[KATARIBE 19035] Re: [HA06P] 『光る少女の怪』編集版(暫定)その3

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Date: Wed, 17 May 2000 21:38:14 +0900
From: "球形弐型" <BallMk-2@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 19035] Re: [HA06P] 『光る少女の怪』編集版(暫定)その3
To: <kataribe-ml@trpg.net>
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ども、球形弐型です。

>
>  どうも、ごんべです。ソードさん、進行をありがとうございます。
>
>
> > とりあえず、ごんべさんの案で動いています。
>
>  了解です。
>
>  では、以下に修正追加など。

了解しました。
この案で、進めていきましょう。

> >************************
> >捜索開始
> >--------
> (以下、適宜省略)

(中略)

>
>
>  以上、祐司パート終わりー(笑)
>  このシーンも、ここで終わりかな、と思います。
>
>  球形弐型さん、進行方針の確認をお願いしますー。
>

分かりました。
この話で行きますと、由摩は、何時の間にか単独行動してますね。
それでは、由摩が、単独行動になるまでの話を繋げて見ましょう。

******************************
由摩達も捜索開始
----------------

 夕暮れが来て、由摩達もそろそろ捜索を開始しようと準備する。

 由摩     :「萌ちゃん、懐中電灯持った?」
 萌      :「うん、持ったよ。」
 由摩     :「カメラは私が持ったと……」
 萌      :「カメラ?」
 由摩     :「もっちろんっ♪光る少女が出たら、撮るに決まってるじ
        :ゃないっ☆」

 そう、由摩はまだ気づいていない。
 自分が「光る少女」だと言うことを……。
 もっとも、気づいているなら、捜索するはずなどないのだが。
 好奇心旺盛な由摩にとって、「光る少女」ほど格好の獲物はない。
 カメラに収めて、みんなに自慢したいのだ。
 一方、萌の方はと言うと……好奇心より恐怖心が先立って、あまり乗り気で
はないようだ。
 噂によると、光る少女は、幽霊だと言う説も上がっている。
 萌は、おばけが、だいの苦手なのだ。

 煌      :「おーい、あんたら〜、そろそろ行くよ〜。」
 由摩     :「うんっ♪行こう、萌ちゃんっ☆」
 萌      :「う、うん……(おばけじゃないといいなぁ……)」

 そして、由摩達は、ベーカリーを後にした。

***********************************
夜の住宅街
----------

 由摩達が捜索を開始して、1時間ほど経つ。
 既に、日も暮れ、住宅街には、夜の帳が降りていた。
 だが、未だ、「光る少女」に出会っていなかった。

 萌      :「……由摩ちゃん、多分、今日も出ないんだよ……」

 相変わらず、萌は弱気だった。

 由摩     :「大丈夫。今日は、絶対出る気がするよっ☆」

 何の根拠もないが、由摩は、前向きに考えている。
 どうしても、由摩は、光る少女に出会いたかったのだ。

 煌      :「しっかし、あんたらも物好きだねぇ〜( ̄∇ ̄)」
 煌      :「相手は、どんな怪物が分からないんだよ〜」

 煌は、由摩達を煽り立てる。

 萌      :「か、怪物!?」
 由摩     :「怪物じゃないよっ、絶対、可愛い少女なんだよっ。
        :きっとねっ☆」
 煌      :「はぁ〜……」
 由摩     :「それで、私、友達になるんだっ♪」
 萌      :「『光る少女』と?」<由摩
 由摩     :「うんっ♪きっと、一人ぼっちで寂しいんだよっ☆
        :だから、人前に現れて、話しかけてくるんだと思うん
        :だっ☆」

 由摩は、光る少女が人を襲うなどとは信じていないらしい。

 萌      :「うん、そうだねっ☆きっと、寂しがり屋の女の子なんだ
        :よっ☆」

 怪物よりは、そっちの方がよほどいい。
 これで、おばけじゃないなら、自分だって友達になろうかな、と考える萌だ
った。
 こうして、更に数十分歩きつづける由摩達。
 しかし、全く出る気配は無かった。
 他の捜索している人たちに出会って聞いてみるものの、他も全く動きは無い
ようだ。

 由摩     :「おかしいなぁ……今日は、絶対出ると思うんだけど
        :なぁ……」

 何が絶対なのかは、良く分からない。
 その時、由摩はあることを思い出した。

 由摩     :「……あっ、そっかっ♪」
 萌      :「……えっ?……どうしたの、由摩ちゃん?」
 由摩     :「人が多いから、出てこないんだよっ」

 由摩が言いたいことは、つまり、今までの事例を考えると、「光る少女」が
出現するパターンは、一人の時、若しくは、二人の時に出現すると言うことな
のだ。

 由摩     :「……だから、3人じゃ出てこないんだよっ☆」

 由摩は力説する。

 萌      :「うーん……でも、一人じゃ危ないよ……」

 今いる3人を二手に分けると、どっちかが一人になってしまうのだ。

 由摩     :「うーん……じゃあ、萌ちゃんは、煌さんと一緒に探して
        :ねっ☆」
 萌      :「由摩ちゃんは?」
 由摩     :「私、うちに帰って、おにいちゃん連れてくるよっ☆」
 萌      :「そう……それなら安心だねっ☆」
 由摩     :「うんっ♪私の家、この近くのはずだから。」

 こうして、由摩達は、二手に分かれて行動することになった。
 それが悲劇の始まりとも知らずに……。

***********************************
由摩、家に帰れず……
--------------------

 由摩は、萌達と別れ、一旦家に帰ろうと歩き出す。

 由摩     :「えーっと……あれ?ここ何処だろう?……」

 由摩の家は、確かにこの近くであることは、間違いないが……
 一応、道は覚えてするはずなのだが、住宅地でも、この辺りを歩くのは初め
てだったのだ。
 昼間であれば、もう少し道も分かるが、既に暗くなった住宅街は、昼間とは
まるで、別空間に由摩は感じていた。

 由摩     :「うーん……暗くてよく分からないなぁ……」

 すると、ぼうっと髪の毛が光り出す。

 由摩     :「よしっ☆これでOKだねっ♪」

 由摩は、一人呟きながら、家路を急いだ。

***********************************

こんな感じで、由摩は単独行動を始めたということになるわけですね。
この後、祐司と司の話が入ると感じで。

それでは、タイガさん、ハリ=ハラさん修正、加筆などありましたらお願いします。

では。
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球形弐型こと「伊沢英人」

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5月のつぶやき

「自己完結は、その時点で既に、思考が止まっているとも言える」
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