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Date: Fri, 31 Dec 1999 15:09:13 +0900
From: Wings <wings@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 17234] [HA06EP] Winter Triangle
To: 語り部ML <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <386C4889.77CAFE04@trpg.net>
X-Mail-Count: 17234
どうも、Wings@合宿より帰還………のすぐ後に親戚の家にいかせるなよ
(滅)>親 です。
もー、あわただしいのなんの………
さて。合宿でやったことと噛み合わせまして
年越しEP(時期的には違うけど)をお送りします。
組み方によっては「貴方ならどうする〜1900年代の終わりを迎えて」とか出
来るかも(笑)
◯エピソード「Winter Triangle」
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登場人物
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兼澤圭人(かねさわけいと):吹利高校TRPG研究会所属の高1。
TRPG歴はそれなりに長い。
クロト:圭人の持つ魔導書。
なんだかんだで圭人とはいいコンビ
◯Mad Party in Yamanakako
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一九九九年十二月二九日。世紀末にはちょっと早い日。
圭人 :「………と、いうわけで今回のシナリオは終了です。ありがと
うございました」
学生3人 :(ぱちぱちぱちぱちぱち)
学生A :「今回の、面白かったですよ」
圭人 :「そういわれるとうれしい(微笑)」
学生B :「でも、これ前にもやったんですよね?」
圭人 :「………ああ」
学生C :「それで出来が悪かったらただの馬鹿だよ(笑)」
圭人 :「おいおい(苦笑)」
そんなことを言いながら、彼らは二階から降りてくる。
ここは、山中湖にあるペンション。
圭人達は、TRPG研究会の合宿のためにここにいた。
………まあ、合宿とは名ばかりで、本当はただ遊ぶだけなのだが(笑)
クロト :(終わった?)
圭人 :(ああ、前よりはうまくいった。PCに因縁つけたのが良かっ
たな)
クロト :(だから言ったでしょ? そうすればいいって)
圭人 :(助かったよ(苦笑))
クロト :(だてに長い間生きてないんですからね(えっへん))
圭人 :「……………(……………)」
クロト :(………何よ、その沈黙は)
学生D :「おい、兼澤! 飯出来たぞ!」
圭人 :「今行く(それじゃあな)」
クロト :(ちょっと! 質問に答えなさい!)
テーブルに座ると、まず白い物が目に入った。
餅だ。雑煮である。ちょっと気が早いが、まあ気にしなければどうと言うことは
ない。
が……………
圭人 :「おい、何だこの横にある物は」
学生D :「生卵だが」
圭人 :「………どうしろと言うんだ?」
学生D :「当然、割って入れるんだ」
圭人 :「普通、作る途中に溶いて入れるだろう」
学生D :「忘れてたんだ、しょうがないだろ(きっぱり)」
圭人 :「………入れなければいいんじゃないか?」
学生E :「20個残ってるんだが」
圭人 :「……………誰だ、そんなに買ったのは」
学生D :「昼にラーメンに入れ忘れたのはお前らだ」
圭人 :「…………………」
学生C :「とりあえず、2個入れて喰ってみるか」
そう言うと、彼は卵を割り、雑煮に入れてかき混ぜた。
そして、それを口にする………
学生C :「……………」
圭人 :「………どうした?」
学生C :「………エッグポーカーでもやるか?」
どういう味だったのか、あえて聞く者はいなかった。
ちなみに、圭人はつゆで味を付けてかき混ぜないまま口に放り込んでいた。
それほどまずくはなかった。
◯Winter Star Light
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その後、面々はゲームに興じた。
007やスマッシュブラザーズなどがよく遊ばれている。
4人で出来るからである。
圭人 :「こら、銃を持ってない人間を攻撃するな!」
SE :チャラッチャラー
学生A :「よし」
SE :パンッ! チャラッチャラー
学生E :「後ろですよ」
SE :チュドンッ! チャラッチャラー
学生B :「手榴弾って強いな(笑)」
SE :ガスッ! チャラッチャラー
圭人 :「チョップがまともに使えるのはこれくらいだな………」
学生E :「消されたライセンスですからね(笑) あ、失礼」
SE :チャラッチャラー
もう、何がなにやら(笑)
圭人 :「ちっ、最下位か………」
学生E :「1位になっちゃいましたねえ(苦笑)」
圭人 :「あー、つかれた(ごろっ)」
と、その時
学生D :「おい、外来て星見ないか?」
圭人 :「………どうしたもんかな」
クロト :(見てみれば? 結構きれいよ)
圭人 :「じゃあ、見に行くか」
外に出てみる
あたりはまさに、満天の星空
都会で見られる物ではない
圭人 :「ひゅーう♪」
学生B :「オリオン座が全部見えますね」
学生D :「あれがベテルギウス。それから、あれとあれを結んで見ろ」
圭人 :「………へえ」
それは、見事な正三角形を描いていた。
学生D :「で、あのぼんやりしてんのが昴。普通は肉眼じゃみえないん
だってさ」
圭人 :「くわしいな」
学生D :「ぜんぶEに聞いた(笑)」
圭人 :「おいおい(苦笑)」
学生B :「手すりに寄りかかってみると、きれいですよ」
圭人 :「どれどれ………」
視界が全て星空で覆い尽くされる。
まさに、絶景
圭人 :「ほお………あいてててて」
学生E :「いい眺めだな」
圭人 :「ああ」
学生B :「そろそろ帰りますよ」
そう言って、他の連中は中へと戻っていく
その場には、圭人だけが残された。
圭人 :「やれやれ………」
クロト :(ねえ)
圭人 :(何だ?)
クロト :(今年って、いい年じゃなかった?)
圭人 :「………そうだな」
そう言うと、圭人は歩き始めた。
最後に、一度だけ星空を振り返り、言う。
圭人 :「ちょっと気障になるが………」
それは、この世の全ての人間へのメッセージ
圭人 :「Have a Happy New Year」
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あう、てきとーだ(汗)
ちなみに、ほぼ実話にもとずいております………最後のも(滅)
いや、そう言う気分だったんですよう(墓穴)
それでは皆さん、良いお年を………
Wings@年越しネットは夢と消えました でした。
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「黄の八弦琴」
伝説こそ語るべし。
なぜなら、
皆を導き、希望を与えるから。
Wings
メールアドレス wings@trpg.net
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追記
今日は俺的語り部一周年(笑)
ずいぶん長くいるもんだ
ま、これからも末永く宜しく