[KATARIBE 16449] [HA06] 『折れた箸(仮名)』

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Date: Tue, 16 Nov 1999 18:14:14 +0900
From: 久志  <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 16449] [HA06] 『折れた箸(仮名)』 
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199911160914.SAA03015@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 16449

99年11月16日:18時14分12秒
Sub:[HA06]『折れた箸(仮名)』:
From:久志


 久志です。
えーーー折れた箸の続きですー
堀川さん借りまくってます(^^;)修正追加などはお願いします>ごんべさん

『折れた箸(仮名)』
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経文
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 夜九時過ぎ。紅雀院大学考古学研究室にはまだ明りが点っていた。

 祐司    :「ふぅ…」

 大学に持ち込まれた出土品は机の上だけでなく、側の木箱に大量に入って
いる。昼からずっと検分していたのだがその数はまだまだ半分にも満たない。

 祐司    :「ああ、もうこんな時間か」

 ふと時計を見て驚く。考えてみるとフラナが遊びにきたときにコーヒーと
薩摩揚げを食べてからずっと食事も忘れて没頭していたようだ。

 祐司    :「いいかげん、明日にして帰らないとな」

 検分中のものを丁寧に箱に一つ一つ保存用の箱に納めていく。その一つに
昼間見た箸と同様に厳重に懐紙に包まれた細長い板状の品があるのの目に留
まった。

 祐司    :「なんだろう?」

 ここでまた調べだしたら止まらない……とはわかっているが、手は一枚一
枚包んである懐紙をめくっていく。包みの中からは細い木板が数枚出てきた。
そのいずれに細かく彫り込まれた文字がかかれている。

 祐司    :「これは……経文?」

 少し黒ずんだ板にびっしりと書き込まれた経文。その文字の精巧さといい
作業の細かさといいとても素人にできる技ではない。

 祐司    :「まいったな…」

 木板を手にしたままぽりぽりと頭をかく。
この経文を書いた人物が誰なのか?何の為にこれを残したのか?むくむくと
興味が湧きあがってくる。

 祐司    :「これが出土した地域をちょっとあたってみるか」

 まだしばらく帰れそうになかった。
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切る。

 ってなんかキャラが違ってきてるかも(^^;)>堀川さん




    

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