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Date: Sat, 11 Mar 2000 23:29:41 +0900
From: 不観樹露生 <fukanju@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 18228] [HA06P] 『無印良品』完成版
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ども、不観樹露生@37度 ………来栖さんの風邪がうつった(ぉぃ です。はい。
こーちゃ、どもです〜〜
無印良品、まとめました。
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『無印良品』
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登場人物
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西夜一輝(にしよる・かずき):紅雀院大学総合歴史学科助手。
狭淵麻樹(さぶち・まき):吹利県立吹利中央病院研修医。
時系列
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2000年2月13日。バレンタイン前日の日曜日。
本文
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小春日、というものだろう。
窓からの光は室温よりも柔らかく。
紙の上を鉛筆が擦る音だけがある。
麻樹は眼を閉じる。
西夜 :「おや、もうこんな時間ですね」
その言葉に麻樹は瞼を開く。
いつの間にか陽は落ちている。
麻樹 :「あぁ。もう夜だな」
寄りかかっていた柱から立ち上がる。わずかに身体が冷えている。
西夜 :「それではそろそろ失礼します」
と、用具一式を片づけはじめる。
麻樹 :「あぁ、そうだ」
部屋の隅にある、ワンドアの冷蔵庫から無地の段ボール箱を取り
出す。割とでかい。
麻樹 :「一応、明日はそういう日らしいからな。チョ
:コレートだ」
西夜 :「あ、これはどうもわざわざ」
片づけ終わった荷物を持ち。西夜も立ち上がり、その無造作な箱
を受け取る。二人とも立ち上がってみると、身長はほとんど変わら
ない。
麻樹 :「そういう日らしいからな」
肩をすくめる。
西夜 :「そういう日らしいですね」
くすりと微笑んでみせる。
西夜 :「それではまた。失礼します。チョコレートあ
:りがとうございました」
麻樹 :「あぁ。また」
いつもの様に下まで見送ってから、また自室に戻り。
さっきまで寄りかかっていた柱に同じポーズで寄りかかり。
ひとつ深くため息をつき。
瞼を閉じる。
(おわり)
解説
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バレンタインデー前日。
チョコレートを受け渡しする麻樹と西夜。
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> うーむ。全く進展し無いなあ。
> まあ、カロリーメイトチョコ味よりは上の扱いを受けていると信じよう。(
> 笑)
麻樹的にはかなり上の扱いだと思います(爆)
ではでは〜〜
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不観樹露生(ふかんじゅ・ろせい) 3月の標語
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