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Date: Mon, 7 Feb 2000 13:08:46 +0900 (JST)
From: 久志 <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 17926] [HA06]EP: 『珈琲を一杯』編集版
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200002070408.NAA86381@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 17926
2000年02月07日:13時08分46秒
Sub:[HA06]EP:『珈琲を一杯』編集版:
From:久志
久志です。
珈琲を一杯〜の編集版流します。
ラストがまた困ったもんだ(--;)
もとみーと吉武さんの知り合い関係をどーーーーすっかなーと
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EP:『珈琲を一杯〜便乗の二乗の更に倍』
登場人物
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本宮和久(もとみや・かずひさ)
:苦労性少年、フラナ&佐古田のお守り役
富良名裕也(ふらな・ゆうや)
:C号室住民、お気楽極楽少年、ねこみみがなぜかよく似合う
佐古田真一(さこた・しんいち)
:J号室住民、無口不愛想ギター少年、みょうに霊感高し
里見鏡介(さとみ・きょうすけ)
:K号室住民、死者救済を心がけるあやしい人
遠野勇那(とおの・ゆな)
:K号室同居人(?)鏡介についてる元気な幽霊、幽体組その1
佐久間拓巳(さくま・たくみ)
:L号室住民、半幽霊?な人、幽体組その2
秋石佐和(あきいし・さわ)
:A号室住民、現代的リビングデッッドな人、幽体組その3
八神敦(やつかみ・あつし)
:D号室住民、錬金術師な人、部屋は通称・カオスの館
蒼月かける(あおつき・かける)
:F号室住民、ねこみみふぇちの占い師……らしい(笑)
比企鐘継(ひき・かねつぐ)
:鏡介の従兄弟、武器や格闘技を愛する奈良のフリーター。
金元吉武(かなもと・よしたけ)
:武術家。ただひたすらに武術家。
平塚花澄(ひらつか・かすみ)
:書店瑞鶴店員。四大による情報収集が可能。
サボテン :一傍観者
お茶の時間
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丁度、時計は三時をまわった頃だった。
フラナ :「おやつ食べたいねー」
風見アパートJ号室、佐古田の部屋にフラナ、本宮の二人が遊びにきていた。
一番ものがなくて広いからという理由である。
佐古田 :「じゃんじゃん(買ってこよう)」
本宮 :「ん、そうだな、じゃあ近所のコンビニでちょっと食べ物
:買ってくるか?」
フラナ :「うん、僕飲み物用意しとくね、コーヒーでいい?」
本宮 :「ああ、じゃちょっと買ってくる」
と、ここまではよかった…
フラナ :「そうだついでに部屋から何かないか探してくるね」
佐古田 :「じゃじゃん(じゃあお湯沸かしておく)」
ここからはじまった。
奇妙な挨拶とギター
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風見アパート二階にて。
勇那 :「あれ、佐古ちゃん」
佐古田 :「じゃん(やあ)」
おもむろに壁から顔を出したのはK号室の里見鏡介に憑いて(?)いる幽霊
遠野勇那だった。
鏡介 :「……ふふふふふふふ(あらぬ方向を見ている)…………
:(フラナ達に気づく)………(しばらくみてる)……やぁ
:こんにちは」
なんだ、そのやたらと長い間は。
佐古田 :「……」
フラナ :「……」
唐突な間と雰囲気と共に現れたのは当のK号室住人、里見鏡介本人だった。
佐古田 :「じゃんじゃん(こんにちは)」
フラナ :「こんにちはー、あ、そうだ里見さん。僕たちこれから珈
:琲いれておやつにするんだけど里見さんも飲む?」
鏡介 :「(ぼーっと考えてる)………………いただこうか」
だからその間はなんだ(笑)
フラナ :「んじゃ後で佐古田の部屋まできてね〜」
一人追加。
幽体組珈琲党一
--------------
てふてふてふ、階段をてれてれ降りていくフラナ。
突然すぐ側の壁から人がぬっと現れた。
フラナ :「おかえりー佐久間さん(^^)」
佐久間 :「ああ、ただいま」
玄関からはいってこんかい(笑)
フラナ :「そーだ、佐久間さん僕たちこれからおやつにするんだけ
:ど、佐久間さんも一緒する?」
佐久間 :「いいねぇ」
