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Date: Sat, 11 Dec 1999 20:44:05 +0900
From: shiva@imasy.or.jp
Subject: [KATARIBE 16870] Re: [HA06L] チャットログ「璃慧ちゃん、前野さんと会う」
To: kataribe-ml@trpg.net
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ども、ハリ=ハラです。
>#HA06での11月21日0時ごろからのログです。
を編集したものです。
前半を前野からの主観で、後半を璃慧ちゃんからの主観で書くということになり
ましたので、まずは前半から投げます。
『璃慧ちゃん、前野さんと会う』
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前野の目
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ここ吹利駅前商店街も、年の瀬が近づくに連れてその賑わいを増している。
年末商戦向けの POPや、クリスマス向けのレイアウトなどがショーウィンドウ
を飾り、活気のある売り声があちこちから聞こえてくる。
もっとも、私の今日の買い物は、あまりそれらには関係ない。
実際、一つ二つが値引きしていたくらいのものだった。
店員 :「ありがとうございましたー!」
店員の声に送られて店を出る。
さて、どうしたものか…
人込みに揉まれるのは好きじゃないが、そこまで混雑しているわけじゃない。
それに、少し店を覗いていくのも良いだろう。
クリスマスのこともあるし……
前野 :(お…)
本屋から、一人の女学生が出てくる。
高校生くらいか……どこかで見た顔だ。
学校帰りらしく、手には鞄を下げている。
本の包みは無いようだが、買わなかったのか、鞄の中か…
女学生 :「………あ」
顔を上げたところで目が合う。
向こうも、なんとなくどっかであったことが在ると思ったのだろうか。
名前も思い出した。
確か、水瀬璃慧。美樹さんのChat仲間だ。
前野 :「こんにちわ」
璃慧 :「……こんにち……は…………」
おずおずと返事を返してくる。
前野 :「おかいものですか?(笑)」
璃慧 :「……ええ…………」
露骨に怖がられてるな。
声をかけない方がよかったのかもしれない…
前野 :「あっ……と…買い物の邪魔しちゃったかな?」
璃慧 :「あ、いえ。別に急いでたわけでもないですし……」
前野 :「夕飯のお買いものかな?」
とりあえず、話は続いてしまう。
璃慧 :「あ、べつにそうゆうわけじゃないです
: 料理はあんまり好きじゃないんですよね……」
前野 :「そうなんだ……苦手とか?」
こうして、ついつい詮索してしまうんだな…
嫌な奴だ。
璃慧 :「うーん……別に、苦手って訳じゃないと
: 思うんですけど…………
: もっとほかにやりたいことがあるから、かな」
前野 :「へぇ…いいね。やりたい事があるってのは(笑)」
璃慧 :「そう……ですか?」
前野 :「うん。やりたい事も無くぶらぶら過ごしてるよりか、
: ずっと健全でいいよ(笑)」
ま、実際よっぽどマシだ。
璃慧 :「健全……かなあ(苦笑)?」
やりたい事で無駄に出来る時間が在るだけ幸せだと思うが、実感は湧かないだ
ろうな。
前野 :「私なんか、高校の頃は碌にやりたい事も
: 無かったからなぁ……」
璃慧 :「そうなんですか……
: わたしはなあ、時間が足りなくて……(苦笑)」
前野 :「やりたい事が多すぎて?(笑)」
璃慧 :「そんなに多いつもりはないんですけどね(^^;」
少し羨ましい。
熱意を持って取り組んだ記憶が薄いからかな。
何か手助けでも出来ればいいんだが…
璃慧 :「要領悪いの……かなあ?」
前野 :「どんなことで時間が取られちゃうんだろ?
: なにか、調べものとか、手に入り難いものとかあるの?」
もっとも、そんなのは身勝手な親切の押し売り。
わかってはいるんだがな(苦笑)
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んな感じで、
後はよろしく〜(脱兎)
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ハリ=ハラ
shiva@imasy.or.jp
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