[KATARIBE 18824] Re: Re: [HA06P] 「学校の怪談第五話〜『呪いの絵』〜」

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage


Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Thu, 4 May 2000 00:00:26 +0900 (JST)
From: タイガ  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 18824] Re: Re: [HA06P]  「学校の怪談第五話〜『呪いの絵』〜」 
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200005031500.AAA17091@www.mahoroba.ne.jp>
In-Reply-To: <200004141858.DAA91078@www.mahoroba.ne.jp>
References: <200004141858.DAA91078@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 18824

2000年05月04日:00時00分25秒
Sub:Re:  Re: [HA06P] 「学校の怪談第五話〜『呪いの絵』〜」 :
From:タイガ


 ども、タイガです。
 こんばんは>「学校の怪談」関係者の皆様

 ぎりぎり間に合い……ましたよね?(^^;;
***********************************************************************
(前略)
> 不意に真美のページをめくるはやさが上がる。
>
> 真美      :「……あった!」

 由摩     :「どれどれ?」
 真美     :「待って、今読むから……。
        :『呪いの絵。吹利学校初等部七不思議の一つ。動かすか、        :指差すと祟られるという。
        :7年前に、絵を描いた少女(すでに死去)の父親から、
        :寄贈されたこの絵は、数年前、別の絵に換えるため、取り
        :外そうとしたある教師が突然体調の不良を訴えた事から、        :呪いの絵として、七不思議の一つに数えられる事になった。
        : 動かそうとすると祟りがある。と言うのはまだいいが、
        :なぜ、指差すだけでも祟られるというのか、その謂れは、
        :まったくの不明である』だって」
 萌      :「じゃあ、その子が原因なのかなぁ?」
 翼      :「きっとそうだよ」
 元春     :「それで、どうすれば祟りから逃げられるのかなぁ?」
 真美     :「……ごめん。見つからない(しゅん)」
 萌      :「供養してあげればいいんじゃないの?」
 由摩     :「まぁ、その、絵を描いた子について調べれば、きっと、
        :その辺もわかるよ」

 そう話が決まったところで、皆いったん家に帰ることにした。もう夕方で、
家族が心配するからだ。

「絵」
-----

 先生     :「あの絵かい? あの絵はもう7年も前に、病気で死んだ
        :子が描いた絵でね……」
 萌      :「その子ってどんな子だったの?」
 先生     :「ん? 不憫な子だったよ。生まれつき病弱でね。学校に
        :これたのも年に数えるくらいだった。それでね。せめて、
        :自分の代わりに絵だけでも、と、一所懸命に描いたのが、
        :あの絵なんだよ。
        : あまり体にはよくなかったかもしれないが、生きる支え
        :になるならと……。実際、絵を書き終えてすぐに、彼女は
        :死んでしまったんだ……」
 由摩     :「ふぅん……」

 礼を言って、職員室から出る五人。

 萌      :「ねぇ……」
 由摩     :「なぁに?」
 萌      :「違うんじゃないかなぁ?」
 翼      :「違うって、なにが?」
 萌      :「そんなに学校が好きだったんなら、祟りなんてしないと
        :想うの」
 元春     :「じゃあ、翼ちゃんはどうしてあんな目に会うの?」
 萌      :「それは……」
 由摩     :「ん〜、じゃあ、あの絵をよーく調べてみよ。どんな絵か
        :見てみれば描いた人の性格とかもきっとわかるよ」

 廊下をしばらく行くと、その絵が見えてくる。
 描かれているのは一人の少女。やや暗い、どことも知れぬ場所に一人、佇ん
でいる。ただ、少女自身は光にあたっているように、仄白く浮かび上がってい
る。

 萌      :「悲しそうな絵だね」
 由摩     :「そうね」
 翼      :「……?(首をかしげる)」
 元春     :「どうしたの?」
 翼      :「前に見たときより、悲しそうに見えるの」
 元春     :「(見直す)そうなの? どうしてだろ?」
 翼      :「あんな話聞いたからかなぁ」
 萌      :「…………(目を閉じる)」
 真美     :「どうしたの?」
 萌      :「なんか、他にも人が居るみたいな感じ」
 由摩     :「(きょときょと)……居ないよ?」
 萌      :「まわりじゃなくて、絵の中に」
 元春     :「絵の中に!?」
 
***********************************************************************
> と、ここでまたいったん切ります。
> 加筆修正等よろしくお願いしますm(__)m>岩鳶さん、球形弐型さん、久志さん
>
> ……我ながら何時終わるのやら(^^;;;。
>
>
>
>



    

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage