[KATARIBE 18244] [HA06P] :「蒼穹無窮」

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Date: Mon, 13 Mar 2000 15:41:33 +0900 (JST)
From: "E.R" <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 18244] [HA06P] :「蒼穹無窮」 
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200003130641.PAA02952@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 18244

2000年03月13日:15時41分33秒
Sub:[HA06P]:「蒼穹無窮」:
From:E.R


    こんにちは、E.R@でんでろでろでろ です。

 ふいと。
 何度でも打ち寄せる波のように。
 何度でも打ち寄せる、自キャラ固めわんぱたーんのEP……(自爆)

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エピソード「蒼穹無窮」
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登場人物
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平塚花澄(ひらつか・かすみ):書店瑞鶴店員。かなりのぼけ。
平塚英一(ひらつか・えいいち):書店瑞鶴店長。花澄の兄。相応にぼけ。

本文
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 永遠の相に向かって、手を上げる。


 店長     :「………何やってる(呆)」
 花澄     :「……へ?」
 店長     :「空に手を突き出して。何やってる」
 花澄     :「……伸び」

 SE     :ばっこん☆

 花澄     :「……何で叩くんですっ」
 店長     :「暇を絵に描いたような格好してるんじゃないっ」
 花澄     :「まだ開店前でしょうっ?!」
 店長     :「店の中に、せめてひっこんでやれ、そういうことはっ」

 なんの喧嘩やら(苦笑)

 花澄     :「いいじゃないですか、良い天気なんだし」
 店長     :「……せーめて。公園かどっかに行ってやれ(厳命)」
 花澄     :「…………」

 公園に行っている暇が、あるわけでも無いので。
 多少ぶすっくれて、花澄は外に目をやる。

 灰色の壁やまだ枝が剥き出しのままの街路樹の向こうに。
 広がる。

 広がる………

 花澄     :「……青い、なあ………」

 伸びる。
 延ばす。

 永遠の相に、手を伸ばす。

 それは多分。
 永遠から既にはみ出てしまった……と、既にして悟ってしまった者の仕草。

 花澄     :「………青い」


 静かに。
 繰り返す言葉の中に。
 やはり、広がる………

 店長     :「ああ……」

 広がる。
 青。


時系列
------
2000年3月初め

解説
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打ち寄せる波のように、空が青い日と言うのも繰り返されますが。
打ち寄せる波一つ一つが異なるように、青の色が違っていたり。
ああ綺麗ですねえ。
……瑞鶴、日常の一幕です。

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 BGM絶対指定。
 「風を集めて」:矢野顕子

 ではでは。


    

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