フラナ :「珈琲いれるから、佐古田んちでまっててねー(^^)」
佐久間 :「うん、ありがと」
更に追加。
幽体組珈琲党二
--------------
フラナ :「えーっと、かっぱエビせんとーカールチーズ味とー」
がさがさと部屋にあるスナック菓子を漁る。多少服や漫画が散らかってはい
るが、かのカオスの館やねこみみ洪水の部屋には遠く及ばない。いや及んで欲
しくない(きっぱり)
フラナ :「えーっと、僕ともとみーと佐古田と鏡介さんと佐久間さ
:ん……足りるね(^^)」
勇那っちを忘れてないかい?見えなからしょうがないか。
ってそも食べられないんだっけか。
フラナ :「おやつおやつ〜(^^)」
てててててと部屋を出て……
ぼふ
秋石 :「おっととと……大丈夫か?」
フラナ :「あ、秋石さん、ごめんなさいっ」
廊下をはしるなというに。
片手にヤカンを持ったまま尻餅ついたフラナを片手で引っ張りあげる。
あたりには部屋から持ち出したスナック菓子の袋が散らばっている。
秋石 :「(ひょいひょい)ほら、これで全部か」
フラナ :「ありがとー(^^) あれ、秋石さんもおやつにするの?」
秋石 :「んーおかしはそんなにいらんけど、珈琲でも飲もうかと
:思って」
フラナ :「丁度いいよ、佐古田が珈琲いれるから一緒に飲も」
秋石 :「そのほうがいいなぁ」
また追加。
食欲魔人とねこみみ魔人
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半分お菓子を秋石に持ってもらって、とろとろ階段を登ろうと……
八神 :「くおら」
フラナ :「へ?……八神さんどーしたの?」
八神 :「どーしたもこーしたもあるか、食いもん持ってどこへ行く」
フラナ :「んっと、みんなでおやつ食べ…」
八神 :「俺も食う」
流石、食欲魔人。
フラナ :「(ずいぶん増えちゃったなーまいっか)いいよー」
いーのか?そも部屋に入るのか?
かける :「いーなーーーおやつ(じーっ)」
廊下にしゃがんでじーーーーっと見ている人一人。
フラナ :「かけるんも食べる?(^^;)」
かける :「もちろん〜」
フラナ :「んー(ま、いっかぁ)」
以上、住人総ざらい。
第二部、『珈琲のおかわり〜飛び火に油注ぎ』
サボテンの一言
--------------
本日千客万来である。
フラナ :「えーと、僕ともとみーと佐古田とー鏡介さんとー」
当方が座しているちゃぶ台の上に大量のカップが並んでいる。
猫プリントのカップ、シンプルなクリーム色のカップ、手製と思われる少々
形が歪んだカップ、黒地にドクロマークがついたカップと様々である。
ひぃふぅみぃよぉいつむ、計八つ。それほどの人数が果たして我が家に入れ
るのであろうか?他人事ながら少々心配でもある。
満員御礼
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本宮 :「こんだけあれば足りるかな」
手元の袋にはスナック菓子二つ、クッキー1箱、チョコレート菓子三つ。
ちょっと多めだが、買い過ぎた分はアパートに置いておけば自然と消費される。
あの場所からして、おやつと聞いたら一人二人の便乗者はいるだろうとの予測
もふまえている。
実際はそれどころではなかったりするのだが……
本宮 :「(がちゃ)ただいま、買ってきたぞ」
フラナ :「おかえりーもとみー(^^)」
かける :「おかえり〜」
八神 :「おー食いもんきたぞー」
秋石 :「ちょっと、こっちつめたほうがいいな」
鏡介 :「………(ぼー)」
一瞬空白。
本宮 :「なんなんだ……この人数は(汗)」
フラナ :「えーっと(^^;)」
こんこん
本宮 :「はい?」
佐久間 :「あ、佐久間だけど。珈琲ご馳走になりにきましたー」
佐古田 :「じゃじゃん(鍵は開いてますんで、どうぞ)」
佐久間 :「じゃ、お邪魔します〜っと」
と、扉を開けた佐久間の手に袋。
佐古田 :「じゃん(それは?)」
佐久間 :「あ、差し入れ。ちょうど菓子買ってきたところだったか
:ら」
と、袋からパウンドケーキを2つほど取りだす。
佐久間 :「まー、そんなにたくさんは無いけど(苦笑)」
勇那 :「やっほー佐久間っちー」
本宮 :「………」
フラナ :「えーっとね、おやつないかなーって思って部屋にとりに
:いこうとしたらね(汗)廊下に鏡介さんがいて……ついでだ
:から珈琲のむかなーっと思って、で、階段に佐久間さんが
:いて……(^^;)」
なんとなく人が増えていくくだりが読めた。
フラナ :「そんで、部屋からでるときに秋石さんにぶつかって……」
本宮 :「わかった、もういい(--;)」
こうして、風見アパート全員参加のお茶会(?)がはじまった。
半透明な人々
