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Date: Sat, 05 Feb 2000 01:16:46 +0900
From: shiva@imasy.or.jp
Subject: [KATARIBE 17903] [HA06] EP :白犬さんこんにちわ
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <389AFB6E119.A52CSHIVA@mail.multi.gr.jp>
X-Mail-Count: 17903
ども、ハリ=ハラです。
Logを元にEPにしてみました。
屋敷につくまでとかを続けても良いなぁとか思ったり…
ま、とりあえずながします。
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白犬さんに会う
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さよなら三角また来て四角…
…とは言わないだろうが、子供たちは冬場も元気である。
小学生 :「みかんちゃ〜ん、まーたーねー」
みかん :「ばいばーい♪」
いつもの曲がり角で友達と別れて、ここからはみかん一人での帰路となる。
商店街を抜けて、お地蔵さんの角を曲がり、公園を突っ切って…
みかん :「はわ?」
何かを発見したらしい。
いつもの公園と違うもの。
それは…
みかん :「ふわ〜……(びっくり)」
びっくりはしても、恐がりもせずに駆け寄ってゆく。
おっきくて真っ白であったかそうで…
みかん :「白犬さんだぁ〜」
よく近所のおじいちゃんがひなたぼっこしている特等席に寝そべっていたのは、
雪のように真っ白な大きな犬だった。
白犬 :「……(ぴく)」
みかん :「白犬さん、こんにちわっ☆」
ひくひくと鼻を動かして目を開けた白犬に、元気に挨拶をする。
白犬 :「(くんくん)…ふすん」
みかん :「???」
以下、みかんと白犬とのお話。
白犬さんこんにちわ
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白犬 :「おん(おやこんなところで人の姿をしている子に出会うと
: は…)」
身を正すのか、ぐっと伸びをして座り直す。
…というか、俗に言うお座り。
それでも、みかんの肩ほどに顔が来るほどおっきい。
みかん :「ふわぁ〜…」
おっきくてびっくりである。
みかん :「…なでても良い?(どきどき)」
白犬 :「ふすん(べつに構わんよ)」
みかん :「わぁい♪」
ふかふかふか…
みかん :「あったかい☆」
ふかふかと手触りを楽しみながら。
みかん :「前野みかんです。白犬さんのお名前は?(ふかふか)」
白犬 :「ふすん(好きに呼んでいいよ)」
みかん :「??…お名前ないの?」
白犬 :(くんくん)「いろんな名前を付けられたことはあるが、気
: 持ちが通じればわかるから)」
とは言うものの、そう言われると考え込んでしまう(w
みかん :「う〜ん、う〜ん‥(困)」
白犬 :「わん(まあ一番印象に残っているのは『白雲』かな)」
みかん :「はくうん?」
白犬 :「おん(白い雲という意味だそうだよ)」
みかん :「ふわぁ…はくうんさん…」
はくうんさんに決定。
みかん :「はくうんさん、おうちは?」
白雲 :「くん(ないよ。おじょうちゃんは、人の姿でどんな暮らし
: をしているのかね)」
みかん :「あのね、お兄ちゃんとお姉ちゃんと、一緒に暮らしてるの」
複数形が抜けてたり、某老人が抜けてたりするのは御愛敬。
みかん :「学校にも行ってるよ。今日も一杯お勉強したの(にこっ)」
白雲 :「おん(人に混じって学校にも行って、苦労はないかね?)」
みかん :「うんっ、楽しいよ☆」
白雲 :「おん(そうかい、そりゃよかった)」
白雲の柔和な顔が、さらに和んで
…いるのだろう。人には分からないが。
学校の事や友達の事を楽しそうに話すみかんに、あいづち(?)を打ちながら聞
いている。
白雲 :「ふすん(ところで)」
みかん :「??」
白雲 :「ふんふん(お兄さんとお姉さんも、人の姿をしているのか
: ね?)」
みかん :「お兄ちゃんはね、真っ黒なお服で、黒いメガネしてるの。
:お姉ちゃんは、髪の毛が銀色で、とってもきれいなんだよ☆」
微妙にかみ合ってないぞ(^^;;
白雲 :「くんくん(ほう、では大層きれいな毛並みなんだろうね)」
みかん :「うん、すべすべでさらさらなんだよ♪」
というより、かみ合ってない(汗)
白雲 :「おんっ(ほほう、いいご親族に囲まれて人の間で暮らせて、
: 幸せだね)」
みかん :「……(くすぐったそう)」
誉められて嬉しそうなみかんと、それを優しく見つめる白雲。
誤解していなければ、良い情景なんだが…
みかん :「はくうんさん……おうちに遊びに来る?」
白雲 :「おんっ(ご迷惑じゃなければうかがおうか)」
みかん :「うんっ♪」
誉めてもらって嬉しくて、お家にご招待。
までは良いのだが。
白雲 :「くんくん(年経た狼のねぐらにお邪魔するのは気が引ける
: が…)」
みかん :「???」
屋敷につくまで、誤解は解けそうにない。
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いじょっ。
どうしよー、続けようかな〜
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ハリ=ハラ
shiva@imasy.or.jp
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