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Date: Mon, 27 Dec 1999 15:41:15 +0900 (JST)
From: ji-guy@dike.dricas.com
Subject: [KATARIBE 17156] Re:[HA06] 『吉武のメリークリスマス』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199912270641.PAA16849@mailsv1.dricas.com>
X-Mail-Count: 17156
吉GUY@げふぅ です。
こんにちは、E.Rさん。
ネタ振りありがとうございます。
> *************************************
>
> さて。
> そういう訳で、24日の夜。
>
> 闇ぬい :「………………(溜息)」
>
> ライオン……もとい、闇ぬい君は起きている。
> それはもう頑として、起きていたりする。
> 縁側の硝子を、そっと開けて、座りこんでいる。
> 寒さは……感じない。
>
> 闇ぬい :「………………(もっと溜息)」
>
> 大家さん、こと訪雪には、サンタさんの話はしていない。
>
> 闇ぬい :(サンタさんが来てくれないくらい、悪い子だってわかっ
> :たら………)
>
> そんな悪い子はうちにはいりません、って言われたらどうしよう。
> ……結構深刻に悩む闇ぬいである。
>
> 闇ぬい :「………………(しゅん)」
>
> 障子を破って。
> 襖も破って。
> 大家さんのお部屋に勝手に入って。
> 床の間に乗って。
> お部屋でかけっこして。
>
> ………わるいことばっかした………………
>
> 闇ぬい :「………………(ひいいっく)」
>
> 絶対、絶対来てくれるから、と、譲羽は言ってたけど。
> でも、悪い子ってことは、自分が一番知ってるから。
>
> 闇ぬい :「………………(ぐすぐす)」
>
> 色違いの両目を、ごしごしとこする。
> なんだか…………とても悲しくって。
>
> 闇ぬい :「………………(ひいいっく)」
>
> ふくふくの両肩をがっくりと落として。
> 闇ぬいがこれでもう何度目か、しゃくりあげたとき。
>
> *****************************************
> いあ、金元さんに来ていただきたかったんですけど、
> どんな風に来るか良く分からないので(^^;;
>
> ちなみに闇ぬい君、松蔭堂の1階、縁側のところで
> 足ぶらぶらさせてます(笑)
了解、続けてみます(笑)
***********************************************
何かが空から降りてきた。「あれっ」と思って闇ぬい君が顔を上げると、目の
前に……
闇ぬい :「…………???」
??? :「…………???」
人の顔。
顔の人は白いふわふわがついた赤い帽子をかぶってて、
衿に白いふわふわのついた赤いコートを着ていて、
背中には白い大きな袋を担いでて、
素敵な模様の紙で包まれた箱を手に持ってて、
箱にはリボンが結んであって、
リボンは
リボン :くいくい
って闇ぬい君の方に向かって動いてて……。
闇ぬい :「……………(ぽかん)」
??? :「?………………………………………………(電球印)」
目の前の人は、持っていた箱を闇ぬい君のふかふかの手に手渡して、
??? :「メリークリスマス」
って、ものすごく小さい声で言って、まわれ右して、何かぶつぶつ言いながら
、
??? :「(ぶつぶつ)…そーさ…今日はクリスマスなんだ…(ぶつ
: ぶつ)…サンタが…(ぶつぶつ)…ヌイグルミが…(ぶつぶ
: つ)…だって今日はクリスマスだからねっっ…(汗笑)」
(汗)……ぶつぶつ言いながら、塀のところまで歩いて行った。
闇ぬい君の頭に、やっと電球印が灯いた。
闇ぬい :「サンタさんっ!?」
するとサンタさんは、けっこう恐い顔で、あわてて闇ぬい君のところへ引き返
してきた。
サンタさんは立てた人指し指を口にあてて、闇ぬい君の目線までしゃがんで、
顔を近づけてきた。
サンタ :「しーーーっ」
闇ぬい :「サンタさんっ! サンタさんだっ!! サンタさんだぞっ!!!」
サンタ :(滝汗青筋苦笑)「しーっ …良い子だから…黙って…」
闇ぬい :「(サンタさんにプレゼントもらって『良い子』って言われ
: たぞっ(どきどき))」
サンタ :「………」
闇ぬい :「(良い子だから黙っているぞっ(どきどき))」
サンタ :「………」
闇ぬい :「………(どきどき)」
闇ぬい君が黙っていると、サンタさんはくるりと振り向いて、またぶつぶつ何
か言いながら
サンタ :「(ぶつぶつ)…さすがクリスマス…まさか…(ぶつぶつ)
: …ヌイグルミがしゃべるとは…これだから油断できない
: …(ぶつぶつ)…恐るべしクリスマス…」
塀の前まで歩いて行って、ひょいっと塀を飛び越えて、そのままいなくなっち
ゃった。
闇ぬい :「(サンタさん、帰っちゃったぞっ(どきどき))」
闇ぬい君のふかふかの手にはプレゼントの箱。
闇ぬい :「(も、もらっちゃったぞっ(どきどきどきどき))」
闇ぬい君はふと気がついた。
闇ぬい :「(いつまで黙っていればいいのかな?(どきどき))」
************************************************
ここまでです。
闇ぬい君の台詞だけでなく、全体として不満な点がございましたら、ガシガシ
追加、修正、補足、変更、削除していただいてけっこうです。いや、むしろお願
いします。
特に地の文にも全然自信が無いので……
吉GUY@むぎゅ
ji-guy@dike.dricas.com