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さすがに、こう人が集まってくるとかなり狭い。
勇那 :「佐久間っちもこっちに来れば?」
佐久間 :「んー……やっぱ、それしかないか」
言うと、霊体化して宙に浮かぶ佐久間。
佐久間 :「これで少しは広くなったかな?」
勇那 :「焼石に水、と言う気がするけどねぇ」
秋石 :「そっちいこうかな(^^;)」
勇那 :「おいでおいで」
佐久間 :「まーこんだけ人数つめこんでればね(^^;)」
幽体組三人、佐古田家空中にて二次座談会。
通りすがりの罠
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まだ増えるのか(PL発言)
吉武 :「(…………騒がしいな……)」
稽古の帰りに通りがかった吉武、古アパートの窓から聞こえてくるにぎやか
な声にふと足をとめた。そのまま何事もなかったように帰宅するはず…だった
のだが。
鐘継 :「よー、武術家のおっさんやないけ」
吉武 :「…ん?」
鐘継 :「こいこい、ここに知り合いすんどるんや。けけけ」
吉武 :「…は?」
いきなり顔も知らない人物に話しかけられ、ぐいぐいを腕をひっぱられる。
吉武 :「(……いったい何……ってか誰……この人)」
鐘継 :「いっぺんあんさんと話してみたかったんや(口笛ふいて
:楽しそう)」
吉武 :「…………(汗)」
むこうはそう思ってても、どこであったのかもまったくわからない。
呆気に取られてる間になし崩しに風見アパートへとひっぱりこまれる。
一名追加、一名捕獲。
紙麻雀ならOKです
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八神 :「おーい、もとみーメンツ足りないからこいやー」
渦中の佐古田の部屋。
本宮 :「んーと(思考中)」
八神 :「ああ、ちゃうちゃうそれ切るな」
フラナ :「え?ダメ?じゃこっちは?」
八神 :「よし、それ切って待て」
一部で麻雀がはじまっていた。
八神 :「よーし、こっちとこっちで待てばいいぞ」
フラナ :「うん、丸いのの四と七だね」
かける :「へー、ピンかぁ」
八神 :「しゃべるなぁっ!」
本宮 :「なんかすごいことになってるな(^^;)」
こんこん
本宮 :「いらっしゃい…って、えっと?」
鐘継 :「よーっす、えらい人集まっとんなー」
鏡介 :「やあ」
吉武 :「……(汗)」
本宮 :「ああ、知り合いですか」
うち一名は違うが。
佐古田 :「……ロン」
かける :「がーん」
ちなみに満貫だった。
食料補給
-------
ずるずると金元が引きずり込まれて行った……その少し後。
花澄 :「……(なんかざわざわしてるなー)」
小首を傾げながら、平べったい風呂敷包みを抱えて風見アパートの入り口に
向かう。
入り口をくぐると、なおさらざわざわが大きくなる。
花澄 :「失礼します……?」
靴を揃えて脱ぎ、そろそろと上がる。行き慣れたフラナの部屋へ向かおう…
……として。
ざわざわがはっきりと、会話に分解されて聞こえてくる。
聞こえてくる先は……2階のようである。
その中に、聞きなれた高めの声。
花澄 :「上?」
:『だな』
失礼します、と、もう一度言ってから階段を上る。
ぱたぱたと上がって……左側を見る。半分開いた扉から、これははっきりと
喧騒が聞こえてくる。
花澄 :「………足りるのかな」
何となく足音を忍ばせて進み、扉をとんとん、と叩く。
本宮 :「はい?……あれ?」
花澄 :「えーと、フラナ君いらっしゃいま」
フラナ :「あー、花澄さんだっ」
花澄 :「………(汗)」
部屋のあっちとこっち。
たかだか数メートルなのだが……そこにぎっしり人がいる状況(汗)
花澄 :「えーと……今日朝暇だったから、作ったんだけど…」
フラナ :「なあに?」
花澄 :「サンドイッチ。皆さんに行き渡るかどうかはわからない
:けど」
八神 :「どうもありがとうございますっ」
花澄 :「……(^^;」
とりあえず、と、風呂敷包みをフラナに渡そう……としてちょっと無理なと
ころを、間にいた一人が手を伸ばして受け取り、中継ぎしてフラナに渡す。
その顔を見て、花澄がおや、という顔になる。
花澄 :「……あーと……金元さん、でしたっけ?」
吉武 :「……は?」
花澄 :「あ、本、まだ置いてありますので、お暇な時にでもどう
:ぞ(にこにこ)」
吉武 :「…………(あ、本屋の…)」
本の予約者の名前に関しては、案外覚えている花澄であった。
花澄 :「じゃ…(ぺこり)」
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ここまで。
いちおーラストはみんなでカレー食べてしまいかなっと(^^;)