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Date: Thu, 28 Oct 1999 12:21:32 +0900
From: "E.R" <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 16068] Re: [HA06N] 『とんぼ』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199910280321.MAA32064@www.mahoroba.ne.jp>
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X-Mail-Count: 16068
99年10月28日:12時21分30秒
Sub:Re: [HA06N] 『とんぼ』:
From:E.R
こんにちは、E.Rです。
銀佳さん、こんにちは。
遅くなりましたが、とんぼ、感想です。
って。
> #しかし、いつのまにかとんぼの姿が消えたなぁ……
…………そいえば今年は見ないなあ……
時折、うちの職場で異常発生するんですが(^^;;
しかし。
実は、非常に書きにくい……(^^;;
読みながら、まず最初に、いたいなあ、辛いなあ、と思いました。
で、その原因が……これは、別にとんぼに感情移入したわけでもないし、
一体何故かなあ、と、つらつら考えるに。
>解説
>----
> 小さい頃のとんぼ取りは、子どもの多くが経験しています。
> けれど、それはとんぼたちにとっては苦痛なのではないでしょうか……。
ここ読んで、ああそういうことか、と。
とんぼたちに苦痛なのだ、なんて、もうとうの昔に知っている。
傷ついたとんぼを見る時に、ああ痛かろう、つらかろう、と、
流石に浮かび上がってもくる。
けれども…一閃。
そらあんた、偽善だよ、と、自分に言う声もする。
ああ、そうか、だからいたいんだろうなあと。
悠さん……というか、銀佳さんが、とんぼの痛みに思いをはせるとき、
そこに偽善の影もないことが。
そして、同じことを己が思うとき、確実に、そこに偽善という影があることが。
とんぼたちの苦痛に思いをよせるとは。
それ以上に、ひとを傷つけている身が、何故とんぼに心を動かすか。偽善者め。
と……。
誰に言われるでもなく、自分がそう思うんだよなあ(苦笑)
それを知る年になっている、立場になっている者の……
……まあ、羨望なんだろうなあ、と。
以前、シンドラーのリストを読んだとき。
誰かがシンドラーに、一体全体なんで、ユダヤ人を助けたのか、と、尋ねたところ
彼はこう言ったそうです。
「子犬が車の前に飛び出したら、あんた助けようとしないかね?」
泣いた覚えが有ります。
ああ、それは偽善ではないのだなと。
たとえ、お前なんか人の心がわからない、って言われる奴でも
子犬が車の前に飛び出したのを助けようとするのは嘘じゃない。
どこから嘘で、どこから本当で、どこから偽善で、どこから真実で。
そういうのが、わからなくなっているのが自分であって、
多分まだ、そこに嘘も偽善も混じっていないのが悠さんであり銀佳さんだろうなと。
で、はて、己が銀佳さんの今いるところに戻れるかどうか。
ある意味で……
70歳過ぎたら戻れるかもしれず(爆)
#いあ,真面目な話、親から「とんぼ可哀想でしょっ」と言われても逃がさなかったけど、
#祖母から「それ、今晩もつかねえ、可哀想だねえ」と言われると、納得して
#逃がしたものですから>自分(^^;;
今現在、理で構築し、抑えつけているものを、
ごく自然に情で包み、判断できるようになったら、
羽根のおかしくなったとんぼを、己も撫でられるようになるかもしれません……
と。
いろいろ思いましたけど。
今だったら、多分、子供がとっ捕まえたとんぼ、そのまんまで見逃すだろうしなあ……
…………口に入れて食べそうな連中は除くとして(爆)<ちょっと近過去を思い出してる(汗)
ではでは。