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Date: Wed, 2 Feb 2000 14:14:18 +0900 (JST)
From: ソード <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 17821] Re: [HA06P]: 『グリーングラス危機一髪!?』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200002020514.OAA53235@www.mahoroba.ne.jp>
In-Reply-To: <200002010646.PAA79276@www.mahoroba.ne.jp>
References: <200002010646.PAA79276@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 17821
2000年02月02日:14時14分18秒
Sub:Re: Re:[HA06P]: 『グリーングラス危機一髪!?』 :
From:ソード
こんにちは、ソードです。
ちょっと追加します。
>********************************
>悲鳴が止まったのは、単純に息が続かなくなったからだったのだが。
>
>末夜 :「ああちょっと」
>ユラ :「き…あ…」
>末夜 :「いやだからその」
>ユラ :「あ…末…夜、さん?」
>
>目の前の人影が、急速にはっきりとした像を結ぶ。
>へたり、とユラの膝が崩れ、壁にもたれそこねて、紫苑の胸にぶつかった。
>
美都 :「ユラさんっ」
>紫苑 :「大丈夫ですか?」
>ユラ :「え、あ、はい…あ!?」
>紫苑 :「私ですよ、紫苑」
>ユラ :「あ、そか…そか、マヤがいってたのって…」
>
>末夜にはもちろん、なんのことやら、なのであるが。
>
>ユラ :「そかそか、ううん、あたしは大丈夫だから…っと!!」
>
>下がりかけたユラの声が、一転、ひっくりかえった。
>
>ユラ :「紫苑ちゃんっ、美都さんが危ない。庭の…庭のほうに逃げて、
> 美都さん守ってあげて!!」
>
>掠れた声で叫ぶ。
>
美都 :「えっ?」
ユラの声に、末夜の方に目をむける美都。
>末夜 :「いったい…まさか」
>
>瞬間、呆気に取られた末夜の首筋に、ふとさっきの感覚が蘇った。
>あの、足取り。あの、気配。こちらの背中を見通した…あの、視線。
>
>末夜 :「まさか、あんた身に覚えでも…」
>ユラ :「…」
>
>無言のまま、ユラはことりとうなづいた。
>
>末夜 :「強いぞ、あいつは」
>ユラ :「…あたしは」
>
>かさかさに乾いた声で、ユラは言った。
>殆ど囁くような声だった。
>
>ユラ :「守らなきゃ、なりませんから」
美都 :「(ユラさん……)」
>
>無理矢理のような、深呼吸。
>
>そのとき、不意にドアベルが鳴った。
>無造作に入ってきたのは、やはり黒服に身を包み…
>
>平田 :「さっきの悲鳴は、あんたか」
>
>無言のユラの手から、黒いものが平田めがけて飛んだ。
>それはプラスチックの薬匙だったのだが。
>
>***********************************
ちょっとだけ、挟んでみました。