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Date: Sat, 15 Apr 2000 03:58:03 +0900 (JST)
From: タイガ <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 18663] Re: Re: [HA06P] 「学校の怪談第五話〜『呪いの絵』〜」
To: kataribe-ml@trpg.net
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X-Mail-Count: 18663
2000年04月15日:03時58分03秒
Sub:Re: Re: [HA06P] 「学校の怪談第五話〜『呪いの絵』〜」 :
From:タイガ
ども、タイガです。
こんばんは>「学校の怪談」関係者の皆様
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(前略)
> ほっと、一息つく5人。しかし、驚くべき事がその後やって来た救急隊員に
>よって明かされる。
>
> 由摩 :「え? 怪我、してないの!?」
> 隊員 :「ああ。かすり傷一つ、してないよ」
> 萌 :「そんな……だってあんなに苦しそうだったのに」
> 隊員 :「う〜ん、そうは言ってもねぇ……ほんとに怪我は無いん
> :だよ。まぁ、皆大した怪我がなくてよかったじゃないか」
> 元春 :「うー、どういう事なんだろう」
> 隊員 :「まぁ、本人は眠ってるだけだし、もうしばらくしたら、
> :起きると思うよ」
> 警官 :「さぁ、もう遅いから帰りなさい。もう聞きたい事は全部
> :聞いたからね」
> 五人 :「はぁい……」
判明
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翼 :「さっきの一体何だったんだろうね……」
他の五人と道を歩きながら、翼が呟く。
由摩 :「う〜ん(腕組み)」
元春 :「なんか一辺に起きて訳解んないや……」
萌 :「あ、マサヒロはああ言う不思議な事に詳しいよ(^^)」
翼 :「マサヒロ? ってだぁれ?」
萌 :「……あ(汗)。えとあのその……(パニクリ)」
真美 :「萌ちゃんのお兄さんだよね」
萌 :「う、うん、そんなとこ……」
翼 :「ふぅん……(・・)」
萌 :「来る?」
翼 :「う〜ん……うん、私も知りたいし」
萌 :「じゃ、付いて来てね(^^)」
歩いてしばし。大河家にて。
萌 :「ただいま〜(からから)」
翼 :「あれ? 鍵かかってないの?」
萌 :(意味ありげににこっ)
翼 :「???」
大河 :「おーおか……ん? 友達か?」
萌 :「あ、ただいまマサヒロ〜♪」
翼 :「あっ、は、はじめまして(ぺこり)」
大河 :「あ……はじめまして(・・)」
その後、大河に絵の呪いからさっきの事件まで、事情の説明をする五人。
萌 :「……て事なんだけど、分かる?」
大河 :「ん〜そうだなぁ……」
少し考え、翼に目をやり、声をかける。
大河 :「ちょっとごめんよ」
翼 :「はい?」
大河 :(じーー)
翼 :「……?(もじもじ)」
大河 :「……なるほど。その羽飾りだな」
由摩 :「羽飾りが、どうかしたの?」
大河 :「それに『飛鳥』の力が宿ってるんだよ」
元春 :「あすか?」
大河 :「そう。自由と解放を現す力だ」
元春 :「でもそれがなんで……?」
大河 :「(翼に)君、さっきの話でバイクに轢かれそうになった時に、
:どんなことを考えてた?」
翼 :「逃げようと思ってるのに足が言う事聞かなくて……」
大河 :「それで気が急いて、とにかく逃げようと思った」
翼 :「はい」
大河 :「それでだな。足が、体全体が動かなくても逃げられるように、
:重力から一時的に解放されたんだ」
元春 :「え? どういう事?」
大河 :「つまり、重さが無くなったって事。微妙に違うんだが、別に
:あながち間違いじゃないから、深くは気にしなくていいけど」
元春 :「?(・・)」
大河 :「それから。他の四人も似たようなものがあるな」
由摩 :「え? 私も?」
大河 :「そう。君のはそのリボンで、『灯璃』だ」
由摩 :「あかり?」
大河 :「そ。勇気とか情熱とか、そんなかんじの能力だよ」
由摩 :「ふぅん(リボンをしげしげと見る)」
萌 :「じゃあ、萌のは?(^^)」
大河 :「お前のは『瑞穂』だな。まぁ、命や力そのものを扱う力だ。
:そのカチューシャに宿ってる」
萌 :「へぇ〜。昨日100円で買ってきたのにこんな力があるなんて、
:ちょっと不思議だね(^^)」
大河 :「……ひゃ、100円!?」
由摩 :「うん、昨日リサイクルショップで買って来たんだよ」
大河 :「…………(呆然)」
元春 :「……え〜と(頭をかく)」
大河 :「(はっ)君のは『化煉』だ。物質を別の物に変えたりとかが
:出来る。その、月のキーホルダーに宿ってるよ」
真美 :「それで、私のは『御法』なんですね」
由摩 :「みのり?」
大河 :「そう。よく分かったね」
真美 :「なんか……、書いてありましたから(ページを見せる)」
他四人 :「ええっ!?(覗き込む)」
由摩 :「ほんとだ。他の皆のも書いてある……なんで?」
真美 :「これは『知識』の力だから、みたい。そう、書いてある」
大河 :「そういう事。まぁ、なんの因果でそんなものを手に入れたの
:かは知らないけど、悪用はしないように(^^;」
由摩 :「しないよぅ(むー)」
大河 :「そう祈ってるよ(その点特に凶悪な方だからな、『灯璃』の
:能力は)」
萌 :「ねぇ、それで翼ちゃんを助けられないかな?」
翼 :「あ!」
元春 :「そうか、そうだよヒントくらい分かるよね?」
真美 :「え、あ、うん、探してみる」
由摩 :「あった?」
萌 :「そんなにすぐには見つからないよ(^^;」
大河 :「萌、お前の『瑞穂』で手伝うくらいは出来るぞ」
萌 :「え?」
大河 :「翼ちゃんの『飛鳥』もね」
翼 :「え、どうやるんです?」
大河 :「それらの能力は感情が高ぶれば勝手に発動するんだが、別に
:『瑞穂』なら瑞穂って呼びかければ簡単に使える。萌」
萌 :「なぁに?」
大河 :「こんな風に呼びかけられると応える性質が在るんだ」
萌 :「なによぅ、それだけなのぅ?( ̄_ ̄)」
大河 :勿論違うって(^^;。まぁ、力を引き出せるのは、元々、性質が
:似通った奴じゃないと駄目だけどね。そのカチューシャに手を
:当てて、それで何をして欲しいか呼びかけてごらん」
萌 :「え〜と、瑞穂、……真美ちゃんをてつだって……で良いの?
:……あんまり変んないみたいだけど?」
大河 :「変ってるさ、ほら、翼ちゃんも」
翼 :「でも、何て言うんですか?」
大河 :「そうだね、……一度に読み取れる文字にも限界があるから、
:それを何とかすればどうかな?」
翼 :「え〜と……、飛鳥、真美ちゃんを、一辺に沢山読めるように
:して」
不意に真美のページをめくるはやさが上がる。
真美 :「……あった!」
そこには……。
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と、ここでまたいったん切ります。
加筆修正等よろしくお願いしますm(__)m>岩鳶さん、球形弐型さん、久志さん
……我ながら何時終わるのやら(^^;;;。