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Date: Thu, 03 Feb 2000 00:06:25 +0900
From: Masaki Yanagida <yanagida@gaia.fr.a.u-tokyo.ac.jp>
Subject: [KATARIBE 17840] Re: [WP01P]: 本編 EP: 『司るもの』1日目2幕
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <10002021506.AA01378@avalanche.gaia.fr.a.u-tokyo.ac.jp>
In-Reply-To: <200001241436.XAA18800@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 17840
ども、D16です。
タイガさん、ソードさんこんにちは!
ソードさん取りまとめありがとうです。
修正して続きます。
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>>○遭遇−美女と野獣の場合−
>>--------------------------
>> そこにいたのは一人の女性だった。美しい髪を頭の後ろで結ってまとめてい
>>る。少女と呼ぶのが相応しく思えた。
>> 高藤は構わず声をかけた。
>>
>> 高藤 :「唄ってたのは、アンタかい?」
>
> 吹子 :「え!?」
>
> 驚いて振りかえる。人が居るとは思わなかった。いや、確かにさっきまでは
>誰も居なかったはずだ。
>
> 吹子 :「あ……、すみません。うるさかったですか?」
> 高橋 :「いや、良い歌だと思ってね。何て歌だい?」
高藤 :「いや、良い歌だ。けどよ……」
つぶやいて、鼻を掻く。若い娘は苦手だ。何を問えば良いのか判らない。
高藤 :「なんて歌だい?」
うろたえた挙句変なことを聞いてしまった。
> 吹子 :「私が自分で作った歌なんです(全部聞けたはずないよね)
> :ちょっと、歌ってみたくなって、人の居ない所で……」
> 高橋 :「そうかい?」
> 吹子 :「え?」
>
> 「この子は何かを隠している」そう感じた高橋は、とっさにそう言っていた。
>
> 高橋 :「いくらなんでも、こんな時間に一人で来ようなんて思う
> :場所じゃないぞ、ここは」
高藤 :「いくらなんでも、こんな時間にお嬢ちゃんが一人で来よ
:うなんて場所じゃなかろうよ。ここはな」
> 吹子 :「…………(うつむく)」
> 高橋 :「(やっぱり……何か隠してるな)例えば、東京タワーで
> :起きた事に関係ある、とか」
> 吹子 :「!」
高藤 :「東京タワー、かい?」
>
> かまをかける高橋に、そうと気付かず動揺を見せてしまう吹子。
>
> 高橋 :「やっぱりそうか」
高藤 :「ちっ、やっぱりそうかよ」
>
> どう切り出したものか、少々悩みながらも、それを気付かせないよう苦労し
>ながら高橋は話しはじめた。
マイナーチェンジはありましたけど、全然構わないです。
気を使っていただき、意思の疎通は楽になりそうですありがとうございます。
ここから続けます。
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高藤 :「あんたなら判るかも知れねぇな。気がついてるみたいじ
:ゃねぇか。
: 何か、感じたんだろ、違和感をよ」
吹子 :「違和感、ですか?」
高藤 :「俺はそう感じたんだ」
吹子はしばらく俯いていたが、やがて面を上げて口を開いた。
吹子 :「……結界です」
高藤 :「なんでぇ、それは」
吹子 :「能力(ちから)有るものが、その力を使う時に造る領域
:です。貴方にそれが感じられたということは貴方も力持つ
:者……。終末の住人……」
高藤 :「終末の……住人?」
高藤の脳裏に先程の少年の姿が浮かぶ。
高藤 :「ヤツも……アンタの言う住人だってのか?」
吹子 :「誰かを見たんですか?」
高藤 :「わからねぇ。わからねぇけどよ、変なガキは見つけたん
:だ。誰もそいつに気がつかねぇんだ」
吹子 :「もしかしたら、そうかも」
高藤 :「しばらく前にそいつは先にエレベーターで降りた。俺は
:一本遅れて降りたんだが見失っちまった。そん時、増上寺
:の方で鳥が騒いでたんでな、こっちに来た」
吹子 :「それは、多分私と鳥達だと思います」
高藤 :「ちぃっ、見失っちまったかよ!」
その時だった。
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切ります。
ソードさん、フォローお願いします。
タイガさん、口調チェックよろしくお願いします。
コクシチョウがここですぐに出てくるのか、少年の方で動きがあるのかわか
らなかったので、ソードさんに任しました。
では!
D16
e-mail:yanagida@gaia.fr.a.u-tokyo.ac.jp