[KATARIBE 16636] Re: [HA06P] 『れっつ ふぁらんどーるっ☆(仮)』

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Date: Sun, 28 Nov 1999 11:40:36 +0900 (JST)
From: Ginka <una-yuya@mb.kcom.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 16636] Re: [HA06P] 『れっつ ふぁらんどーるっ☆(仮)』
To: 語り部ML <kataribe-ml@trpg.net>
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In-Reply-To: <383E47F70.F1BEFUKANJU@sv.trpg.net>
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 こんにちは銀佳です。
 『ふぁらんどーる』、続き行きます。
 なお、由摩ちゃん、萌ちゃん、それに、刹那くんをお借りしています。
 それぞれ、チェックをお願いします。
 あんまりキャラクターを理解していないので、別物である可能性高し(汗)
 あ、あと望さんと璃慧ちゃんの科白チェックもお願いします。



(題未定)
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 一時……一時十五分……一時半……
 時間は確実に過ぎて行き、開演時刻がせまる。
 保護者会のおかげで本番一時間前まで会場に入れないため、音楽室にて。
 本番を目前にすると、逆に度胸が据わるものらしい。
 みんな、楽器をそばに置いて、談笑に花を咲かせている。

 璃慧     :「あ、望くん、かわいい〜♪」

 公演の正装である白のブラウスと黒のロングスカートに身を包んだ望。
 長身で華奢なため、とても優雅で、ヴァイオリンを持っていると絵になる。

 悠      :「ほんと……似合ってるよ」
 望      :「そう……かな……」
 璃慧     :「うんっ♪」

 音楽室でいつもいっしょに練習している人々がみんなそういう服装なのは、
ちょっと奇妙な気分だけど。
 『公演の雰囲気』を纏っていられるみたいで、落ちつける。
 
 一時四十五分頃。
 関係者は全員中にいるはずの音楽室のドアが、外から開いた。
 来訪者に、視線が集中する。
 
 刹那     :「(うっわ〜、な〜んか入りづらい雰囲気〜)」
 悠      :「あ……刹那だ……」(璃慧と望をつっつく)
 璃慧     :「ほんとだ、やっほ〜♪」
 望      :(手を振って)「やっほ〜」
 刹那     :「や!」

 見知った顔を見つけて、安心したらしい。
 人のあいだをすりぬけて、あっという間に奥まで来た。

 悠      :「……なんで、来たの?」
 刹那     :「なんでって……ひまだったからだけど」
 望      :「よく、へーぜんとここにこられるよね……(汗)」
 璃慧     :「普通の人は、寄りつかないよね……(汗)」
 悠      :「オケラ人を取り巻くオーラが恐いとか、
        :いろいろ言われてるよね……」
 刹那     :「べつに? そりゃ、輝たちがいなかったらこないけど」
 璃慧     :「……本番はこなくていーからねっ」
 刹那     :「へっ?」
 望      :「うん、こなくていい(汗)」
 刹那     :「へー(汗)」
 悠      :「たぶん、聞きにきたらまた寝るよ?」
 刹那     :「うっ……(汗)」

 文化祭の時に室内楽を聞きに来た刹那は、途中で睡魔に屈したらしい。
 まぁ騒がしいお祭り音楽の『ファランドール』ならともかく、ゆったりと流れ
るワルツである『ドナウ』では寝る可能性高し。

 刹那     :「かもしれない……(汗)」
 望      :「あはは、まぁ、好きなようにして」
 刹那     :「…………まあがんばれ!」
 璃慧     :「けっきょく、くるの?」
 刹那     :「わっかんない」
 璃慧     :「こらっ」(げし)
 刹那     :「だって〜、まあ、くるかもしれない」
 悠      :「じゃ、とりあえず」(チケット渡す)
 刹那     :「おう! まぁでも、聞いても寝そうだしなあ
        :……輝たちの正装姿も見たし帰ろっかなぁ」

