[KATARIBE 18648] [HA06P] 水無瀬の旅行 北関東篇・2

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Date: Thu, 13 Apr 2000 23:48:04 +0900
From: 小西 朱水 <akami_k@livedoor.com>
Subject: [KATARIBE 18648] [HA06P] 水無瀬の旅行 北関東篇・2
To: 語り部メーリングリスト <kataribe-ml@trpg.net>
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こんばんわ。小西朱水@EP書き書きモードです。

水無瀬の旅行・北関東篇 後半を流します。

有明テニスの森
--------------
いったんゆりかもめで新橋を往復し、品川へ都営バスで出ることにした
二人。有明駅から徒歩20分。

 水無瀬    :(次のバスは……9時16分?)
 三橋     :「まったくすごいとこだな。」
 水無瀬    :「記憶が正しければ、これは確か都営で唯一首都高
        : 経由便なのよね。」
 三橋     :「ふーん。」

 遠くにバスが見えてきた。

 三橋     :「あれ?」
 水無瀬    :「たぶん。」
 三橋     :「品川駅行き?」
 水無瀬    :「そうよ。滅茶苦茶な大回り路線なのよ。ゆりかもめ
        : よりはましだけど。」
 三橋     :「確かにあれはひどいな。」

首都高有明入り口
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首都高の料金所で一時停止する。前方には東京港トンネルが口を開けている。

 水無瀬    :「首都高は何回目だっけ……」
 三橋     :「そういえば、路線バスで首都高を通るのは少ないよね。」
 水無瀬    :「東京エリアでは臨海がらみしかないんじゃないかしら。」
 三橋     :「福岡は派手に都市高速を使ってたでしょう。」
 水無瀬    :「大宰府までつながったのよね。」

品川駅
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バスから降りてこれからの予定を相談する二人。

 三橋     :「常磐線はどうなるの?」
 水無瀬    :「11時ちょいだから、10時半に出れば間に合うわよ。
        : どこかで何か食べてきます?」
 三橋     :「いいね。」
 水無瀬    :「改築したから、駅の中に何かいいものがありそうよ。」

結局駅の中で食事をして、京浜東北線に乗る。

 三橋     :「快速? 停車駅は?」
 水無瀬    :「東京、秋葉、上野。」
 三橋     :「新橋通過? ゆりか乗り継ぎを無視ってんの?」
 水無瀬    :「わけわかんないわよね。東海道線もあるって言うのに。」

東京駅
------
有楽町を通過するとすぐに東京駅につく。

 三橋     :「上野の乗り継ぎは?」
 水無瀬    :「6分。10番線。」
 三橋     :「きつくない?」
 水無瀬    :「筋トレだわね。」

東京駅到着。しかし発車する気配がない。

 車掌     :「神田駅付近で架線にビニールが付着しました。現在除去
        : 作業を行っております。」

 水無瀬    :「やば!」
        :(山の手じゃ時間が……)
        :車掌に尋ねる。「山手線は動いてますか?」
 車掌     :「山手線は大丈夫です。」

 水無瀬    :「乗り換えよ! 山手線。」
 三橋     :「時間は大丈夫?」
 水無瀬    :「日暮里まで行けばぎりぎりOKかな? くらい。」

日暮里駅
--------
 水無瀬    :「乗り換えランニングよ。常磐下りは4番線。」
 三橋     :「らじゃー。」

三橋が階段にたどり着いたとき、すでに乗り換えターゲットの土浦行きはホームに
入っていた。

 水無瀬    :「急いで!」

 瀬戸際で乗車成功。

常磐線車内
----------
 水無瀬    :「ふう。間に合ったわね。」
 三橋     :「瀬戸際だったね。」
 水無瀬    :「これに乗れれば関鉄竜ケ崎線はいけるわよ。どうする?」
 三橋     :「GO!」
 水無瀬    :「じゃあ佐貫駅下車ね。」

佐貫駅前
--------
 水無瀬    :「食事どうする?」
 三橋     :「よく胃袋に余裕があるな。立ち食いくらいしか無理だろ?」
 水無瀬    :「そうね。ちょっとバス停を見てくるわ。」

関鉄竜ケ崎線ホーム
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 三橋     :「まったくローカルだな。」
 水無瀬    :「DC単行は凄いわね。しかもタブレット閉塞。」
 三橋     :「でも関鉄は儲かってるんだろ?」
 水無瀬    :「前読んだ本によると、関鉄は電化していないためにかなりの
        : 損失を出す計算になっているらしいわよ。」
 三橋     :「確かに国鉄なら電化しかねないな。これだけ乗ってれば。」
 水無瀬    :「明神行きJR吹利線よりはよっぽど乗ってるわね。」

再び常磐線
----------
勝田行きに乗った二人。

 三橋     :「あと何分くらい?」
 水無瀬    :「一時間。そうそう、土浦で長時間停車あるわよ。」
 三橋     :「ホームに下りる?」
 水無瀬    :「あたりまえじゃないの。分割するはずだから見に行きま
しょ。」

