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Date: Fri, 23 Jun 2000 01:35:32 +0900
From: "A.Yatukami" <yatukami@lares.dti.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 19775] [HA06P] 『実家からの手紙』
To: <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <003601bfdc67$e2e58ca0$0101a8c0@melchior>
X-Mail-Count: 19775
小野本@です
なんか珍しくいきなりEP(笑)
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エピソード『実家からの手紙』
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登場人物
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八神敦(やつかみ・あつし) :
:風見アパートに住むスチャラカ錬金術師。
本編
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八神 :「あー、雨うざいなー(^^;」
八神が学校からアパートに戻ってくると、一通の手紙が郵便受けに入っていた。
八神 :「……手紙?。差出人は……お袋か」
はて?何故電話でなく手紙なんだ?
そんなことを考えながら部屋へと戻る。
開封し中の便せんを取り出す。
八神 :「なんだ?一体」
内容は実家で飼っている犬の死を告げる物だった。去年の冬から病気でか
なり元気がなかったのだがここ数日体調が悪く、つい2日前にこの世を去っ
たとのことだった。
最後の2日間はかなり苦しそうにしていたが、最後は大きく背伸びをし家族
に見守られる中、やすらかに逝ったと書かれていた。
八神 :「……そうか、逝ったのか」
便せんを封筒に戻しベッドに寝転がる。
八神 :「迷い込んできてからもう十年以上経つからなぁ」
走り回ったり、一緒に庭の芝生で寝ころんだり、一緒に遊んだことを思い出し
目から涙がこぼれる。命あるものは必ず死ぬとは言えやはり悲しい。
八神:「がらじゃねーよな」
思わず苦笑して涙を拭う。
外は静かに雨が降っていた
時系列
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2000年6月ある雨の降る日
解説
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八神に訪れた日常の中のちょっと悲しい出来事。
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EPのように今日お袋から手紙が届き、実家で飼っていた犬の死を
知りました。
家に迷い込んできて以来十年以上飼っていましたが大きくなっても
子犬のように無邪気で、甘えん坊で、愛嬌のある顔をしていました。
大学に入ってから下宿を始めたのであまり遊んでやれなかったのは
残念です。
どうか彼が安らかに眠れますように
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「人は皆、人生というテーブル
についたギャンブラーなのさ」
小野本 敦
yatukami@lares.dti.ne.jp
yatukami@docomo.ne.jp
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