 まあ気分で決める、という一言を残して、刹那は音楽室を出ていった。

 璃慧     :「(正装姿かぁ……
        :かむにゃ、わたしのこんな格好見たら……
        :どーするかなぁ……)」

 と、ちょっと考えてしまって、苦笑する。
 今日呼ばなかったのは、もうちょっと上手くなってから聞いてほしいっていう
自分の意志だったのに。
 そんなことを考えてしまう自分が、ちょっとだけ悔しい。


(題未定)
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 そして、二時。会場に楽器と楽譜を持って移動を開始する時間。
 各々自分の楽器を抱えて、足早に体育館に向かう。

 由摩     :「……? あっ♪」
 萌      :「どうしたの?」

 昼に打ち合わせていたように、高等部を名目つきで見学にきていた由摩の視線
の先には、悠、望と談笑しながらこっちに向かってくる璃慧の姿があった。
 いたずらっぽい笑みを浮かべて、由摩は急に走り出した。

 萌      :「あっ、由摩ちゃんっ」

 萌もそれを追う。
 前方で展開されていることには気づかず、そのまま歩いてくる璃慧たち。

 由摩     :(とてとて……抱きつきっ)
        :「璃慧ちゃんだ〜〜♪」
 璃慧     :(思わず振り払う)「きゃっ!」

 歩いてきた璃慧に抱きつく由摩。
 しかし、過度の敏感肌の璃慧。
 相手に悪気はなくても、抱きつかれると、とってもくすぐったい(汗)
 反射的に振り払ってしまう。
 そして。抱えていたクラリネットと楽譜が宙に舞う。

 悠      :「あ〜〜っ、楽器っ(汗)」
 望      :「あっ、と」

 後方にいた望が楽器をナイスキャッチ。

 悠      :(楽譜を拾いながら)「望くん、ありがとっ」
 萌      :「あ……ごめんなさいっ、手伝います」

 悠と追いついてきた萌は散らばった楽譜を拾い集める。
 振り払われた由摩はというと。

 由摩     :「ひっど〜〜〜い」
 璃慧     :「あ(汗) えっと、由摩ちゃん、だっけ(汗)」
 由摩     :「うん♪」
 璃慧     :「ごめんね、くすぐったくて(汗)」
 由摩     :「ふ〜ん、ま、いいや♪」

 けっこうご機嫌である。

 由摩     :「ねぇねぇ璃慧ちゃん、綺麗な格好して、
        :これから何するの?」
 璃慧     :「……(汗)」
 由摩     :「??」
 璃慧     :「初等部にも、貼ってなかった?
        :って普通、あんなもの見ないか……」

 部員にあんなもの呼ばわりされるポスターくん。
 公演が終わったあとも、浮かばれないだろう(汗)

 璃慧     :「オーケストラ部がね……今日、発表会なの」
 由摩     :「ふ〜ん……初耳……」
 萌      :(小声で)「お昼休みに自分で言ってたでしょ」
 由摩     :「あ、あれ……璃慧ちゃんも出るんだぁ☆」
 璃慧     :「うん……」
 由摩     :「じゃあ、もしかしたら聞きに行くかも♪」
 璃慧     :「え゛……(汗)」
 由摩     :「じゃーねっ☆ いこっ、萌」
 萌      :「あ、うん」
 悠      :(小さく手を振って)「ばいばい(にこっ)」
 望      :「ばいばい」

 由摩たちに手を振る二人をよそに、璃慧は固まっていた。

 璃慧     :「(う゛……なんか切実にやな予感……
        :知り合いがいっぱい現れたり……しないよねぇ……)」

 それは神のみぞ(?)知る。

$$



 というところで、また切ります。
 いままでのとあわせると、
 [16604](瑞鶴にて)→[16620](初等部の会話)→[16540](当日)→これ
 となるかなー、と思っています。
 そして、[16620]と[16540]の間に、
 瑞鶴からチケットを持って帰ってきたフラナが
 風見アパートのメンバーを誘うシーンが入ると、展開的には良いかと。
 #って、めっちゃ私見ですけど(汗)
 ちなみに、風見アパートの面子を知らないわたしにはそのシーン書けません
ので、どなたかお願いします(汗)

 ではでは。

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 銀佳
 una-yuya@mb.kcom.ne.jp
 http://www.geocities.co.jp/Bookend/4229/
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