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Date: Sat, 10 Jun 2000 13:17:49 +0900 (JST)
From: ji-guy@dike.dricas.com
Subject: [KATARIBE 19451] [WP01P]:EP 『水稚と小次郎』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200006100417.NAA22146@mailsv1.dricas.com>
X-Mail-Count: 19451
吉GUYです
小ネタを一本。
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エピソード『水稚と小次郎』
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登場人物
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葛城水稚(かつらぎ・みずち):
:新宿に居を構える女情報屋。行く宛の無い小次郎の面倒を見る。
八島小次郎(やしま・こじろう):
:結界能力に覚醒したばかりの若者。血気盛んな16歳。
レッスン
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水稚 :「じゃあ、はじめましょうか。」
小次郎 :「…………。」
緊張した面持ちで小次郎が頷く。
水稚 :「くす。素直ね(にこ)」
小次郎 :「…………」(//_//)
水稚がいつものように小次郎をからかう。小次郎の所作はぎこちない。
水稚 :「初めてなんでしょ。そんなに気負わなくても(くす)」
小次郎 :「…………」
初めての小次郎は、とにかく水稚の言うことを素直に聞くしかない。
小次郎 :「ん…………」
水稚 :「焦っちゃだめよ。けっこうデリケートなんだから。」
小次郎 :「う…………」
水稚 :「最初は……そう……ゆっくりでいいの。ゆっくりでいい
:から優しく……」
小次郎 :「…………」
水稚 :「そう、最初だから……柔らかく……優しく……」
小次郎 :「…………ん。」
水稚 :「ん、そう……いいわ、その調子。」
小次郎 :「ん…………ぅ」
水稚 :「ん、いいわ、いい感じよ。」
小次郎 :「ぅ…………ぁ……」
水稚 :「焦っちゃだめよ。まだゆっくり……」
小次郎の鼓動が速くなる。
小次郎 :「あああ…………」
水稚 :「だめ、いきなりそんな激しくは……」
小次郎が水稚の言葉を無視する。
水稚 :「だめっ、そんなにすると壊れるっ」
小次郎 :「あぁぁぁぁっっっ……」
水稚 :「まだ早いわっ、もっと我慢してっっ!」
小次郎が荒々しく力を注ぐ。
水稚 :「だめよっ……ぁっ」
小次郎 :「ぅん……ぁぁぁっっ」
水稚 :「ぁ、だめっ、壊れるっっ!」
SE :キィィィィィィ…………ン
SE :バュゥゥゥ……
小次郎の張りかけの結界が消滅した。
水稚 :「だから、いきなり強力なのはムリだって。」
小次郎 :「……結構難しいんだな。」
時系列
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3rd.1999.5.中旬
解説
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水稚に結界の張りかたを学ぶ小次郎。
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とゆーわけで、ハリさん、台詞の訂正などを。
他の皆様も、ここはこーしたほーが、というのがあれば、アドヴァイスを。
吉GUY@四コマ的オチを狙ってみました。
ji-guy@dike.dricas.com