするがいい」(ぐびぐび)


 こうして、虎屋敷の夜はふけてゆくのであった


時系列
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 2000年4月12日

解説
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 川村の部屋に虎がすみはじめた夜の話です
 それと名前はもうすこし考えてつけましょう

$$

いじょ
冬縲でした


    

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