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Date: Sat, 11 Mar 2000 22:41:14 +0900
From: 不観樹露生 <fukanju@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 18227] Re: [HA06E] 『ゆーきでこんこんっ☆』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <38CA4CFA0.57F7FUKANJU@sv.trpg.net>
In-Reply-To: <38A04B13.C99F06B6@kurume.ktarn.or.jp>
References: <38A04B13.C99F06B6@kurume.ktarn.or.jp>
X-Mail-Count: 18227
ども、不観樹露生@遅レス常習犯(自爆) です、はい。
こーちゃ、どもです。
遅くなってもーしわけない(汗)
On Wed, 09 Feb 2000 01:57:56 +0900
軍光一 <kazuki@kurume.ktarn.or.jp> wrote:
> 軍光一@寒い です。
> 今日雪がたくさん降ったので、エピソードを書きました。
> でも、雪の描写はかけるんにはかなわないなあ。
雪………この冬はもう降らないですかなぁ(汗)
> ふかにゃよろしく。
ほいほい。とりあえず、規約に沿った整形と人物紹介も加えたので、
まとめて続けたのを流します〜〜
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エピソード『ゆーきでこんこんっ☆』
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登場人物
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来栖せら(くるす・せら):地上に撃墜された記憶喪失の天使。
西夜一輝(にしよる・かずき):来栖を撃墜した張本人。
狭淵麻樹(さぶち・まき):西夜の友人。医師。
本編
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朝起きるとそこは雪国だった
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2月のある寒い朝。
来栖 :「朝〜、朝だよ〜。朝御飯食べて学校に行くよ〜」
寒かろうが、暑かろうが、天使は常にテンションが高い。
来栖 :「わぁ☆」
窓の外を見ると、一面銀世界を形成し……続けていた。
西夜 :「吹雪いているな」
そうとも言うらしい。
来栖 :「見て見て。吹利山が真っ白」
西夜 :「見なくても分かる」
来栖 :「見てみなよ。とっても綺麗だよ」
西夜 :「窓を開けるな。寒いっ」
抗議を無視して、ひょいと窓から外に出る来栖。
西夜 :「おいおい……」
来栖 :「わー☆きれー☆」
西夜 :「風邪ひかないうちに戻ってこいよ」
その言葉を聞いているのかいないのか。屋根の上に飛び上がって、粉雪舞
い散る光景を見つめ続ける。
来栖 :「きれー……」
西夜 :「他に表現は思いつかないのか。ボキャブラリー貧困な
:奴め。……もうこんな時間か。おい、風邪をひかないう
:ちに中に戻るんだぞ」
へんじはない。ただのしかばねのようだ。
来栖 :(ぼーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー)
ばかが風邪をひく
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その日も夜。帰宅した西夜。
西夜 :「ふう、寒い一日だった。あれ?」
来栖がいない。
西夜 :(こういうとき、こういうことが真っ先に浮かんでくる
:性格はなんとかならないかなあ)
屋根の上に登ってみる。
西夜 :(ああ、やっぱり)
月と星と街灯の光が雪に反射する光の中に、大きな白い羽根で身体を覆っ
ている天使がいた。朝よりは勢いの弱まった雪がその周囲できらきらと輝い
ている。
西夜 :(これはずいぶんと神々しい光景……)
来栖 :「うー。気持ち悪い。頭痛い……」
西夜 :(こいつ……このままほっといたら始末できるかな)
一瞬そんなことを考えてしまう。
来栖 :「ううっ。気分悪いよう。苦しいよう」
西夜 :「何で家の中に入らないんだ」
来栖 :「動けない……」
西夜 :(……)
とりあえず担いで屋根から降ろし、部屋に入れる。
来栖 :「うーっ。揺らさないで。気持ち悪い。寒い。頭痛い。
:喉痛い。咳が出るよう」
そのままごほごほと咳き込む。
とりあえず布団に寝せて暖房をつける。
来栖 :「気分悪いよう。苦しいよう。気分悪いよう」
西夜 :(どーしよう)
とりあえず頭をなでなですると大人しくなった。
西夜 :(風邪薬か、医者に連れていくか。しかし、天使に人間
:の薬や医者が通用するんだろうか……)
来栖 :「うーっ」
とりあえず、電話を手に取る。
西夜 :(こんな時間だしなあ)
来栖 :「ううっ。わたしが死んだら、使命のことは宜しくね」
西夜 :「やだ」
意を決して電話をかける。
西夜 :「もしもし。麻樹さんですか? 夜分申し訳ないですが……。
:単刀直入に言います。天使、診れますか?」
電話の向こうで、しばし沈黙があった。
麻樹 :「天使? ……って、いわゆる天使と悪魔の天使か?」
西夜 :「色々あって、拾ってしまったんですが。天使です」
麻樹 :「……………。普段の食事は人間と同じ物を?」
西夜 :「同じ物を食べてます」
麻樹 :「ふむ。で、症状は?」
後ろで唸っている来栖をちらちら見ながら、容態を説明する。
麻樹 :「了解。とりあえず、診に行く。それまでとりあえず布
:団の中で大人しく寝せておくといい」
西夜 :「申し訳ないです」
麻樹 :「こっちは医者だ。気にすることはない。で、住所」
住所を教えていなかったことを失念していたらしい。
麻樹 :「30分ぐらいかかる。今、病院の駐車場だからな。では」
と、電話が切れる。
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> つーわけで斬ってみます。ぶちっ。
> 麻樹さんよろしく。いあ通りすがりの悠ちゃんでもよいが(よくないか)、つ
> ながりがなにもないからなあ。
> どーゆー展開になるのやら。
とりあえず、夜の病院から帰宅しようとしてたところのよーです。
西夜さんの台詞など修正よろしく〜〜〜
30分後に到着して、診ます(^^;
ではでは〜〜
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不観樹露生(ふかんじゅ・ろせい) 3月の標語
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