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Date: Tue, 11 Apr 2000 17:43:34 +0900 (JST)
From: 久志 <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 18612] [HA06P]EP: 『猫のおかず』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200004110843.RAA24766@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 18612
2000年04月11日:17時43分34秒
Sub:[HA06P]EP:『猫のおかず』:
From:久志
久志@逃避第二弾 です。
ちと瑞鶴閉店ネタを引っ張ってみます。
『猫のおかず』
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フラナ :「おばちゃん、猫ってコロッケ食べる?」
大学帰り時間はまだ早め、商店街の肉屋の前でケースの中をじーっと
覗き込んでいる。
おばちゃん :「さあねぇ、猫ならコロッケより唐揚げの方が喜び
:そうだけどねぇ」
おっちゃん :「唐揚げも油っぽいでよ、ササミあぶった奴の方が
:いいんでないか?」
フラナ :「んじゃ、それ頂戴(^^)」
おばちゃん :「そいじゃ、細かく切っといてあげるからよ」
フラナ :「ありがと、おばちゃん」
包みに切ってもらった鶏肉を入れてもらい、てふてふと商店街を歩く。
目指すは、今は人のいなくなってしまった、書店瑞鶴。
ただ、猫だけがいつものように陣取っている。
フラナ :「お待たせー(てててて)」
瑞鶴の猫 :「………なぅ」
ああ、あんたかね。と言わんばかりに面倒くさげに体を起こした。
フラナ :「ほーら、お肉だよ」
買ってき鶏肉を店の隅に置かれたままの餌用の皿に置く。
餌にかぶりついてる間、隣で座って待っている。
フラナ :「早く帰ってくるといいね(^^)」
瑞鶴の猫 :「………(ふすん))」
暮れかけた日差しが、閉じたシャッターに反射し眩しく光った。
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いじょ
瑞鶴の猫とフラナです。
帰りを待ってるというか、気楽だねぇフラナ(笑)