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Date: Sat, 13 Nov 1999 01:23:38 +0900
From: Ryou Hanzawa <ryu@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 16375] [HA06P] 翡翠ちゃんロールアウト
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <74508601019991113012052ryu@trpg.net>
X-Mail-Count: 16375
こんにちはリューです。
衝動的にばばばっと書いたので、変かも(^^;
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翡翠ちゃんロールアウト
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登場人物
水島孝雄 :マッドサイエンティスト、水島緑の父親
水島倫子 :マッドケミカリスト、水島緑の母親
水島翡翠 :水島緑の裏人格、凶暴、凶悪、好色
MULTIVAC :水島家のサーバーに積まれているAI
水島家地下研究室
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密談の予感
孝雄 :「……でねでね、緑の裏人格(ごにょごにょ)」
倫子 :「ふむふむ……それは面白そうねぇ」
二人 :「うきゃきゃきゃきゃきゃ&おーほっほっほっほっほ」
妖しい笑いはかなり長く続く……
翌日
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既に夜中というか、朝方。
ちゃっとに明け暮れている緑も寝静まる時刻
孝雄 :「さぁて、行きましょうか……この私の作った攻勢防壁
:『デモンズウォール』で翡翠ちゃんをげっとしちゃいまし
:ょう」
倫子 :「はいはい、前置きはいいからちゃっちゃとやる」
孝雄 :「うう、ママのいけず……マルチヴァク君、用意はいいか
:な?」
MULTIVAC :「はいは〜い、いつでもオッケーよん☆」
倫子 :「はぁ、いつの間にMULTIVACのインターフェイス書き換え
:たのよ」
孝雄 :「うきゃきゃきゃ、ではいっちゃいましょう……すいっち、
:お〜ん」(ぽちっとな)
MULTIVAC :「プログラムドラ〜イブっっ!☆」
と、電脳世界内の疑似視覚的に怪しいプログラムが緑の電脳へと侵入してゆく
のである。
孝雄 :「さて、人格の方はマルチヴァク君に任せるとして、ボデ
:ィの方へかかりますか」
倫子 :「そうそう、ボディはどうするの?」
孝雄 :「ふっふっふ、これを見たまえ」
おもむろに近くの作業台に掛けてあったシーツを取り払う
倫子 :「あっ」
孝雄 :「ふふり、昔緑が使っていた義体にオーバーホールと改造
:を施してみました」
倫子 :「はぅ〜ん、緑ちゃん小さくてかわいい〜」
義体に頬ずりをしてしまう倫子である
孝雄 :「ママ……それ翡翠ちゃんになるんだからね、忘れないで
:ね」
倫子 :「わかってるわよぉ……ぶぅ」
MULTIVAC :「そろそろ追い込み完了でーす☆ 受け入れ準備してくだ
:さいね〜」
孝雄 :「はいはい、ではありったけデバイスを積み込んだこの電
:脳をオンラインにして、と」
MULTIVAC :「さん……にー……いち……どっかーん☆」
と、作業台に安置されていた緑の義体(in翡翠)が目を開ける
翡翠 :「って〜、くっそーなんなんだ人が心地よく寝てる間に……
:って、うわっ、なんだこのボディはっ」
孝雄&倫子 :「いらっしゃ〜い」
翡翠 :「は?」
孝雄 :「人格の移動は完了……あとはMadHutterとリンクさせな
:いといけませんね」
倫子 :「まーた、怪しげなAI作ったんでしょう」
孝雄 :「(汗)……まぁ、科学に失敗は付き物です、気にせずい
:きましょう、うきゃきゃきゃきゃきゃ」
翡翠 :「うー、人の体を好き勝手いじり回しやがって〜……ん?」
倫子 :「はぅ〜ん、翡翠ちゃんになってもラブリー☆」
孝雄 :「はーい、完璧です、すばらしい、ぶらぼー、うっきょー」
倫子 :「はぁーいパパ、勝利のプリンよ」
孝雄 :「(しゃくっ)……ん〜〜おいちい!!」
倫子 :「あとは、義体の方に感覚器とかの部分をつなげばいいの
:よね」
と、二人が完成祝いをしている後ろで動く小さい影が1つ
翡翠 :「インパクトぶれーかーぁぁ」(どげしゃ)
孝雄 :「げぶはぁぁ……な、ナイスパンチぃぃぃ〜」
ごろんごろんごろんと吹っ飛ばされ転がってゆく孝雄
倫子 :「ああ、凛々しいわぁ」(ぱちぱち)
翡翠 :「あー、すっきりした……って所で状況説明してよ」
小さいボディの翡翠は、その辺の作業台に腰掛けると、倫子に説明を請う
倫子 :「んーとね……って訳なの」
翡翠 :「あー、わかった……ボディを分離させるのはわかったけ
:ど、なぜこのボディなんだ?」
倫子 :「趣味でしょ?」
翡翠 :「……はぁ(他の義体にもリンクできてるのか、あとで、
:こっそりすり替わろう、くくく)」
倫子 :「ああ、でもこの抱き心地はぁ〜小さい頃の緑を思い出す
:わねぇ」
意識不明の孝雄と、はぅーんな倫子、デビルな翡翠……この構図はこのあとし
ばらく続く……
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いじょ(笑)
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Name :半沢 陵
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