[KATARIBE 17284] [HA06EP] 「 1999 最後の旅 (仮)」

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Date: Tue, 04 Jan 2000 13:06:35 +0900
From: 湖泉香 <kkosen@geocities.co.jp>
Subject: [KATARIBE 17284] [HA06EP] 「 1999 最後の旅 (仮)」
To: kataribe-ml@trpg.net
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どうも。ユウリ@正月食いすぎた(汗)です
田舎に行ってきたのでそれに関してちょいとEP化です。
妹君の特別出演(汗)一応了承はとってあります(^^;;;)
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エピソード「1999最後の旅(仮)」

登場人物
―――――
雪丘 望(ゆきおか のぞむ) :眠り魔。家族の中では結構立場は低いが、遠慮はないらしい。
雪丘 優希(ゆきおか ゆうき):望の妹。最近不眠症らしい(汗)
               面倒見は良い方

旅立ち前にて
――――――

雪丘家は毎年年末年始には父方の実家へ帰るのだ。
今年は妹優希の塾の関係もあり、大晦日に出かける事になった。

望 :「毎年毎年いくのも面倒臭いな…」
優希:「でも、いかないとお年玉もらえないしねー」
望 :「むー」
優希:「それはそうと、お姉ちゃん。今回は絶対寝ないでよ!私だけで従姉妹達の面倒見るのはイヤだからねッ!!」
望 :「うー(苦笑)」
 
 解説しよう。田舎には従姉妹’Sがいるのである。姉方は幼稚園年長さん、妹方は年中さんと、まさになまいき――もといわんぱく――ざかりなのだ。
 ちっちゃな子と馴れ合うのが苦手(というか面倒臭がり)な望にとっては厄介な事実なのである。そこで前回田舎に訪れた時には「お昼寝ごっこ」とほざいて望はさっさと寝てしまったという事実があるのだった(汗)

望 :(そうは言ってもなあ。堂々と昼寝してても親に怒られないのは田舎に帰っているときぐらいだもんなあ……)


早朝にての会話
――――――

 旅立ちの日の朝は早い。いつもの電車の時刻より2時間ほど早い列車に乗る事になっていったのだ。別にY2Kを心配しての事とか、そう言うわけどは無い。ただ単に、その時間じゃなくては列車の指定席が取れなかったからだ。
出発前の雪丘姉妹の様子といえば…

望・優希:「眠い―――――――!」

お約束(笑)

優希:「ったくお姉ちゃんは良いよね。電車の中だろうとなんだろうと眠れるんだから!」
望 :「まあね。」
優希:「私は電車はおろかバスでも車でも飛行機でも眠れないんだから。(ぶつぶつ)」
望 :「(苦笑)あーそれにしても眠いねえ。」
 どうやら昨日の夜NHKで第九をやっていたので、家族そろって遅くまで起きていたのがいけなかったらしい。(笑)

望 :(うーん。電車の中とか、他の電波が飛び交っているところでは自然発生の睡眠電波があんまり効かないのかなあ?ちゃんと異能でねむらせてあげるか)


列車にて(往路編)
―――――――――
 田舎は吹利駅から近○特急で一本のところにある。
 今回の列車ないつも乗る電車の種類と違っていた。いつもよりひとまわり豪華な感じの電車である(笑)どうやら最新型らしい。
 窓は大きいし、椅子などの清潔感が違う。ただひとつ残念なのが、椅子の背もたれの傾き加減を変えられない事。眠るには不利な条件ではある。まあ、望自身にはまったく問題ない事だが。

優希:「お姉ちゃんはいいよねえ。寝たくても眠れない身には羨ましいよ。(ぶつぶつ)」
望 :(うっ、まだ言ってるし(汗)だから、ちゃんと寝かせてあげるって)

望 :(それにしても、なんで僕の周りってこんなに不眠症が多いのだろう?もしかしたら僕の誘眠電波って周囲の人から眠気を吸収して僕の眠気になってそれのあまったのが周りに発せられているとか?…だったらイヤだなあ。)

