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Date: Fri, 19 Nov 1999 16:42:57 +0900
From: ICHIKAWA Takuaki <bobu@din.or.jp>
Subject: [KATARIBE 16501] [HA06P] エピソード『犬のいる風景』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199911190746.QAA17818@ms1.din.or.jp>
X-Mail-Count: 16501
こんにちは。BOBUです。
最近はやりの猫EPに対抗して犬EP〜（おい）
でも、犬飼ってるキャラってあんまりいないのだねぇ…
ってなわけで璃慧さんをお借りしました〜。
追加修正等あったらよろしくお願いします。
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エピソード『犬のいる風景』
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登場人物
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佐久間拓巳(さくま・たくみ) ： 散歩好きな学生。犬が苦手。
水瀬璃慧（みなせ・あきえ） ：
本編
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前方、道路の右側を犬を連れた女の子が歩いてくる。
こういう時に佐久間がとる行動は、とりあえず道路の左端まで寄る、である。
後は素知らぬ顔をして通り過ぎるのを待つ。
佐久間 ：（よし、何事もなく通り過ぎたな……）
と、思った瞬間。
わんわんわん!!
佐久間 ：「うわっ！」
佐久間は思わず飛び退いた……が、道路の端を歩いている時、そういうこと
をすると……
SE：ごちん！
電信柱にぶつかっても不思議はない。
佐久間 ：「〜〜〜〜……！」
璃慧 ：「あ、あの、大丈夫ですか？」
頭を押さえた佐久間に、飼い主が話し掛けてきた。
佐久間 ：「……ええ」
璃慧 ：「ごめんなさい、うちの犬が驚かせてちゃって」
佐久間 ：「いや、うん、まぁびっくりはしたけど」
璃慧 ：「いつもは吠えたりすることはないんですけど。どうした
：んだろ」
佐久間 ：「まぁ、気にすることはないよ。よくあることだから」
璃慧 ：「よくあることなんですか？」
その視線が、ぶつけた頭を見ているのに気がついて。
佐久間 ：「まぁ……電信柱に頭ぶつけたのは初めてだけど」
くいくいっと犬が紐を引っ張る。
璃慧 ：「あ、もういかなくちゃ……ほんとに大丈夫でした？」
佐久間 ：「大丈夫。気にしなくていいから」
璃慧 ：「それじゃあ、失礼します」
佐久間 ：「うん、気を付けて」
別れてしばらくして、頭に触ってみる。
佐久間 ：「あちゃ、こぶになってるよ……」
解説
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犬が苦手な佐久間の日常かもしれない一コマ。
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この間のオフで見てた人は何となく判るかと（苦笑）
それでは。
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BOBU <Takuaki Ichikawa>
E-Mail : bobu@din.or.jp