[KATARIBE 16604] Re: [HA06P] 『れっつ ふぁらんどーるっ☆(仮)』

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Date: Fri, 26 Nov 1999 09:18:47 +0900
From: "E.R" <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 16604] Re: [HA06P] 『れっつ ふぁらんどーるっ☆(仮)』 
To: kataribe-ml@trpg.net
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99年11月26日:09時18分44秒
Sub:Re:  [HA06P]『れっつ ふぁらんどーるっ☆(仮)』:
From:E.R


    こんにちは、E.R@遥か昔のクラリネット吹き です。
  銀佳さん、ユウリさん、瑠璃さん、こんにちは。

> 今のところ乱入予定なのは球形弐型さんと久志しゃんです。
> うー、もうちょっといてくれないと、つまんないかも……
> なので、もうちょっと乱入募集、続けます。

 とあったのですが。
 やはし、高校の吹奏楽の公演だと、多少、高校生以外の関わりが難しい。

 しかし。
 関わりたければ、とっかかりは己で書け(爆)ちうのがEP書き。

 公演の一週間ほど前のこと、でしょうか。

*********************************
吹奏楽の季節到来
-------------------

 某日、瑞鶴。
 どんどんと秋が進んでゆく午後。
 不意に、にゃあ、と猫が鳴いて起き上がり、本棚の前へと移動する。
 それが前触れであるように、からからと硝子戸が開いて。

 花澄     :「いらっしゃいませ」

 するっと入ってきた背の高い少女は、ちょっと戸惑ったように立ち止まった。

 女生徒    :「あ、と。あの……店長さんいらっしゃいますか?」
 店長     :「はい?」
 女生徒    :「このポスターなんですが」

 くるくると丸めてあった紙を広げる。

 店長     :「『吹利学園高等部吹奏学部秋季定期演奏会』……ああ、
        :もうそんな季節ですか(笑)」
 女生徒    :「それですみません、これを張らせて頂けますか?」
 店長     :「ああどうぞ。そこの……そちらの棚の横のほうが、レジ
        :の前よりも見やすいかな」
 女生徒    :「すみません」

 棚に貼ってあった、文庫、漫画の新刊案内を、別の棚へと移動して。

 店長     :「花澄、セロテープ」
 花澄     :「はいはい」

 目線より少し高い位置に、丁寧に紙を伸ばしながら張りつける。ユーフォニ
ウムとヴァイオリンを組み合せた図柄が、丁度中世のイコンにありそうな文様
じみて見えた。

 女生徒    :「あと、これなんですが……」
 店長     :「?」

 鞄から、細長い封筒を引っ張り出して。

 女生徒    :「これ、チケットなんですが」
 店長     :「これがないと入れませんか?」
 女生徒    :「はい、一応」
 店長     :「と、すると、これはポスターのところに置いといた方が
        :いいのか……」

 ちょっと考えてから、店長はポスターに向き直った。

 店長     :「花澄、これよりもう一回り大きな封筒あったっけ?」
 花澄     :「えーと……あ、はいはい」

 レジの後ろから引っ張り出した少し厚手の封筒の上部を、ハサミでざっくり
と切り取る。まずその封筒をポスターの斜め下に張ってから、店長は受け取っ
たチケットをその封筒に入れた。

 花澄     :「店長、その封筒に、御自由にお取り下さいって書いたほ
        :うが良くないですか?」
 店長     :「あ、そうか」

 茶色の封筒に、出来るだけ大きな字で書き込んで。

 店長     :「公演日は……11月6日ですか?それまでこうやって張っ
        :ておきますから」
 女生徒    :「ありがとうございます」
 店長     :「その後は、こちらで剥がしておきますが……ポスター回
        :収されますか?」
 女生徒    :「いえ、そのまま捨てちゃってください」
 店長     :「はい」

 有難うございます、と、はずみを付けるように、女生徒が頭を下げた。

 花澄     :「あの、貴方も何か演奏されるんですか?」
 女生徒    :「はい、ヴァイオリンを」
 花澄     :「わ、凄い……」

 その昔、「ヴァイオリンなんて、体が大きくなる度に買い替えないといけな
い楽器は習わせられません」と言われて以来。
 どうも花澄にはヴァイオリンコンプレックスがあるらしい(笑)

 花澄     :「演奏、頑張って下さいね(にこにこ)」
 女生徒    :「ありがとうございます」

 長身を柔らかく曲げて、もう一度お辞儀をすると、女生徒は硝子戸を丁寧に
滑らせて出ていった。

 花澄     :「……もう、そういう時期なんだ(笑)」
 店長     :「演奏会の秋、かな」

 すこしめくれたポスターの端を押さえつけて。

 店長     :「今年くらいは、聞きにいってみたいな」
 花澄     :「あ。じゃ、店番してるけど?」
 店長     :「土曜日の……3時か。そう長い時間でもないし……頼も
        :うか」
 花澄     :「了解(笑)」

**********************************

 というわけで。
 店長聞きに行きまする(笑)

 いあ、近くの本屋のレジの前の台に、よく、この手のポスターが張ってあり
まして。
 吹利学校だと、初等科から高校、大学あたりまである学校で、それなりに
有名どころだろうなあ、と。
 んで、その手の「その地域での有名校」だと、それなりに近くの本屋さんと
かもお手伝いするだろうなあ、と。
 んで、その手の公演って季節限定ですから、毎年のことで、ある意味店長も
慣れているだろうなーーとか考えまして。
 高校生以外の方には、こちらのほうが参加のとっかかりにはなるんじゃないか、
とゆーのもちょっと考えました。

 ……まーとりあえず。
 紅翼ぐらんぷりのビラよりかは書店に相応しい(爆)
 
 一応、入ってきた女生徒としては、望さんを予定してます。
#いあ、璃慧さんは入って一ヶ月だし、悠さんはこの手の作業には、あまりに
人見知りが激しそうで向かないのでは、と(苦笑)

 ちなみに、ヴァイオリンコンプレックス(爆)については、実話。
#ピアノかヴァイオリンか、の選択の際、ピアノを選ばされた理由です(爆)

 まー。
 変だったら切ってくださいな(笑)

 ではでは。





    

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