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Date: Tue, 1 Feb 2000 15:46:09 +0900 (JST)
From: 勇魚 <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 17804] Re:[HA06P]: 『グリーングラス危機一髪!?』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200002010646.PAA79276@www.mahoroba.ne.jp>
In-Reply-To: <200002010340.MAA65658@www.mahoroba.ne.jp>
References: <200002010340.MAA65658@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 17804
2000年02月01日:15時46分09秒
Sub:Re:[HA06P]: 『グリーングラス危機一髪!?』 :
From:勇魚
こんにちは、勇魚です。
きゃあきゃあと叫んでしまってからの後始末を全然してないのだったよ。
というわけで。
悲鳴をあげてしまった直後から。
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悲鳴が止まったのは、単純に息が続かなくなったからだったのだが。
末夜 :「ああちょっと」
ユラ :「き…あ…」
末夜 :「いやだからその」
ユラ :「あ…末…夜、さん?」
目の前の人影が、急速にはっきりとした像を結ぶ。
へたり、とユラの膝が崩れ、壁にもたれそこねて、紫苑の胸にぶつかった。
紫苑 :「大丈夫ですか?」
ユラ :「え、あ、はい…あ!?」
紫苑 :「私ですよ、紫苑」
ユラ :「あ、そか…そか、マヤがいってたのって…」
末夜にはもちろん、なんのことやら、なのであるが。
ユラ :「そかそか、ううん、あたしは大丈夫だから…っと!!」
下がりかけたユラの声が、一転、ひっくりかえった。
ユラ :「紫苑ちゃんっ、美都さんが危ない。庭の…庭のほうに逃げて、
美都さん守ってあげて!!」
掠れた声で叫ぶ。
末夜 :「いったい…まさか」
瞬間、呆気に取られた末夜の首筋に、ふとさっきの感覚が蘇った。
あの、足取り。あの、気配。こちらの背中を見通した…あの、視線。
末夜 :「まさか、あんた身に覚えでも…」
ユラ :「…」
無言のまま、ユラはことりとうなづいた。
末夜 :「強いぞ、あいつは」
ユラ :「…あたしは」
かさかさに乾いた声で、ユラは言った。
殆ど囁くような声だった。
ユラ :「守らなきゃ、なりませんから」
無理矢理のような、深呼吸。
そのとき、不意にドアベルが鳴った。
無造作に入ってきたのは、やはり黒服に身を包み…
平田 :「さっきの悲鳴は、あんたか」
無言のユラの手から、黒いものが平田めがけて飛んだ。
それはプラスチックの薬匙だったのだが。
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あ〜あ、やっちゃった。
というわけで、どうひっくりかえることやら<をい
ちなみに、ユラの技能には実験器具投げ:11などという
あほーなものがついております(爆)
ではまた。