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Date: Sat, 30 Oct 1999 13:01:50 +0900
From: 不観樹露生 <fukanju@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 16130] Re: [HA06P] EP: 本探し(仮)
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <381A6DAE0.0D8DFUKANJU@sv.trpg.net>
In-Reply-To: <939672188.4294093961@tokyo60.kcom.ne.jp>
References: <199910041255.VAA20706@mail.geocities.co.jp> <939672188.4294093961@tokyo60.kcom.ne.jp>
X-Mail-Count: 16130
ども、不観樹露生@あぁ、また流しの中で何かが腐ってる(汗) です。はい。
瑠璃さん、銀佳さん、どもです。
「本探し(仮題)」続き、行ってみました。
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> 「本探し」
> =========
(ちょきちょき)
> 慌ててバッグに本を詰め込んで、廊下に出た。
> 暗く人気のない、薄汚れた廊下。足早に通り抜けて校門の方へ。
> すでに閉まりかけていた校門をすり抜けて、駅へと向かう。
駅前にて
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気が付くと、日は落ちていた。
近鉄吹利駅の自動改札に、切符を通して数歩。美樹はすっかり凝りきってい
る肩をくいと廻した。肩胛骨の隙間が気持ちよく鳴る。
美樹 :(ふぁ)
ひとつ、欠伸をかみ殺す。
秋の午後の日差しにふとうたた寝てしまって。電車の中で寝過ごすこと一往
復半。それでも、そんなに疲れはとれたような気はしていない。
美樹 :(閉店前のベーカリーでコーヒーの一杯でも飲んでから………)
これからどうしますかねぇ、の思考の流れを遮ったのは見覚えのある顔だっ
た。
美樹 :「おや」
そう声をかけて、軽く会釈する。
璃慧 :「あ、かむにゃ……神酒さん」
悠 :(ぺこっ)
まだ、人見知りの対象とされているらしい悠の反応に、わずかに苦笑する。
美樹 :「奇遇ですねぇ。学校帰りですか」
璃慧 :「うん。かむにゃは?」
美樹 :「今からバイトで頼まれてました本を届けに。それから研
: 究室です」
既に、夕方から夜になりかけていて。
美樹にとっては全く普通に出歩きまわる時刻ではあっても、高校生の二人に
は遅くならないように家路を急がなければならない時刻。
電車の時刻までは………まだ少しあるようで。
璃慧 :「へ〜。アルバイトなんだぁ。どんな本なの?」
美樹の左手に提げられていた宅配便用の大型紙袋の中に詰まっている本に、
視線が行く。
その中から茶色く変色した箱に入ったままの図譜が引っぱり出される。
美樹 :「『一古墳群発掘物図譜』ってのですけどね。ほら、ここ
:からちょっと南に行った先の一村の古墳群の。水瀬さんの
:学校の大学部の考古学の先生に頼まれましてね。ちょっと
:探してたんです」
ちなみに気になるお値段は…………68000円の古本屋御用達の付箋紙が付いた
ままだったりする。
璃慧 :(う、高い〜〜)
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というところで切りまする。
璃慧さんと悠さんの反応がちょっとまだ読めてない(^^;
ここから、「こーゆー本ってどんなところにあるのか」とか、
「この本を持っていく先の考古学の先生(堀田さんのボスでも、
伊左見教授でも対応できるように書いたのですが(^^;)に紹介
して欲しい」とか、どの方向でも対応できまする。
加筆・修正など、よろしくです>瑠璃さん、銀佳さん。
あと、堀田さんのボスも、美樹のバイトの発注者リストにくわえても
よろしいでしょうか?(笑)>ごんべさん
ちなみに、購入できる本で、その手の本はどこにあるのか?
という質問に、瑞鶴を案内するつもりであります(笑)
では。
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不観樹露生(ふかんじゅ・ろせい) 10月の標語
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