[KATARIBE 19144] Re: [HA06P] エピソード『タイトル未定』

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Date: Tue, 23 May 2000 18:54:17 +0900
From: DSSW Miyachi <dssw_miyachi@yasu.screen.co.jp>
Subject: [KATARIBE 19144] Re: [HA06P] エピソード『タイトル未定』
To: kataribe-ml@trpg.net
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ど〜も。
総統です。

 とりあえず修正分のマージと追加。
 しかし、タイトルきめないとねぇ。

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エピソード『』
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登場人物
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 水島翡翠(みずしま・ひすい) : アルコール駆動のサイボーグ
 平田阿戸(ひらた・あど) : トリガーハッピーな吸血鬼ハンター

聖書協会−昼
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 聖書協会の2階
 酒の臭いが充満し、あたりには酒瓶がごろごろと転がっている

 翡翠     :「んーん」
 平田     :「……も、もう飲めな……ぐぅ……」

 二人とも朝まで飲み明かし見事につぶれたようだ

 翡翠     :「あー、昼……か」

 機械の体なだけあって、大量飲酒の後も後遺症のない翡翠である

 平田     :「ぐぅぐぅ」
 翡翠     :「……」

 なにもやることがないので、しばらくぼーっとする翡翠

 翡翠     :「暇だな……」

 酒臭いのでシャワーなどを浴びて、とりあえず新聞などを読んでみる。
 素っ裸なのが、翡翠の性格を表しているが。

 翡翠     :「……おいしい夕食特集……料理ねぇ」

 自分が物が食べられない仕様であるために、料理という物をてんでしたこと
がないのに気づく翡翠。

 翡翠     :「ふーん」
 平田     :「ぐぅ……」
 翡翠     :「……くくく、面白そうだ」

数十分後
--------
 平田     :「ううむ……頭が痛い……」

 どうやら、お目覚めのようである
 と、いい匂いに気づく平田

 平田     :(醤油の焦げる匂い……誰だ?)

 ストーキング技術を駆使してキッチンの方へと忍び寄る平田
と、そこには驚愕の光景があった

 翡翠     :「お、起きたか平田〜、飯を作ってやったぞ、食え」

 なんと、素肌の上にエプロン、いわゆる裸エプロンで料理を作る翡翠がいた
のだ。

 平田     :「な……なななななななな、なにをしている」
 翡翠     :「なにって、料理じゃん」
 平田     :「気は確かか?」
 翡翠     :「さぁ、食え(ぎらり)」
 平田     :「は、はい」

 と、テーブルに付くがそこに出されたのは焼きラーメンであった

よりによって
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 ちょうどその時。

 煖      :「平田さん、こん……」
 平田     :「あ…………」

 ながーい沈黙。

 煖      :「……お取り込み…中……でしたね(にこっ)」
        :「………ごめんなさい…」

 SE      :ぱたん…たったったったった…

 半ば呆然と煖の背中を見送ったまま、固まる平田。

 平田     :「…………ああああぁぁぁぁぁ!!!」

 ようやく、事の重大さに気付いたらしい。
 と、今度は翡翠を探しに来たらしい慎也が入ってくる。

 慎也     :「煖ちゃん、なんか普通じゃなかったみたいですけど何か
        :あったんで……あー(納得)」

 流石に翡翠とは長い付き合いの慎也である。

 平田     :「……(よりによって、はだかえぷろん……)」(呆然)
 慎也     :「……(ぽん)がんばってください、こんな事よくあること
        :です(しみじみ)」

 今までの苦労が窺えるセリフである。

 平田     :「…………そ、そうだな、落ち着いて、状況を……あああ
        :ああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 おちついて状況を整理しようとしたら、どう考えても絶望的な結果にしか思
い至らなかったようだ。

 慎也     :「翡翠、あんまり平田さん、からかうんじゃないぞ
        :(苦笑)」
 翡翠     :「ちっ、もっと面白い反応が来るかと思ったのに」

 翡翠の言葉に、ついに錯乱して、壁に頭を打ち付けていた平田がピタリと止
まった。ゆっくり、ことさらゆっくりと振り返る。

 平田     :「…………死んでくれ」(すらり)

 正確に翡翠の眉間に向けられた銃口は微動だにせず、目はどうしようもなく
据わっていた。

ふんだりけったり
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 煌      :「ちゃ〜っす」(どがん)
        :「うおっΣ( ̄□ ̄;;)」

 いつもの調子でドアを蹴り開けて入ってきた煌は、この緊迫した状況を目に
して流石に驚いた。

 煌      :「銃刀法違反がM66を銃で脅してエプロン強要??」
 慎也     :「この状況の場合、そう見えなくもないね(^^;」

 勘違いはあるようだが。

 煌      :「で、見届け人…と(びしぃ)」
 慎也     :「まあ、そうなるわな(w」
 煌      :「で、どーしたのん?」

 もはや慎也の落ち着きぶりも入神の域である。そのまま、これまでの顛末を
おもしろおかしく説明しはじめた。

 平田     :「お前等、出ていけ……」(ぼそっ)
 翡翠     :「あ、弾は抜いといたぞ」

 銃口をそちらに向けようとした瞬間、翡翠が思い出したように言う。イタズラ決行前に抜き取っておいたようだ。

 煌      :「なんやねん。せっかく煖がこーえんでさびしそーにして
        :たから、知らせにきてやったのに(ぶつぶつ)」
 平田     :「…………」
 煌      :「どした? 急にだまって」
 慎也     :「あんまり核心だったんでショックだったとか(w」
 翡翠     :「ゲラゲラゲラ」

 ぽいと手にしていた銃を放り捨てる平田。
 そしてコートの下から別の銃を取り出す。

 平田     :「全員出ていけええええぇぇぇぇぇ!!」

 SE      :ドガガガガガガガガガッ

 3人の足元の床板がバラバラと派手に舞い上がる。

 翡翠     :「ぎゃはははは、ラリったラリった」
 煌      :「わっ、キレた」(ぐいっ)
 慎也     :「おおう、なにすんねん(^^;こんな時人を守るのがメ
        :イドの仕事とちゃうんか〜(^^;;;」

 煌は首根っこをつかんで慎也を盾にしている。

 煌      :「忍法、空蝉の術っ」(ぽいっ)
 慎也     :「お前、それでもメイドか〜(意味不明)」

 さらにどこから取り出したかロープで慎也を縛り上げ、平田に投げつける。

 煌      :「どっかの世界の性欲処理装置兼護衛用具じゃないのよ〜
        :(けたけた)」

 SE      :ごぎゃっ

 平田     :「ぐわっ」

 狙いすました自称空蝉の術は、丁度ドロップキックの形でひらったーの胸元
にクリーンヒットし、平田はドア脇まで綺麗に吹っ飛んだ。
 ちなみに投げられた慎也も落下の衝撃で腰を痛打した様子である。

 慎也     :「だ〜、最低か〜(TーT)」
 翡翠     :「ゲラゲラゲラ」
 慎也     :「翡翠っ!お前、彼氏がピンチやのに助けようと言う気は
        :……無いわな、多分(苦笑)」
 煌      :「ほぉ〜ん。誰が誰の彼氏だって?」
 慎也     :「………あ゛」
 平田     :(むくっ)「…………」

 ネタ体質の慎也が墓穴を掘っている間に、平田はとぼとぼと聖書協会を後に
した。

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 公園のシーンは体調がいい時にやります(ぉぃ

ではまた。
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DSSW 宮地伸季
E-mail: dssw_miyachi@yasu.screen.co.jp
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