 電車が出発するとすぐに望は家族全員に誘眠電波を送った。家族全員寝たのを見届けると、自分もおやすみモードにはいった。

望 :(年末に一つ良い事をしたなあ(爆))

それから、ちらりと優希の方を見て

望 :「ま、労働報酬はしてもらうけどね。後でたっぷり働いてもらうと思うし(微笑)」

望の意識はすぐに闇の中に消えて行った。


目的地にて〜切符は目的地までお買い求め下さい(謎)〜
―――――――――――――――――――――――――

優希:「あー初めて電車の中で眠れたよ〜」
望 :「良かったねえ。……それにしても首が痛い……」
優希:「お姉ちゃん起きた時、首の角度がものすごかったからねえ」
望 :「うー(首をぽきぽき鳴らす)」

 やはり椅子の背もたれの角度は自由に変えられるのが良い。いつか機会があったら近○に抗議してみよう(爆)


実家にて
―――――
 駅からタクシーで数分のところに、従姉妹達が待つ父方の実家がある。

従姉妹(姉):「あーゆうちゃん、のんちゃん、いらっしゃー―い♪」
従姉妹(妹):「いらっしゃーい♪」
優希    :「こんにちは☆」
望     :「元気だった?」

望と優希――のんちゃんとゆうちゃん(汗)――保母さんモード(爆)

従姉妹(妹):「のんちゃん、今度は寝ないでね?ちゃんと遊んでね?」
従姉妹(姉):「そーだよ、ねちゃわないでよ〜」
優希    :「(小声で)そーだそーだ」
望     :「……。」   

雪丘 望15歳。ちょっとだけ人生を考え直した瞬間でありました。


従姉妹達との戯れにて
―――――――――――

従姉妹(姉):「のんちゃーん、ピアノ弾いて♪」
望     :「うー、もうとっくの昔にピアノは辞めちゃったんだけどなあ…」
従姉妹(妹):「ゆうちゃん、おんぶして♪」
優希    :「はいはい…」

(中略)

従姉妹´s :「ゆうちゃん、のんちゃん、王さまゲームしよう☆」
優希    :「うー(疲れているらしい)」
望     :「うー(同じく)…………」
優希    :「お姉ちゃん?なんでコタツに入っているの?」
望     :「ぐー」
優希    :「一人だけ寝るなああああ!!(げし)」
望     :「ぐー」 
従姉妹(姉):「あーあ、寝ちゃった。」
従姉妹(妹):「しょうがないよ。ゆうちゃん、オニゴッコしよう♪」
従姉妹(姉):「本読んで♪折り紙やって♪絵を描いて♪」
従姉妹(妹):「お医者さんごっこ、ままごと、たからさがしゲーム、スゴロク♪」
優希    :「……お姉ちゃん、お願いだから起きて……」
望     :「………(反応無し)」
優希    :「卑怯者おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」


 こんなそんなで、雪丘姉妹は子守りで年を明かして行く(おいおい本当か?)
 まあ、実家では他にもいろいろあったけど、面倒臭いから省略(笑)


列車にて(復路編)
―――――――――

 帰りの列車はいつもの乗っていた型のものだったので、椅子の背もたれが動き、安眠できました(笑)

優希:(じと―――――――――っ)
望 :「な、なによ♪」
優希:「疲れた……」
望 :「おつかれさまでした☆」
優希:「……」
望 :「……」
優希:「帰りは眠れなかったし…(ぼそ)」
望 :「あれ、そーなの?」
望 :(電波が効かなかったのかなあ?)
優希:「お姉ちゃんは良いよねー。ちゃんと寝てたよ。私の肩に寄りかかってて、重かった。」
望 :「あらま…」

  
雪丘姉妹のお正月はまだ始まったばかりである。

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それでは、ツッコミよろしくお願いします(爆)

☆☆☆☆☆☆☆
ユウリ/湖泉香

め〜るあどれす:kkosen@geocities.co.jp
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ほ〜むぺ〜じ:鈍意製作中!!
    

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