Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage
Date: Thu, 02 Mar 2000 23:25:42 +0900
From: Miyachi <soutou@mc.neweb.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 18161] Re: [HA06P] EP :賄賂で GO ! (仮 )
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <38BE79E61E0.2820SOUTOU@ms-mc.neweb.ne.jp>
In-Reply-To: <38BE51FF225.A533SHIVA@mail.multi.gr.jp>
References: <38BE1E43104.4841DSSW_MIYACHI@sapphire.screen.co.jp> <38BE51FF225.A533SHIVA@mail.multi.gr.jp>
X-Mail-Count: 18161
ど〜も。
総統です。
みんな、買収されてるかーい!(違う)
> 前野 :「お忙しいところすいませんね(笑)」
>
> なら来るな、と口ほどに物を言う平田の視線を受けながしながら、中へと入る。
>
> 前野 :「意外と片付いているんですね…」
> 平田 :「そんな事を言いに来たわけじゃないだろう」
> 前野 :「まぁ、そうですけどね(苦笑)」
>
> ろくな事務仕事もしなければ、当然散らかる要素も無かろう。
> もっとも、それ以前にたいして物が無いのだが…
>
> 前野 :「お茶ぐらい出ません?」
> 平田 :「………」
> 前野 :「ほんの冗談ですよ(苦笑)」
>
> 数少ない調度品である応接セットに腰を下ろすと、手に提げていた袋を机の上
> に置く。
>
> 平田 :「……一体、何の用なんだ」
> 前野 :「実は、ちょっと見てもらいたいものが在りましてね…」
>
> そう言って、袋の中から汚れた紙包みを取り出した。
>
> 君の名は
> ---------
> 紙包みを机の上に置く。
> ずいぶんと染みが在るが、どうやら外国の新聞のようだ。
>
> 前野 :「これなんですが……なんなのか、良く分からないんですよ」
>
> **************************************************
じゃーまー、鑑定をば(w
**************************************************
平田 :「………」
とりあえず、紙包みを開こうと手を伸ばす。
と、きれいに包まれていなかったのか、紙包みに触れた瞬間、何かがこぼれ
おちた。
SE :カタン
平田 :(銃のハンマー? ………ま、まさか!?)
見覚えのある形である。現在一般的に見られるハンドガンのもののように洗
練されていない、無骨なフォルム……
前野 :「何かわかりましたか?」
平田 :「………いや」
答えてから自分が穴があくほどその部品を凝視していた事に気付く。
平田 :(落ち付け……まだそうと決まったわけではない…)
努めて冷静に、包みを開いていく。
次第に姿を見せる、特徴的なグリップやバレル……なによりボディの刻印が
この雑多な部品の集合体の正体を示していた。
平田 :「………Schnellfeuer」
うめくように呟く。
前野 :「?」
平田 :「Mauser M1932………モーゼルだ…………」
前野 :「ほう……」
鑑定結果を口にしながらも、平田の両手は休まず動いている。
前野 :「たまたま手に入れたものなんですが、モーゼルでした
:か。」
平田 :「………」
前野の言葉が耳に届いているのかどうなのか、とにかく平田は無言で銃を組
み上げていく。
数分後、新聞紙の上の部品が全て姿を消し、平田の右手にはモーゼルが握ら
れていた。
SE :ガシャッ カチッ
スライドを操作し、トリガーを引く。問題無くハンマーが撃針を叩いた。
平田 :「部品の欠損もない……最高の状態だ」
なかば呆けたような表情でモーゼルを机に置き、平田が告げた。
**************************************************
くくく。
いいですね、モーゼルのある生活(w
ではまた。
-------------------
総統<Nobuki miyachi>
E-mail : soutou@mc.neweb.ne.jp
ICQ : 51043006
URL : http://www.geocities.co.jp/Bookend/8749/