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Date: Thu, 15 Jun 2000 20:28:24 +0900
From: gallows <gallows@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 19586] Re: [HA06P] エピソード『ビーカーとジュース』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20000615112830.14975@mail.trpg.net>
In-Reply-To: <200006141625.BAA33761@www.mahoroba.ne.jp>
References: <200006141625.BAA33761@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 19586
gallowsです。
いろはさん、ぼーみんさんドモー。
修正と続きをざくざくと。
on 00.6.15 1:25 AM,
いろは <furutani@mahoroba.ne.jp> wrote :
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>>エピソード『ビーカーとジュース』
>>================================
>>本文
>>----
>> SE :がちゃっ
>>
>> 謀ったかのように、実験室の扉が開かれた。
>
> 染木 :「んー、ビーカーをコップ代わりに使うのはいいけどはしっか
> り洗ってから使いなさい。何がついているかわからないんだ
> から」
玉緒 :「お気遣いどうも」
>
> 火撫 :「先生?おどろかないんですか?」
>
> 染木 :「ビーカーの中身のこと?まあ、好みは人それぞれだから、
> あまり立ち入るのもね」
>
> 玉緒 :「おいしいですよ。先生も飲みます?」
玉緒 :「おいしいのよ。先生もおひとつどうですか?」
> 火撫 :「勧めんなよ、おい」
---
染木 :「比企さん。教師がビーカーでジュースを飲むわけにもい
:かないでしょう?」
染木先生はいつものように穏やかな物腰でにこりと微笑む。
玉緒 :「わかります?」
染木 :「これでもね、長年教師をしてれば血液とトマトジュース
:の差くらいわかるものよ」
火撫 :(どういう理屈だ、それは)
火撫は内心つっこむ。
染木 :「それじゃ、ちょっと職員室にいってくるから今日の実験
:始めるのはもう少し待っててね」
火撫 :「あ、はーい」
化学室。再び二人だけでのんびりと。
火撫 :「なんだ、やっぱり単なるジュースだったんじゃないか。
:比企さんのことだからてっきりさー」
安心した途端に少し喉が渇く。火撫はにこやかにビーカーに手を伸ばし、残
った『ジュース』をごくごくっと軽快に飲み干す。
玉緒 :「癖に、なるのよね」
その味は、まぎれもなくタバスコのそれ。火撫の目からぽろぽろと涙。
神様は残酷だね。
いつだって僕に過酷な運命を用意してるんだ。
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と、こんなところでどうでしょう。味の好みが正反対だといろいろと不幸っす
ね。