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Date: Tue, 28 Dec 1999 09:56:03 +0900 (JST)
From: ごんべ <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 17179] [WP01P] 年越し関係:題名未定
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199912280056.JAA04448@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 17179
99年12月28日:09時56分02秒
Sub:[WP01P] 年越し関係:題名未定:
From:ごんべ
ごんべです。
かねて書こうと思っていた「年越しエピソード」を、せめて仕掛かりだけで
も年内に始めておこうかな、と(笑)。
鞍馬の分だけ書き始めますが、皆さん色々書いていただいて絡んでみても面
白いかな、と思います。
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終末の住人エピソード『(未定)』
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暮れも押し迫った12月下旬。
クリスマスさえ過ぎ、来る2000年を祝おうとその瞬間を待ちかまえる声
が日本中、いや、世界中にあふれている。……実際に2000年は来るのか、
不安に思うわずかな人々を置き去りにして。
鞍馬 :「これは……去年の分か。これが来年の分。今年の分は…
:…どこにしまっておこう」
来年の分のカレンダーを準備している鞍馬。そのいずれも、書かれている年
は「1999年」。
一年間ちゃんとカレンダーをとっておいたとは、意外に几帳面である。
鞍馬 :「……いいや、上から張っておこう」
今年の正月。朝起きると、鞍馬の部屋を除く全てが、どこか見慣れない風景
になっていた。一年前の状態に戻ったのだから当然と言えば当然である。それ
以来(特に直人たちに出会う春まで)悩みに悩んだ末、結局鞍馬は「自分の部
屋は大丈夫」という非常に度胸の据わった結論を出していた。
壁に、3枚のカレンダーを重ねて張り、破れないように充分にピンを押しつ
ける。祖父母に知られたくない光景ではある。
鞍馬 :「あ、そうだ」
一段落した自分の部屋の大掃除にけりをつけ、鞍馬は外へ出た。
家の表門まで出て、郵便受けを覗き込み、中の物を出す。新聞に、何かの通
知に、封書が2通。冬休みの夕方の郵便受け当番は、鞍馬の役目である。
鞍馬 :「……?」
鞍馬は、封書の1通が自分宛てのものであることに気付いた。
鞍馬 :「夕刊、来てたよ」
祖母 :「ああ、ありがとうね」
自分宛ての手紙だけを取って自分の部屋に戻り、封を切る。
読み進めた鞍馬の表情が、ふと変わった。
鞍馬 :「……お父さん?!」
とっさに封筒を確かめたが、あるはずの消印はなかった。ということは。
『……12月31日夕方5時、新宿にて。場所は……』
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切ります。
……さあ、どう続けようかな(爆)。
というか、先に夏の分にもけりをつけないとねぇ(^^;
それでは。
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ごんべ
gombe@osk3.3web.ne.jp