Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage
Date: Fri, 30 Jun 2000 21:11:31 +0900 (JST)
From: "E.R" <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 19952] [WP01P] エピソード『降れば土砂降り』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200006301211.VAA96987@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 19952
2000年06月30日:21時11分30秒
Sub:[WP01P]エピソード『降れば土砂降り』:
From:E.R
こんにちは、E.R@自分でもつくづくばか です。
……話、振られてたの忘れてた(爆滅)
ええと、吉GUYさんすみませんっ。
譲から月影へ、通信〜
****************************************
エピソード『降れば土砂降り』
===========================
登場人物
--------
月島直人(つきしま・なおと):
青天目譲(なばため・ゆずる):月影に協力する狩人。エンパシスト。
本文
----
月影の扉は、いつものように少し重めの手応えを残す。
直人 :「いらっしゃいませ」
譲 :「こんにちは」
周りには、見慣れない顔。
住人でも狩人でもない、人々。
譲 :「……(苦笑)」
…それが当たり前である筈なのに。
取り合えず、この人達が居る間は、知らせを届けることが出来ない。
譲 :『月島さん、お知らせすることがあります』
ぴくり、と、直人の手が震える。
直人 :『はい』
譲 :『込み入った話なので…人がいなくなったら教えてくださ
:い』
直人 :『あ、はい』
何やら聞き返したげな意識を無視して、譲はカウンターに突っ伏す。
ひどく、疲れていた。
突然現れた、男。彼に見事に振り回された……そのこと自体は、まだ充分に
許容範囲ではあったのだが。
譲 :(……何だったんだろう、あれは)
一度だけ出会った、狩人の青年。それに酷似した見てくれの……あれは?
形容するべき言葉は単純である。
化け物。
譲 :(………何だったんだろうな……)
うつうつと、遠ざかる意識の中で、何かに思い当たっている。
男。男の、怒りの波動。
譲 :(………………あれ?)
すう、と眠りの波が押し寄せてくる…………
ぽん、と、肩を叩かれる。
直人 :「……邪、ひきますよ」
譲 :「…………?」
直人 :「ここ、冷房が効いてますからね(苦笑)」
ぽん、と弾かれたように身体を起こす。
周囲には……
譲 :「……あれ、今日は、桜居さんいないんですね」
直人 :「ああ……彼女には別の仕事をして貰っています」
別の仕事、に含まれる波動。
それが何かを見定める前に。
直人 :「どうぞ」
譲 :「あ……すみません」
目の前に珈琲が出てくる。
直人 :「何が、ありました?」
譲 :「…………」
結局、最初から全てを話すことになった。
出会った、恐らくは狩人である青年。そして彼そっくりの『何か』。
そして、その何かを追う、男。
譲 :「このままでは確実に訪れる"世界の崩壊"…と」
直人 :「……」
無意識のうちに持ち上げていたらしい珈琲メーカーを下ろしながら、直人が
しばし沈黙する。
波動。
迷い。そして……恐怖もある。細かい、複雑な……ひびの入った文字。司。
それでもその感情は、すう、と一点に収斂する。
彼の……言葉へと。
直人 :「……厄介な話、ですね」
譲 :「そう……ですか?」
直人 :「どうして、こう、一時にことが起こるんでしょうね」
いや、そういうものかもしれないな、と、これは小さく独り言のように呟い
て。
月影のマスターは、少しだけ笑った。
****************************************
というわけで。
一応、吉GUYさんからソードさんに伝えたいことは、伝わったと思います(おい)
#つか……そこら辺、ばしばしに書くと、後で何かまたありそうで(^^;;
##もっと言うならば。本体が、把握していないのです(爆)<どこまでPCに知らせるか
一応、珠希ちゃんと並行して話が起こったことにしてありますが、
こじろー君の話と、珠希ちゃんの話とは、ある程度違うものなので、
まあ、一応流すか、と。
…同時期に、奏雅さんが動き出しているからなー(苦笑)
…というわけで、雨が降れば土砂降りと(爆)
しかし、自分で書いてなんですけど。
何故、こう、一時にことが起こるかと言うと。
……それがPLの都合と言うもので(爆滅)<おい
…というわけです。
こんなもので、どうでしょうか?>ソードさん、吉GUYさん
ではでは。