[KATARIBE 18845] [HA06P] エピソード「えんそ〜かい」

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Date: Sat, 6 May 2000 13:27:01 +0900
From: 小西 朱水 <akami_k@livedoor.com>
Subject: [KATARIBE 18845] [HA06P] エピソード「えんそ〜かい」
To: 語り部メーリングリスト <kataribe-ml@trpg.net>
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こんにちわ。小西です。

EP(実話ネタ)を一本……

背景は、各自IRCログを確認してください。

……旅行篇続編(新潟篇)も流していないのに新規EP作ってど〜すんだ? 

(ふぁらんどーるとは無関係(のはず)です。)

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エピソード『えんそ〜かい』
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登場人物
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* 小西の持ち物 *
大沢  祐太(おおさわ・ゆうた):
   :ホロヴィッツが憑依しているピアニスト。
沢野口 博康(さわのくち・ひろやす):
   :東京在住の知識欲の怪物。

* 借り物キャラ *
滝川  健一(たきかわ・けんいち):
   :霊力形成士。数学マニア。吹利高校の2年生。
兼澤  圭人(かねさわ・けいと):
   :吹利高校TRPG研究会所属の高2。TRPG歴はそれなりに長い。
如月  刹那(きさらぎ・せつな):
   :サイキッカー高校生。なぜか家事は得意なほうである。
水瀬  璃慧(みなせ・あきえ):
   :言霊使いの高校生。オーケストラ部(Clパート)に所属。
白月  悠(しらつき・はるか):
   :璃慧と望のクラスメイト。実は美化委員らしい(苦笑)
   :こちらもオケ・ウーマン(Flパート)
雪丘  望(ゆきおか・のぞむ):
   :眠り魔。家族の中では結構立場は低いが、遠慮はないらしい

前日夕方
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明日は吹利学校(高等部)の演奏会。PTA主催で毎年恒例になっている。

大沢  :「合わせ行くよ。先に両手から」

今年の『目玉商品』が大沢氏の出演。ラヴェルのピアノ協奏曲2曲を弾くこと
になっている。

水瀬  :「はい。よろしくお願いします」

最後のホール練習。客席にはオケラメンバーを含む数人が座っている。

雪丘  :「全員眠らしてしまおうかしら……」
白月  :「やめておいてあげなさいよ。可哀想じゃないの」
雪丘  :「しかし、水瀬さんに伴奏が押し付けられるとはね」
白月  :「楽譜見せてもらったけど、伴奏はそれほど難しくないよ」

そうこうしている間に、ピアノが加熱され、あと一歩で火を噴くところまで
温まる。

大沢  :「ストップ! そこ、音違うぞ」
水瀬  :「すいません」(しょんぼり)

白月  :「可哀想ね。あんな仕事を押し付けられちゃって」

当日朝
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滝川  :「璃慧ちゃーん、今日の演奏会出るの?」
水瀬  :「大沢さんの伴奏なのよ」
兼澤  :「うは? どこの誰が押し付けたの?」
雪丘  :「多分PTAの人たちが……」
滝川  :「運が悪いというか、大変だというか、……」
水瀬  :「そういえば、三橋君と香子ちゃんは?」
#「みなせ」でダブってるので、多分水瀬は水無瀬のことをこう呼んでいると
思います。
滝川  :「第一、あの二人は今吹利にいるの?」
如月  :「さあ」
白月  :「偽璃慧:『ラヴェルが難しいなんてうそ! 』」
水瀬  :「あたしを殺す気?」(げしげしげし)
沢野口  :「おっひさ〜」
滝川  :「あれ? 何で沢野口さんが?」
沢野口  :「ちょっと吹利へ出てくる用事があったから、ついでに演奏会に」
水瀬  :「だれ?」
滝川  :「沢野口さん。三橋と香子ちゃんにわけのわからない知識を大量
     :供給している人」
水瀬  :「第一、あんなクラパートすら吹けそうにない曲をピアノで弾か
     :されるとは……」
如月  :「まあ、君しか弾けないんだからいいじゃない」
水瀬  :「蹴っていい?」
如月  :「あ?うん、……んなわ」
水瀬  :ぼかっ(一発蹴り飛ばす)
如月  :「……けないやろ!」(5メートル先へ吹き飛ぶ)

楽屋にて
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大沢  :「お久しぶりでございます。」
沢野口  :「こないだ、香子ちゃんがうち来てさ、いろいろな資料を漁っ
     :てったよ。」
大沢  :「そちらの家には訳わからない資料が山積ですからね。」
水瀬  :「それでは、よろしくお願いします。」
大沢  :「こっちこそよろしくお願いします。」

演奏会本体は意図的に省略。

時系列
 GWに行われる吹利高校のPTA演奏会。

解説
 PTAの陰謀で難曲の伴奏を強要された水瀬とその取り巻き達。

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ってなとこです。
実話、フィクション3:7です。
乱入、拡張大歓迎です。

小西 朱水
mailto:akami_k@livedoor.com


    

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