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Date: Thu, 15 Jun 2000 13:08:16 +0900
From: 不観樹露生 <fukanju@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 19578] Re: [HA06P] エピソード『運不運』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <394856B10.3A07FUKANJU@sv.trpg.net>
In-Reply-To: <3947753A.DE271A61@hkg.odn.ne.jp>
References: <3947753A.DE271A61@hkg.odn.ne.jp>
X-Mail-Count: 19578
ども、不観樹露生@毎日が試験前 (ぉぃ です。はい
こーちゃ、どもですー。
On Wed, 14 Jun 2000 21:06:19 +0900
kazuki <aaq45040@hkg.odn.ne.jp> wrote:
> 軍光一@じつはじつわなんです です。
> 日常の中に遭遇した非日常の片鱗です。
うみうみ。
> 麻樹さんお借りしました。ふかにゃよろしく。
> あと、道路の名前とか、細かいところは修正しないといけないかも。
んですな>道路の名前とか
…………県道なら、番号で呼ばれている話はなかったからいーか(ぉぃ
てなわけで、修正とつっこみなど少々。
**********************************************************************
> エピソード『運不運』
> ==================================
# setextの規約では、「======」も、
#
#エピソード『運不運』
#====================
#
# と、揃えます〜。
> 登場人物
> --------
> 西夜一輝(にしよる・かずき):紅雀院大学総合歴史学科助手。
> 来栖せら(くるす・−):西夜に撃墜された天使。
> 狭淵麻樹(さぶち・まき):吹利県立吹利中央病院研修医。
>
> 本編
> ----
> 機械的な電子音で目が覚める。
(ちょきちょき)
> 来栖 :『じゃあねー。あ、それから一応ニュースを見ていた方が
> いいよ』
>
> 一方的にかかってきた電話は一方的に切れた。頭痛が更に酷くなった気がす
> る。
> 一応テレビをつけてみる。
#………麻樹の部屋にテレビ無いことにしてた気がするけど、どーしよー(^^;
#CDラジカセしかないのだ(^^;;;
一方的にかかってきた電話は一方的に切れた。頭痛が更に酷くなった気がす
る。
一応テレビをつけてみようと見渡してみるが見つからない。
仕方がないので丸っこいデザインのラジオをつける。
#としても良いでしょうか?>こーちゃ
> アナウンサー :『さて、今日のデーゲームの結果ですが……』
(ちょきちょき)
> 人の気配で目が覚めた。時間は既に深夜のようだ。
>
> 麻樹 :「目が覚めたか。具合はどうだ」
> 西夜 :「ええ……だいぶ良くなりました。お世話をかけました」
> 麻樹 :「気にするな」
>
> 兄貴に較べれば云々、という呟きが聞こえたような気がした。
>
> 西夜 :「そういえばなにかあったのですか?」
> 麻樹 :「知らないのか?」
>
> 日本酒の瓶と、コップを二つ取り出しながら麻樹さんが続ける。
>
> 麻樹 :「17号線沿いの薬品工場で爆発事故があってな……死者
> 2名。行方不明者2名。50人ほどの重軽傷者が出て、周囲の家屋もだいぶ被害
>
> を受けたらしい」
麻樹 :「17号線沿いの薬品工場で爆発事故だ。死者2名。行方
:不明者2名。50人ほどの重軽傷者が出て、周囲の家屋に
:もかなり被害が出ていた」
>
> 麻樹さんがコップを差し出す。大人しくそれを受け取りながら、尋ねる。
>
> 西夜 :「17号……帰り道だな。いつ頃ですか?」
> 麻樹 :「ん?確か午後6時10分頃だったかな?」
麻樹 :「ん? 確か午後6時10分頃だったかな」
>
> コップがするりと手から落ちる。テーブルにあたり、堅い音がする。
>
> 西夜 :「……時間通りに帰っていたら……」
>
> 巻き込まれていた。
> 血の気が引く、というのを実感する。
> 麻樹さんがコップを拾い、日本酒を注ぐ。
>
> 麻樹 :「結構多いんだよな、そういうこと」
麻樹 :「結構多い事だな」
> 西夜 :「え?」
> 麻樹 :「運不運、としか言いようのないことさ」
麻樹 :「運不運、としか言いようのないことだ」
>
> そう。
> 事故の原因とか、安全管理とか、因果関係をあげればきりがない。
> しかしたまたま居合わせ、たまたま巻き込まれた人にとっては、それは運不運
> としか言いようがなかった。
> そう。
> そういうことはたくさんあった。
> 自分の手の届かぬ所で、自分のあずかり知らぬ所での因果関係で、運不運とし
> か言いようのない、受け入れることしかできない出来事。
>
> 麻樹 :「飲もう」
麻樹 :「呑むか?」
>
> 日本酒のコップが差し出される。
>
> 麻樹 :「君の幸運に」
> 西夜 :「麻樹さんの休日出勤に」
>
> 苦笑。
> 受け入れよう。受け入れるしかないなら。
> 感謝はしない。不幸を踏み台にした幸運に感謝はしない。
> ただ、受け入れるだけ。
> そして、日常が続くのだ。
(ちょきちょき)
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てな所で。
ふみゅ。
親密度かなりアップしているのぉ(爆
> この後飲めない酒を飲んでどーとか、帰り道がケミカルハザードでこーとか
> 色々あるのですが、まずはこの辺で。
うぃうぃ。
まー、そのまま泊まっていっても麻樹は特に気にしません。
西夜さんが寝ているときに、訪雪さんに病人を寝かせてあると一言言ってあ
るでしょうし。
…………もっとも、とっても何もなさそうな一夜ではある(ぉぃ
とゆーことで、では。
…………。…………。…………。…………。…………。…………。
不観樹露生(ふかんじゅ・ろせい) 6月の標語
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