[KATARIBE 17825] Re: [HA06P]: 『グリーングラス危機一髪!?』

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Date: Wed, 2 Feb 2000 17:33:38 +0900 (JST)
From: 勇魚  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 17825] Re: [HA06P]: 『グリーングラス危機一髪!?』 
To: kataribe-ml@trpg.net
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2000年02月02日:17時33分38秒
Sub:Re:  [HA06P]: 『グリーングラス危機一髪!?』 :
From:勇魚


こんにちは、勇魚です。
灰枝さん、ソードさん、こんにちは。

同一シーンへの加筆と訂正がそれぞれ別々に入っていたので、
ちょっとまとめてみました。

> 状況早見表
> 『この版は平田氏グリーングラス前出現以後の物です。
>  金元氏は店の前を去り、数分後に戻ります。
>  環さんと直紀さんは金元氏とほぼ同時に現れます。
>  ユラが数秒前に出した悲鳴は、ベーカリーまで聞こえるかもしれません』

ここんとこです。

>> ********************************
>> 悲鳴が止まったのは、単純に息が続かなくなったからだったのだが。
>> 
>> 末夜    :「ああちょっと」
>> ユラ    :「き…あ…」
>> 末夜    :「いやだからその」
>> ユラ    :「あ…末…夜、さん?」
>> 
>> 目の前の人影が、急速にはっきりとした像を結ぶ。
>> へたり、とユラの膝が崩れ、壁にもたれそこねて、紫苑の胸にぶつかった。
>> 
美都    :「ユラさんっ」
>> 紫苑    :「大丈夫ですか?」
>> ユラ    :「え、あ、はい…あ!?」
>> 紫苑    :「私ですよ、紫苑」
>> ユラ    :「あ、そか…そか、マヤがいってたのって…」
>> 
>> 末夜にはもちろん、なんのことやら、なのであるが。
>> 
>> ユラ    :「そかそか、ううん、あたしは大丈夫だから…っと!!」
>> 
>> 下がりかけたユラの声が、一転、ひっくりかえった。
>> 
>> ユラ    :「紫苑ちゃんっ、美都さんが危ない。庭の…庭のほうに逃げて、
>>         美都さん守ってあげて!!」
>> 
>> 掠れた声で叫ぶ。

美都    :「えっ?」

ユラの声に、末夜の方に目をむける美都。
その視線の先はというに。

> 突然の悲鳴で、こっちもかなりびっくりしていたのだが、
>
> 末夜    :「……ううむ?」
>
> 末夜は軽く眉をしかめた。
>
>  末夜    :「.ああ。もしかしてとは思うんだが……」
>         (――借金でも踏み倒したかね?) 
> 
> さすがに口に出す前に止めた。
> 口元をへの字に曲げて言葉を切る。
> と、末夜の首筋に、ふとさっきの感覚が蘇った。
> あの、足取り。あの、気配。こちらの背中を見通した…あの、視線。
> そういう人間には見えなかったが、この脅えようからして。
> 
> やれやれ、妙なところに来てしまったようだ。
> 内心の思いや辺りの雰囲気とは関係なく、軽い調子で末夜は尋ねた。
>
>  末夜    :「何だか面倒そうだが」
>
>> ユラ    :「…」
>> 
>> 無言のまま、ユラはことりとうなづいた。
> 
> 末夜    :「表のあれは強いよ。
>        何なら裏から逃げたがいい」
>
>> ユラ    :「…あたしは」
>> 
>> かさかさに乾いた声で、ユラは言った。
>> 殆ど囁くような声だった。
>> 
>> ユラ    :「守らなきゃ、なりませんから」
美都    :「(ユラさん……)」
>> 
>> 無理矢理のような、深呼吸。
けれど、その後に、ほんの少し、ぎこちない笑みを作って。

ユラ    :「美都さん、大丈夫だから…奥のテラスに、紫苑ちゃんと一緒に
        行ってて。あたしは…」
美都    :「ユラさん、でも…」

美都の視線が、ユラから紫苑、それから末夜へと不安げに揺れる。

ユラ    :「あ、このひとは…大丈夫よ」

きっぱりと言い切り、それからユラは、末夜に向き直った。

ユラ    :「末夜さん、折角いらしていただいたのに…すみません。
        奥の庭のほうならとりあえず安全ですし、裏木戸もありますから」
末夜    :「あー、ちょっと待ちなさい、その…」
ユラ    :「あたしは、大丈夫ですから。それに」

ことん、と息をつく。

ユラ    :「ほんとに、守らなきゃ、いけませんから」
>
> 末夜    :(ああう)
>
> 末夜は内心頭をかかえた。
> するてえと、ぼくはあんたを守らねばならんではないか。
> まだ一回顔をあわせたきりだというのに。
> こんな顔を見せられては、
> じゃ、さよならでは済むまいよ。 
> 
> 末夜は小さくため息をついた。
> それは丹田に溜まった雑気を払う仕種だ。
> 右手の二指が、刀印を自然に結んだ。
> 久しぶりに、眠気が晴れていた。
> 
>> そのとき、不意にドアベルが鳴った。
>> 無造作に入ってきたのは、やはり黒服に身を包み…
>> 
>> 平田    :「さっきの悲鳴は、あんたか」
>> 
>> 無言のユラの手から、黒いものが平田めがけて飛んだ。
>> それはプラスチックの薬匙だったのだが。
> 
>******************************

…てなわけで。
大勘違いのまんま暴走ちう。

…薬匙ぶんなげたあたりから、ユラ@戦闘モード立ち上げるかなぁ。
…って、勘違いしたまんまやるかい(汗)

というわけで、加筆訂正など、よろしくお願いいたします。

ではまたっ


    

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