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Date: Wed, 15 Dec 1999 18:47:51 +0900
From: 御滝圭介 <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 16963] [HA06][EP] 『真夜中の邂逅』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199912150947.SAA15857@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 16963
99年12月15日:18時47分49秒
Sub:[HA06][EP] 『真夜中の邂逅』:
From:御滝圭介
こんにちは、ケイスケです。
久しぶりに書いたEPです。
一応、書き上がったので、あげてみます。
いろはさん、染め木さんおかりしました。
時系列はふぁらんどーる☆(仮)の後かなあ?
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日はとうに暮れた真夜中頃。戸締まりがきちんとしてあるはずの扉を開けて
学校に入り込む人影がある。その人物はそのままある教室に向かい、そこの扉
も簡単に開けてそこらにあった机の一つに腰掛けた。それから背負っていた
リュックを開けて水筒を取りだし、中のものをコップに注いで飲みだした。
それから30分もたった頃だろうか、ことんという音がした。そこにいた者
は扉の方を見て、構えを取って警戒した。しかし、そこの戸をすり抜けてきた
人を見るとすぐに構えを解き、帽子を脱いで挨拶した。
?? :「染木先生、今晩は」
染木 :「今晩は、滝川君。どうやって君は入ってきたのかな?鍵はかかっ
:ていたはずだけど」
健一 :「それは企業秘密です。先生こそどうやって?」
染木 :「学級委員の君らしからぬ振る舞いね。何しに来たの?」
健一 :「いや、最近うちの学校による幽霊が出るという噂を聞きましてね。
:どんな幽霊なのか気になったので見に来たんですよ」
染木 :「お爺さんの仕事の関係ではないのね」
健一 :「………よく知っておられますね。本当に興味本意で来ただけですよ。
:しかし、やっぱり先生だったんですね」
染木 :「だいたい見当はついていたの?」
健一 :「いえ、噂が立ち始めた時期と先生が赴任してこられた時期が一致し
:ていたし、一様僕は視ることができるんですよ」
染木 :「ふーん、他にもわかっている人はいるの」
健一 :「ええ、二三人は知っているみたいですね。ところで先生夜中に何して
:いられるんですか?」
染木 :「そこらかしこにいる幽霊さんと世話話よ。私の目が届かないところで
:みんなが何しているか教えてくれたりするし、昔からの友人もいるから
:話しやすいのよ」
健一 :「あちゃー、じゃあ今度から何かするときは周りに人の目だけでなく、
:幽霊がいるかどうかも確かめないとなあ」
染木 :「いないところなんて無いわよ」
健一 :「そうですね、それじゃあおいとまします。日課を邪魔してすみません
:でした。お休みなさい、また明日」
染木 :「おやすみ」
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以上です。
この後ぐらいに圭人が勉強するようにとか言われるのかなあ(笑)
ちなみに健一は鍵穴に霊力を実体化したのを形をあわせて戸を
開けました(爆)
染木さんには高官とのコネでSYSTEMのことを知っていてもおかしくないと
思ったのでこの反応をさせました。
それではケイスケでした。
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御滝圭介
mitaki@yahoo.co.jp