[KATARIBE 20275] [HA06P] 『未知との遭遇』

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Date: Wed, 26 Jul 2000 11:53:58 +0900 (JST)
From: 久志  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 20275] [HA06P] 『未知との遭遇』 
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200007260253.LAA87500@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 20275

2000年07月26日:11時53分57秒
Sub:[HA06P]『未知との遭遇』:
From:久志


 久志です。
いーさんに負けてられないぜー(無理だってよ)
ってなわけでEPを書こう流そうそうしよう。

 鏡介さんお借りしました。なんかすっごくヘンなんで修正あったら
お願いします(^^;)>ぎゃろさん

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エピソード:『未知との遭遇』
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登場人物
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 佐古田真一(さこた・しんいち)	: 
    :あやしい人、スナフキンの格好をしている、サボテン好き
 里見鏡介(さとみ・きょうすけ)	: 
    :ネクロマンサーな人、歩く不思議空間発生装置な人

本編
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 葛城芸術大学。芸大は変人の巣窟……とは言い過ぎだが、やはり芸術
系は多少変った人が多い(経験上)

 鏡介     :「…………」
 佐古田    :「…………」

 どういうわけか変人の最たる二人がなんの脈絡もなくベンチに二人で
座っている。別に待ち合わせをしていたわけでもなく、ただ、座ったら
隣にいたという感覚である(二人共周囲を気にする質ではなかった)

 鏡介     :「…………(ぼー)」
 佐古田    :「…………(サボテンを隣に置いている)」

 夏の日中だというのに、ここだけ妙に体感温度が低いような気がする。
むしろ、へたするとあっちの世界に引き込まれてしまいそうな出所不明
な背筋の寒くなるような空気を漂わせている(双方自覚無し)

 鏡介     :「(微妙に口元を歪めて)………元気かい?」

 サボテンに向かって。
 当然の事ながら植物であるサボテンには答えられはしないのだが。
 もっとも、彼は返事を期待しているわけではない様子である。

 佐古田    :「…………(じっと、地面を見る)」
 鏡介     :「そうか、よかった」

 答えぬサボテンから何を汲み取ったのだろうか? それとも己ワール
ドから返事が聞こえたのだろうか?(人はそれを電波という)
 喉の奥からクックッと笑いを浮かべる。

 鏡介     :「……不思議だね」
 佐古田    :「…………」

 不可解といったほうが正しい気がする。

 鏡介     :「まるでアンモニアになった気分だ」

 どんな気分だ。

 鏡介     :「鼻から入って目から抜けるような」

 どうやら、トンでいたらしい。

 鏡介     :「…………(ぼーっと空を見る)」
 佐古田    :「…………(視線をあげる)」
 鏡介     :「空が高いね」
 佐古田    :「…………(こくん)」

 不可解な二人だった。

解説
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 大学構内であう奇妙な二人。
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いじょ

 なんなんだよ、この人達は……



    

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