土浦駅
------
 三橋     :「ここから分割?」
 水無瀬    :「そのはず。」

 編成の前半分を切り落として、身軽になって水戸方面へ向かう。

 三橋     :「こっちの車両はここ止まりですよ。」
 客A     :「そうなの? 」(慌てる)

 水無瀬    :(独り言)「行き先表示くらい見ましょう。」

友部駅
------
常磐線を捨て、水戸線電車に乗り換え。4両。

 三橋     :「空気輸送とまでは言わんが、輸送過剰だな。」
 水無瀬    :「そうね。」

http://hikigatari.com にアクセスし、一行掲示板に書き込む水無瀬。

花咲@常磐線友部駅+さいころ
 なんか列車の遅れが続いてます。 2D6で、出目は[ 3 ]です。

書き込んだ直後に、再び不吉な放送が。
 車掌     :「発車時刻となっておりますが、常磐線上り電車が遅れておりま
す
        : 関係で、発車を待ちます。しばらくお待ちください。お急ぎの
と
        : ころ大変申し訳ございません。」

 水無瀬    :「大丈夫かな…」
 三橋     :「なんとかなるだろ?」
 水無瀬    :「それがねえ〜」

 時刻表を開いて、上り列車と下り列車の時刻を見比べる。

 水無瀬    :「このとおり、余裕時分がぜんぜんないのよ。」
 三橋     :「すれ違いを変えて調節できない?」
 水無瀬    :「それも無理なの。やると、もっと遅れが激しくなるばかり。」
 三橋     :「まあ、東北線は2X分乗り換えだろ?」
 水無瀬    :「それもそうね。」

 とりあえず3分遅れで発車。

下館駅手前
----------
 水無瀬    :「次が下館ね。関鉄常総線乗換え。」

 列車はホームのないところで停車した。しかも、雰囲気的に駅とはかけ離れてい
る。関東
鉄道のレールもまったく見えない。

 車掌     :「置石がありました関係で、しばらく停車します。お急ぎのとこ
ろ大
          変申し訳ございません。」

 慌てて一番前へ移動する水無瀬。
三橋は「水無瀬ノートパソコン」を開いて http://hikigatari.com にアクセス。

花咲@水戸線下館駅手前+さいころ

 置石で立ち往生。 2D6で、出目は[ 8 ]です。

8分ほど停車していただろうか。列車は発車した。

 水無瀬    :「まったく置石はいやね。 ……って、ひょっとしてカキコした
?」
 三橋     :「うん。さいころ8出たよ。」
 水無瀬    :「上向いてきたわね。」

小山駅
------
 水無瀬    :「13分遅れ…… 少し回復したようね。」
 三橋     :「どーする? 宇都宮行きを待つ?」
 水無瀬    :「せっかくだから、小金井行きがあればそっちにしましょ?」
 三橋     :「すぐ出るよ。」
 水無瀬    :「ちょうどいいわね。」

小金井行きは次が終点。しかし……
 空気輸送。

 水無瀬    :「何これ! 空気輸送じゃないの。」 
 三橋     :「客=ぜろはひどいな。」

前のほうの車両は2両くらい人がいなかった。

小金井駅周辺は何にもないんで、飛ばします。

宇都宮駅
--------
 水無瀬    :「宇都宮といえば、餃子を忘れちゃだめよね。たしかこっちに立
ち食い
        : 餃子屋が…… あった、あった。」

 宇都宮駅には「立ち食い餃子」なるとてつもないものがある。メニューは餃子と酒
類。
水無瀬と三橋は未成年なので、当然餃子のみ。

 三橋     :「餃子、…… 1人前。って180円?」
 水無瀬    :「安いわよね。」

 すかさず一人前の持ち帰りを確保する三橋であった。

 水無瀬    :「意地汚いわよ。」
 三橋     :「いいじゃないの。」

東北〜埼京線の戻り旅はつまんないんで、カット。

渋谷駅到着
----------
 水無瀬    :「さっきの8から調子がいいわね。」
 三橋     :「まったくだ。」
 水無瀬    :「どこで待ち合わせだっけ?」
 三橋     :「君が待ち合わせたんじゃないの?」
 水無瀬    :「ハチ公口だったかな?」
 三橋     :「俺は君についてくしかないんだから。」
 水無瀬    :「ふ〜ん、フツーそこまで言う?」
 三橋     :「あれじゃないの?」

 手を振る沢野口。

 水無瀬    :「あれだ。こんばんわ!」
 沢野口    :「お久しぶり。旅行はどうだった?」
 水無瀬    :「遅れがひどくて……」
 沢野口    :「みたいだね。一行掲示板は見せてもらったよ。」


とりあえず今回はここまで流します。

水無瀬の旅行シリーズ・次は「新潟篇」を流します。

それでは、さようなら。

EP書き書きモード突入中の小西 朱水
mailto:akami_k@livedoor.com



    

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