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Date: Tue, 04 Jan 2000 23:38:36 +0900
From: ICHIKAWA Takuaki <bobu@din.or.jp>
Subject: [KATARIBE 17301] [HA06P] たまにはまともな食事を（仮）
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200001041441.XAA08195@ms1.din.or.jp>
X-Mail-Count: 17301
ども、BOBUです。
あけましておめでとうございます。
無事に20世紀最後の年に入ったということで、
今年も宜しくお願いします。
てなわけで。今年最初ののEP。
……といっても、正月とは何の関係もないですけど（汗）
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たまにはまともな食事を（仮）
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登場人物
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佐久間拓巳（さくま・たくみ）：偽幽霊にして、少しばかり懐の寒い学生。
雷影（らいえい）：雷神の子供。佐久間の部屋に居候中。
風籟（ふうらい）：風神の子供。同じく佐久間の部屋に居候中。
その本性……
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一匹の蝶が飛んでいる。
冬に入ったというのに。
何故だかその蝶がとても、とても……おいしそうなのである。
雷影 ：「あ、蝶々が飛んでるよ」
風籟 ：「へぇ、こんな時期にめずらしーな」
佐久間 ：「ん、確かにうまそうだな」
風籟＆雷影 ：「「！！」」
思わず佐久間の顔を見つめる風籟と雷影
雷影 ：「ねぇ、タクミ。疲れてない？」
風籟 ：「まともな食事してないからそんなこと考えるんだぞ」
佐久間 ：「失礼な。食事はちゃんとしているぞ」
雷影 ：「だって、昨日は白い御飯とふりかけだったでしょ」
風籟 ：「一昨日は白い御飯と魚の缶詰だったな」
雷影 ：「その前は食事すらしてないじゃない」
佐久間 ：「あ、その日は外食だったから、まともな食事だったぞ」
風籟 ：「なにー！」
雷影 ：「あ、ずるい〜」
佐久間 ：「やかましい。だいたい、お前達は食事の必要なんか無
：いだろう」
雷影 ：「でも、おいしい物食べたいよ〜」
風籟 ：「俺もたまにはちゃんとした物食いたいぞ」
佐久間 ：「判った判った。今日バイトから帰ったら何か作ってや
：るから」
と、いつのまにやら妙な約束をしてしまった佐久間であった。
蝶々の行方
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公園で少女が寝ている。
蝶は少女の顔にとまると……薄れて見えなくなってしまった。
少し後、目を覚ました少女はどこかへ歩いて行ってしまった。
たったいままで見ていた妙な夢を気にしながら。
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……で、一度切ってみる（おい）
いちおー、正体ばらしなEPって訳じゃないっす。
それでは。
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BOBU <Takuaki Ichikawa>
E-Mail : bobu@din.or.jp