[KATARIBE 18418] [HA06P] 三橋と水無瀬の日常

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Date: Tue, 28 Mar 2000 00:31:50 +0900
From: 北島 哲郎 <jk_tetsu@d8.dion.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 18418] [HA06P] 三橋と水無瀬の日常
To: 語り部メーリングリスト <kataribe-ml@trpg.net>
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毎度お騒がせ小西です。
EPを流します。添削をお願いします。

狭間06:エピソード
「水無瀬と三橋の日常より」
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主要登場人物
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三橋 徹(みつはし・とおる)
 吹利学校高等部2年生。吹利高校管弦楽部部長。
水無瀬 香子(みなせ・きょうこ)
 吹利学校高等部2年生。「第九」合唱団に参加。

大沢 祐太(おおさわ・ゆうた)
 吹利大学芸術学部ピアノ専攻科1年生。

臨時登場人物

高橋 玲(たかはし・れい)
 吹利学校中等部2年生 鉄道研究部部員 「第九」合唱団に参加。
 水無瀬の子飼い。

時系列

1999年末。
クリスマスは終わり、正月体制へは入っていないくらいの時期。

本編
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 冬。年末。吹利学校オケは年末恒例の「第九」へ向けて猛練習+演奏会
シーズン。今晩もキナハレで演奏会がある。今晩の合唱団は吹利学校グリー
クラブなど。
 午後3時。とりあえず練習が一段落し、練習場(=吹利学校)から会場
への移動準備をはじめるころ。
 今晩のプログラム:6時30分開場 7時開演
 オーケストラ:吹利学校オーケストラ 指揮:三橋徹
 合唱団:吹利学校グリークラブ、吹利学校女声合唱団ほか
 ブラームス:大学祝典序曲
 シューマン:ピアノ協奏曲 ピアノ・大沢祐太
 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」

 三橋    :「よし!今日の練習終わり!すぐに移動準備をはじめて
                  5時には会場に入っているように!」
 水無瀬   :「ブラボー!」
 三橋    :「うざい。その一言は演奏会が終わってから。いい?」
 水無瀬   :「ええーっ、いいじゃないの。」
 大沢    :「三橋君、今日はよろしく。オケの仕上がりもいい線い
                  ってるよ。いつもあのオケがこうなら良いんだけどね。」
 三橋    :「大沢さん、今日はアンコールを何曲準備していらっしゃ
                  いますか?」
 大沢    :「いつも5〜6曲は持っているけど、どうする?」

三橋の感情としては、あまり多くないほうがありがたい。演奏会の時間は限
られており、今回のこのプログラムは相当に「重い」のでアンコールは軽く
終わらせたいところ。

 水無瀬   :「いつかのアルカンとかやっていただけませんか?」
 大沢    :「あれね。今日はシフラでもやろうかと思っていたんだけ
                  ど、アルカンでもいいよ。」
 三橋    :「3曲くらいにしていただけませんか?」
 大沢    :「じゃあ、例によってアルカンの鉄道とシフラのくまんば
                  ち、あと一曲どうする?献呈のリストバージョンでもや
                  る?」
 水無瀬   :「あれですか?ドミラードドラミドドミシミ、シューマン
                  歌曲編曲集に入っている?」
 大沢    :「そう。あれなら軽めでいいでしょ。」

アンコール曲についての協議も終わり、団員は一人一人ステージ衣装をまとめ
てキナハレへ向かう。キナハレまでの車中では水無瀬と鉄研部員の会話が盛り
上がる。

 高橋    :「水無瀬さん、第九、口回ります?」
 水無瀬   :「難しいわよね。最後のほう。訳詞は”抱かれよ、百万人の
                  ・・・”だっけ?」
 高橋    :「確かそういう訳詞だったと思います。ところで、今年の鉄
                  研年末イベントはどうするんですか?」
 水無瀬   :「例年なら春日の丘で年明けを迎えて、そのまま終夜運転の
                  東大阪線と奈良線を乗り継いで奈良の春日大社へお参りで
                  しょ?今年はどうしようかしら。」
 高橋    :「今年も例年どおり行きましょう?」
 水無瀬   :「それでいいわね?じゃあ帰ったらメールで連絡します。部
                  長には話を通しておこうかしら?」
 高橋    :「水無瀬さんが決めちゃえばいいですよ。」

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とりあえず紹介EP日常編でした。
今度なんかの機会に紹介EP異能編を流します。

小西 朱水
mailto:jk_tetsu@d8.dion.ne.jp

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