[KATARIBE 17899] [HA06P] 「貧乏読書家のサガ」

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Date: Fri, 4 Feb 2000 23:42:55 +0900 (JST)
From: タイガ  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 17899] [HA06P] 「貧乏読書家のサガ」 
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200002041442.XAA37821@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 17899

2000年02月04日:23時42分54秒
Sub:[HA06P]「貧乏読書家のサガ」:
From:タイガ


 ども、タイガです。
 なんかひょんな事からEPを書いてみました。
 まぁ、前から取っといたネタなんですが。

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「貧乏読書家のサガ」
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 大河大洋(おおかわ・まさひろ)
     :10ばかり年下の女の子を婚約者にしたエーテル使い。

古本屋にて
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 某日の昼。某古本屋にて一冊の本を見つつ悩む青年が一人。

 大河     :「むー(−−)。
        :500円か〜」

 値札には「絶版 500円」と前半が赤く、後半が黒い字で書かれている。
 ちなみに、定価は390円となっている。

 大河     :「高いと言うべきか、安いと言うべきか。それが問題だ。
        :はじめて来た店だしなぁ」

 以前にも来た事があるか、また来るかも知れない店なら、買う可能性もある。
が、ここはちょっと遠出してはじめて来た店。高い本を買う義理はない。
 悩む事しばし(数分は経ってない)。

 大河     :「そうだ。……別の本屋に行ってみよう(ぽん)」

 しばらく悩んで結論がそれかい。

瑞鶴にて
-------

 大河     :「毎度の事ながら……。よくよく品揃えがいいよな、この
        :店は(しみじみ)」

 さっきの店にあったのと同じ本を見ながら、つぶやく大河。
 流石常連と言うべきか。

 大河     :「前に、『神獣戦線』も『妖虫戦線』もここ出そろえたし
        :なぁ。……なぜ四巻で終わりなんだ『妖虫戦線』〜(;;)」

 後は誰にも聞こえないような小声で愚痴が続く。
 かくて彼は無事にその本を手に入れ……、

 大河     :「さて、他の店にも寄ってくか」

 いつものように書店巡りをはじめるのであった。

再び古本屋にて
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 大河     :「……………………(脱力)」

 とある行き付けの古本屋の、とある本棚の前で大河は一冊の本を手に脱力し
ていた。
 一冊の本……。それは彼がついさっき瑞鶴で買ったのと同じ本であった。
 値札に「100円」と書かれている……。
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 と、まぁこんな感じ(^^;。
 古本屋にいったら「絶版 500円」という本があって、別の古本屋にいったら
同じ本が100円だったってのは実話です(^^;。
 んで、前から思っていた「瑞鶴って安くなる本でも定価だったらちょっときつい
かな〜」ってのを絡めてみました(^^)


    

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