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Date: Fri, 4 Feb 2000 17:35:41 +0900 (JST)
From: ソード <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 17894] Re: [HA06P]: 『過去探し』発掘まとめ
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200002040835.RAA18474@www.mahoroba.ne.jp>
In-Reply-To: <200002030501.OAA29851@www.mahoroba.ne.jp>
References: <200002030501.OAA29851@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 17894
2000年02月04日:17時35分41秒
Sub:Re: [HA06P]: 『過去探し』発掘まとめ :
From:ソード
こんにちは、ソードです。
早いところ終わらせてしまいたいので、先に進みます。
ちなみに、このエピソード、季節は夏なんですね(苦笑)
えと、祐司さん、英一さん、花澄さんをお借りしております。
……というより、自キャラは出ておりません(爆)
チェック、お願いします>ERさん、ごんべさん
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閉店寸前の連絡
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閉店寸前の瑞鶴。最後のお客の帰った後。
花澄 :「で、どうするんですか?」
英一 :「ちょっとあれは珍品だからな。もう一冊手に入れ
:るのは難しい」
花澄 :「ええ」
英一 :「堀川さんに連絡して、美都さんには堀川さんを紹介する
:くらいしか出来ないだろう」
花澄 :「美都さんに、見せるの?」
英一 :「堀川さん次第だろうな。俺の本じゃないんだし」
そういって、英一は『吹利史』の最初の注文者、堀川祐司への電話番号をま
わした。
そう、既に、『吹利史』は瑞鶴にあるのである。本が“湧く”瑞鶴で、半分
こげたように“湧いた”『吹利史』。
今まで、新刊だと言う訳にも行かず、連絡しないでいたのだが、注文された
客よりも先に知り合いが見る訳には行かない。
英一 :「……」
番号を回し、待つ。電話の呼び出し音が鳴る。
祐司 :「はい、堀川です」
英一 :「夜分遅くに申し訳ありません。書店、瑞鶴ですが」
祐司 :「ああ、いつもお世話になってます」
英一 :「以前、ご注文になった、『吹利史』ですが……」
祐司 :「え? 見つかったのですか!」
英一 :「はい、ですが、少し事情が込み入っておりますので、別
:途時間を取らせていただきたいと思いまして」
祐司 :「事情?(なんやろ……なんかあったんかな?)」
英一 :「何時ごろ、お時間いただけますでしょうか?」
祐司 :「じゃあ、明日のお昼で良いですか? 昼食を摂った後、
:そちらによらせていただきます」
英一 :「分かりました。お待ちしています」
そういって、電話を切る。
花澄 :「どうするんですか?」
英一 :「美都さんには、連絡だけしておけば良いだろう。その時
:間帯に来られないかもしれないからな」
花澄 :「そうですね」
そこまで言うと、この会話は終わる。
吹利史だけが、本屋の仕事ではないのだ。
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というところで。
これから先、瑞鶴店長としての英一さんの判断が見えなかったので、ここまでです。
明日、美都の身体は開いておりますので、出来れば瑞鶴にて祐司さんとお会いしたいです。
では……また。