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Date: Tue, 1 Feb 2000 12:40:23 +0900 (JST)
From: 勇魚 <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 17800] Re:[HA06P]: 『グリーングラス危機一髪!?』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200002010340.MAA65658@www.mahoroba.ne.jp>
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References: <200001310436.NAA82172@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 17800
2000年02月01日:12時40分23秒
Sub:Re:[HA06P]: 『グリーングラス危機一髪!?』 :
From:勇魚
こんにちは、勇魚です。
風邪っぴきしてるあいだに話が進んでるよぅ(嬉)
というわけで、末夜さんが覗いた時、なぜユラは
店にいなかったか、というと。
末夜さんが入ってくる直前のグリーングラスの中の情景。
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気のせいだ、と思おうとしても、やっぱり怖いものは怖いのだった。
ユラ :「…どうしよう…」
レジの後ろ、階段のほうに、二、三歩あとずさりながら。
ユラ :「美都さんにも、来てもらったほうがいいのかなぁ…」
背中の芯が、そくそくと寒い。
表通りを窺いながら、階段を一段、二段、上って。
ユラ :「み…」
呼び掛けて、はっと息を飲んだ。
そういえば。
美都がはじめてこの街にやってきたとき。
彼女を追う何ものかがいたではないか。
あからさまに、殺意を持って追ってくる、正体不明の…
彼女を守るために、ユラは美都をひきとったのではなかったか。
穏やかな日常に紛れて、忘れかけていたけれど。
美都は…
ユラ :「そ…うか…」
来たのか。
きり、と奥歯をかみしめる。
忘れていた。
忘れていた。
今のあたしに何ができるだろう。
まず、美都を庭に逃がして。
でもその前に…あいつの動向を確かめないと。
意を決して、そろそろと階段を降りる。
大丈夫。まだ、店の中なら大丈夫。
深呼吸ひとつ。
階段を降りきったユラの前に、唐突に黒い影が立ちふさがった。
剣呑な空気をまとっていた。
近付いてきた。
息を、飲んだと思った。
悲鳴はとめようがなかった。
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というわけで、大勘違い娘がひとり。
基本的に今回はユラ@研究室モード(おっちょこちょいのケがあり、やかましい)で
動いてますんで、もう、いろいろと混乱しまくってそうです。
一人称は”あたし”。というわけで。
それはそうと、「にじゅう、ごふん」とか、「さんじゅう、ろっぷん」とかは、
まとめる時に少し短縮するかも(^ ^;;;
そんなとこで、ではまた。