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Date: Sun, 28 May 2000 03:10:08 +0900
From: k-sasaki@tg7.so-net.ne.jp (k-sasaki)
Subject: [KATARIBE 19182] [HA06P] エピソード『TRPGサークル?(仮)』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200005271811.DAA24788@mail.tg7.so-net.ne.jp>
X-Mail-Count: 19182
こんばんわ〜。
ぼ〜みんです〜。
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エピソード『TRPGサークル?(仮)』
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登場人物
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水瀬璃慧(みなせ・あきえ):
火撫楓(ひなず・かえで):
:留年して高校二年生。TRPG歴は一年六ヶ月ぐらい。
本文
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四限目の授業が終わって、昼休みが始まる。
璃慧 :「ふぅ、音楽室行こっ」
いつものように教室を出ようとしたら、ふと目の端に異様な物を見たような
気がして立ち止まる。
一人の男子生徒が机の上の教科書・ノートを片付けて、傍らの鞄からお弁当
を取り出すところだったのだけど……。
璃慧 :「(あれは、たしか火撫先輩……とかいったっけ?)」
今年から璃慧達のクラスメイト。つまりは留年したということ。
SE :ドンッ!
璃慧 :「(……なんか、おっきい(;^^)」
そう、箱の大きさが尋常じゃない。縦15cm、横10cmぐらい。男子だった
らこれくらい食べるかもしれないけど、深さも10cmはある。これはいくら何
でも大きいと思う。その上、その弁当箱の蓋には派手な絵がプリントされてい
て……。ん? 派手な絵?
璃慧 :「(……なんだルールブックか、びっくりしたぁ)」
お弁当じゃなくて七冊ほど積み重ねられたTRPGのルールブックだった。
火撫先輩はどうやらキャラクターを創っている最中のようで。気合いを入れる
ためか腕まくりまでしてる。璃慧ももちろん知ってる有名なTRPG。ちょっ
と気になって後ろから机の上をのぞいてみる。
璃慧 :「か、かわいぃ〜!」
キャラクター・シートのイラスト欄に描かれていたのはパヤパヤとしたフク
ロウ。つい声を出してしまう。
当然、火撫は振り返ってくる。
火撫 :「およ? ……もしかしてこれ、知ってる?!」
璃慧 :「えっ……ええ、うん、知ってるけど……」
火撫 :「ホントッ?! 誰も知らないかと思ってたよぉ〜。うれ
:しぃ〜! 前はクラスの友達どうしで集まってやってたん
:だけど、都合があわなくなっちゃって〜。(……みんな受
:験だし(;;)あ、ねぇ、セッションとかやってんの?」
璃慧 :「ん、TRPGサークルでたまぁに」
火撫 :「ほぇ? てぃー・あーる・ぴー・じーさーくる……?」
璃慧 :「知らない? サークル紹介やったはずだけど……」
火撫 :「そ、そんなの知らない〜! 活動日、いつぅっ!?」
璃慧 :「(2年間通ってて知らなかったのか……(^^;)」
その日の放課後のこと……。新一年生に混じってサークルの説明を聞く楓の
姿があったとさ。
時系列
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2000年4月の半ば過ぎ
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瑠璃夢さん、手直し、ばしばしお願いします〜。
あと、音楽室へはいつも3人で行っているのであれば、
望さんや悠さんも登場するかもしれませんね。
であ〜。
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ぼ〜みん
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