[KATARIBE 19031] [HA06P] エピソード『演奏会♪』

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Date: Wed, 17 May 2000 23:54:41 +0900
From: さし <yumemi@din.or.jp>
Subject: [KATARIBE 19031] [HA06P] エピソード『演奏会♪』
To: <kataribe-ml@trpg.net>
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こんばんわぁ
さしです

とりあえずちょっと遅くなったけどEP作りましたぁ
ってなんかEP書くの久しぶりだなぁ(笑)
絶対変なとことかあると思うけど気にしないよーに(笑)

誰か乱入してくれないかな〜♪

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エピソード『演奏会♪』
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登場人物
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 如月刹那(きさらぎ・せつな)
     :吹利学校高等部の2年生。
     :今回は演奏中に寝ないようにちゃんと前日はしっかり寝てきた。
 緋夕秋良(ひゆう・あきら)
     :刹那のクラスメート。
     :クラシックなどは刹那より知識がある。


到着!
------
 刹那     :「やっと着いた〜」
 秋良     :「だいたい1時間くらいかかったねぇ」

 今日は悠たちのオーケストラ部の演奏会があるのでとりあえず友達を誘って
演奏を聞きに来たのである。

 刹那     :「もっと早く着くかと思ったのに電車がぜんぜん来ないの
        :が悪い〜」
 秋良     :「別に間に合いそうだからいいじゃん」
 刹那     :「まぁそだな、とりあえずさっさと行くか」


入場!
------
 ちょっとぼろい気がする公民館に到着。

 刹那     :「ここでいいのかな?」
 秋良     :「入り口にオーケストラ部演奏会って書いてあったからあ
         ってると思うよ」
 刹那     :「そんじゃ入るか」

 自動ドアを入るとすぐに受付が見えてきた。そこは天井が高く吹き抜けみた
いになっていて奥にはなにか石像らしき物も見えた。

 秋良     :「なんだろあの石像……」
 刹那     :「ま、まぁとりあえず受付済ましちゃおう!」
 秋良     :「そだね」
 
 とりあえずパンフとかもらうために受付へ行く事にした。
 
 受付の人   :「チケットはお持ちですか?」
 刹那     :「え、持ってませんけど……」
  受付の人   :「それじゃあ(受付の人が持っていたチケットを2枚切り
        :離して)はいどうぞ」
 刹那     :(チケットの切れ端とパンフをもらって)「あ、はい」

 とりあえず時計を見てまだ少し始まるまで時間があったのでベンチで少し休
憩してる事にした。
 
 刹那     :(パンフとかを渡して)「はい、パンフとチケット」
 秋良     :「さんきゅ」
 刹那     :「つーか入り口でチケットをくれるのにチケットをあらか
        :じめ配っておく必要はあるのか……」
 秋良     :「まぁいいんじゃないの」
 刹那     :「璃慧とかチケットの事なんか一言も言わなかったのに……
        :(ぶつぶつ)」
 秋良     :「まぁ別になしでもぜんぜん入れたからいいじゃない」
 刹那     :「まぁそだな……。ってこんなとこで休憩してないでさっさ
        :と入ろうか?」
 秋良     :「そだね」

 時計を見ると開演5分前までせまっていた。始まる前にさっさと席とかをと
るためにいそいそと中に入るとそこそこ客が入っていた。
 
 刹那     :「なんか予想してたより人少ないなぁ」
 秋良     :「まぁ高校の部活の発表会なんだからこんなもんでしょ」
 刹那     :「そだな。とりあえず前のほうの席が空いてるからあの辺
        :にする?」
 秋良     :「そーだね。」
 刹那     :「んじゃあそこに決定!」


着席!
------
 前のほうにちょうど2人分席がうまいぐあいに空いていたのでとりあえずそ
こに向かった。

 刹那     :(空いてる席のほうに歩きながら)「(あれ、たしかあれ
        :って悠の親と妹じゃ……)」
 秋良     :「ん?どーかした?」
 刹那     :「(まっ別にんなことどーでもいいか……)いや、別にな
        :んでもない」

 とりあえず席に座りパンフとかを読んでいると突然開演を知らせるブザーが
鳴り響いた。
 
 アナウンス  :「これより吹利学校高等部管弦楽部秋季定期演奏会を開演
        :いたします。みなさまどうぞごゆっくりお聞きください」

 アナウンスが終わると舞台横からぞろぞろと演奏者達が現れ順番に席につい
ていった。

 刹那     :「(お、ぞろぞろ出てきた)」
 秋良     :「(なんかおじさんが混ざってるような……)」
 刹那     :(小声で)「パンフ見ると15歳くらい年上の人とかが演
        :奏者の中に混じってるぞ」
 秋良     :(小声で)「そーなのかぁ。って刹那!こういう時だけ人
        :の心読むな!」
 刹那     :(小声で)「ははは。って始まるぞ〜」
 秋良     :「(あ、話いきなりそらしてるし……)」
 刹那     :(小声で)「はいはい、いいからおとなしく聞いてようね」

 などとやりとりをしている間に演奏者達は全員席に着き指揮者もスタンバイ
が完了していた。そして1曲目の「フィガロの結婚」序曲が始まった。

 刹那     :(パンフの出演者の座席表を見ながら)「(えっと璃慧は
        :あそこでクラリネットを吹いてて、そんで望はあの前の方
        :でバイオリン弾いてるかぁ。悠は前のやつが邪魔でぜんぜ
        :ん演奏してる姿見えないじゃないか〜)」

