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Date: Thu, 3 Feb 2000 14:49:48 +0900 (JST)
From: ごんべ <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 17856] [HA06J] EP: 『二巨頭会談』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200002030549.OAA31990@www.mahoroba.ne.jp>
In-Reply-To: <200001191531.AA00020@gombe-pc.osk3.3web.ne.jp>
References: <200001191531.AA00020@gombe-pc.osk3.3web.ne.jp>
X-Mail-Count: 17856
2000年02月03日:14時49分47秒
Sub:[HA06J] EP: 『二巨頭会談』:
From:ごんべ
ごんべです。
》[KATARIBE 17572]
>> ……猫と犬と店長の風景です(汗)
>> 瑞鶴の猫も、仙犬に喧嘩を売るほどには莫迦でもないと(苦笑)
>> #まあ……なにかは、読み取ったんだろう、多分(^^;;;
>
> 何を感じたんでしょうねぇ(^^;。
これに関して。
……こんなことがあったのかも知れないなぁ、ってことでふっと浮かんだ情
景です。『夜陰の雲』関係です。ただし、Jです(笑)。
E.Rさん、チェックをお願いいたします。
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Jエピソード『二巨頭会談』
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のそっ、と現れる白い影。
白犬 :『ここは……』
商店街にしては遅い時間まで開いている店。書店瑞鶴である。
白犬 :『もしもし。いるかね』
瑞鶴の猫 :(何となく匂いと声で気付いているが、戸が開かないので
:寝ている(笑))
最後の客が姿を消し、やがて……店長が戸を開ける。
白犬 :『まだいたね。久しぶり』
瑞鶴の猫 :『元気そうじゃないか』
白犬 :『元気だよ。おかげさまで』
瑞鶴の猫 :『あんたの勝手じゃないか。私ゃ何もしてないよ』
白犬 :『まあそれも、おかげさまで、だ』
瑞鶴の猫 :『……近頃は顔を見なかったね』
白犬 :『余所に行っていたんでね。そちらは変わりないかい』
瑞鶴の猫 :『私はね』
白犬 :『そうかね』
瑞鶴の猫 :『しつけの悪い犬にはたまに遭うがね』
白犬 :『なるほど。本人(犬)に言っておくよ』
瑞鶴の猫 :『あんたの耳には何も入っていないかい』
白犬 :『帰ってきたばかりなのでね。あちこち回るのはまだかか
:りそうだ』
瑞鶴の猫 :『そうじゃなくてね』
と、店長が美味しい匂いをさせてやってくる。
瑞鶴の猫 :『ああ、ここの住人も礼儀は忘れてないようだ。お食べ』
白犬 :『……じゃあありがたくいただくとするかな(笑)』
瑞鶴の猫 :『誰か迷惑はかけてないかね。とばっちりは御免だからね』
白犬 :『猫との間におおっぴらな喧嘩の話は聞かないな』
瑞鶴の猫 :『そうかい。そりゃよかった』
白犬 :『……ごちそうさま。じゃあまた来るよ』
瑞鶴の猫 :『いつでもおいで。話くらいは付き合うよ』
白犬 :『よろしく頼むよ』
悠然と去っていく白犬を、やはり泰然と見送る猫。
店長 :「お前が、犬に喧嘩売らないのは珍しいな」
瑞鶴の猫 :『……人(猫)の気も知らないで(大欠伸)』
顔役というのは、人間でも動物でも、結構大変なものなのである(笑)。
解説
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『夜陰の雲』の真相(?!)です(笑)。 <だからJだってば(笑)
時系列
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『夜陰の雲』に同じ。
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以上。
なお、繰り返して言いますが、確定事実に組み込む予定は **全く** ありま
せんので、Jエピソードとしておきます(^^;。
では〜
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ごんべ
gombe@osk3.3web.ne.jp