[KATARIBE 16695] [HA06P] 『米!米!米!』第一試合前

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Date: Wed, 01 Dec 1999 23:04:52 +0900
From: Masaki Yanagida <yanagida@gaia.fr.a.u-tokyo.ac.jp>
Subject: [KATARIBE 16695] [HA06P] 『米!米!米!』第一試合前
To: kataribe-ml@trpg.net
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 D16です。
 『米米米』そろそろ第一試合入ります。

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控え室にて
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 一十     :「……なんじゃ、この面子は……(汗)」
 
 トーナメント表を見て思わず絶句する一。無理もない。
 隣のブロックには前野がいて、その又隣には本宮、ブラッド老人と千影さん
に尊さんまでいる。トーナメント過半数がある意味顔見知りである。
 そして、一回戦の対戦相手……。

 一十     :「緑さんって……、ベーカリーの緑ちゃんじゃないかぁっ!」

 正確には「元」ベーカリーである。

 前野     :「あ、一さんも出るんですか」
 
 複雑な表情で前野が声をかける。
 
 一十     :「いや、米が貰えるんなら……。しかし、なんで前野君や
        :こともあろうに尊さんまで」
 前野     :「大学のイベントと言うには盛りだくさんですね。どうし
        :ます、棄権しますか?」
 一十     :「んー、米は欲しいし、それに第一試合が棄権じゃ……」
 前野     :「?」
 一十     :「会場のテンションが下がる」
 前野     :「(苦笑)」

 実行委員が時間を告げる。もう一度ルールその他の確認の様だ。
 
 実行委員   :「……以上お知らせしたとおりです。ルールを守ってよろ
        :しくお願いします。ではそろそろ始めますんで準備とセコ
        :ンドよろしくお願いします」

 あたりを見まわす。ここには女性はいない(当然である)。
 と、賑やかな声。

 フラナ    :「もとみーは、第三試合だね」
 本宮     :「うん、そうみたい。けど……」

 前野、一と視線が合う。全員が複雑な苦笑を浮かべる。
 
 一十     :「フラナに、佐古田君がセコンドか。本宮君も出てるとは
        :思わなかったな」
 本宮     :「こっちこそ、です。それにしても、男女混合なんて」
 前野     :「ああ、参ったね。してやられたよ、千影お嬢様に」
 一十&本宮  :「成る程」

 運営委員   :「第一試合です。ええと、いちさん」
 一十     :「一です」
 運営委員   :「セコンドは?」
 一十     :「あ、えーと」
 本宮     :「一さん、セコンドいないんですか?」
 一十     :「うん、今あいつらいないから……。ま、何とかなるだろ」
 前野     :「なに、骨は拾いますよ」
 一十     :「よろしく頼むわ」

 やがて、頼んでいたテーマ曲が鳴り響く。
 植木等の「黙って俺についてこい」だ。

 一十     :「しかし、緑ちゃん相手にどう戦ってんだか」

 やがて拍手のなか、コールがきこえた。
 
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 で、切ります。
 チェックその他よろしくお願いします。

 
D16
e-mail:yanagida@gaia.fr.a.u-tokyo.ac.jp
    

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