 いろいろ思いながら聴いていたらいつの間にか1曲目が終わりさっさと次の
「ペールギュント」第1組曲より1、朝 4、山の魔王の宮殿にてがつぎつぎ
にはじまってしまった。

 刹那     :「(あ、なんか望だけ1人で出てきて目立ってる〜。って
        :そーいやあコンミスとかいうのを望がやるとかなんとかた
        :しか言ってたなぁ。つーかさすがにうまいなぁ……)」
 
 ぼーっと聴いていると(もちろん寝てないよ!)3曲目も終わってしまいラ
スト1曲になった時にぞろぞろと演奏者が舞台横に帰ってしまった。誰も舞台
の上にいなくなると突然
 
 アナウンス  :「ただいまより15分間の休憩を取ります」

 というアナウンスがあった。

 刹那     :「15分しかやってないのにいきなり15分休憩かい……」
 秋良     :「同じ時間だね……」
 刹那     :「まぁでも間に休憩があるから寝る確率がいつもより少な
        :くてすむなぁ」
 秋良     :「寝ないようにね(くすくす)」
 刹那     :「笑うな! とりあえず暇だからパンフでも見てるか……」
 秋良     :「んじゃあ僕はちょっとトイレにでも行ってくるね」
 刹那     :「おう」
 

パンフの内容は……
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 秋良が行ってしまい暇になったのでさっき言ったとおりパンフを適当に読む
ことにした。
 
 パンフの内容 :「白月悠さんの場合本人の声がすでに何かの管楽器になり
        :そうなのでわざわざ楽器を使う必要ははないのではないか
        :と思った事があります」
 刹那     :「…………」
 パンフの内容 :「話していると段々”水瀬ワールド”にはまってしまって
        :るんだよね。……(中略)……そして彼女の更なる発展は
        :いかにクラリネットをきかせるだけで”水瀬ワールド”に
        :引きこめるか、という方向にむかうと思うんだ」
 刹那     :「(み、水瀬ワールドっていったいなんなんだ……)」
 パンフの内容 :「彼女の立ち振る舞いはどことなく良家のお嬢様風である」
 刹那     :「(当たってるような当たってないよーな……)」

 などど自分でつっこみを入れながらパンフを読んでいると秋良が帰ってきて
そして後半の演奏が始まってしまった。ちなみに残り1曲はベートーベンの交
響曲第5番「運命」である。

 刹那     :「(ぐわ〜めちゃめちゃ眠くなる曲じゃないか〜)」

 もしかしたら望が催眠電波出してるんじゃないかと思いながらとりあえず寝
ないように努力しながら演奏を聞いていた。

 刹那     :「(うぅ眠くなってきた……つーかさっきの3曲と比べて
        :なんか長いし……)」

 曲の前半は普通に聴いていたのだが曲の後半はもう眠気と戦っていた。30
分くらいして曲が終わり拍手の渦が起こり演奏者はゆっくりと順番に退場して
いった。


眠気との戦い終了
----------------
 刹那     :「う〜なんとか寝ないで全部聞いてられたぁ」
 秋良     :「おつかれさま」
 刹那     :「つーかなんでお前はそんな余裕なの……」
 秋良     :「さぁ別にぜんぜん眠くなかったしね」
 刹那     :「うらやましい……」
 秋良     :「とりあえず演奏も終わっちゃたし客も帰り始めてるから
        :僕らも出ようか?」
 刹那     :「そーだな」

 パンフとかしまいとりあえずロビーのほうへ戻る事にした。

 刹那     :「あ、アンケートどうしよう」
 秋良     :「ペン持ってないよぉ」
 刹那     :「僕も持ってないよ。それに書く場所なさそうだし」
 秋良     :「どーする?」
 刹那     :「まいっか。別に強制的に書けってわけじゃなさそうだか
        :ら別にいいよ」
 秋良     :「まっしょうがないね」
 刹那     :「さてとりあえず悠達は出てくるかな?」
 秋良     :「少し待ってみたら?」
 刹那     :「んじゃ出てくるかもしれないのでそれじゃあ少し待って
        :るか」

 少しだけ待つ事にして少しホールをうろついていたが一向に出てくる気配が
なかった。

 秋良     :「ぜんぜん出てこなさそうだし、みんなぞろぞろと帰って
        :るね」
 刹那     :「出てこなさそうだから僕らも帰ろうか?」
 秋良     :「そーしようか」
 刹那     :「おう」

 受付の前を通るとアンケートを提出させられそうなので受付の前を通らない
ようにして公民館を後にした。


お楽しみ
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 駅に向かって歩いていると

 刹那     :「ねーねー、さっき来る途中に見かけてゲーセン寄って見
        :ない?」
 秋良     :「ん?いいよ」
 刹那     :「よっしゃ〜決定!」
 秋良     :「ギタフリあったらセッションやろ〜♪」
 刹那     :「お〜!」

 こうしてゲーセンへ一直線へ向かって行った。


時差列
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 2000年5月上旬


解説
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 悠達の演奏会を聞きに行くお話。 

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おもいっきり実話です。

ではではっ!


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
さし(ゆめ)
yumemi@din.or.jp
http://www.geocities.co.jp/Playtown/6585/
HP現在がんばって更新中♪

    

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