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Date: Fri, 15 Oct 1999 15:44:51 +0900
From: 久志 <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 15856] [HA06]EP: 『折れた箸(仮名)』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199910150644.PAA12215@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 15856
99年10月15日:15時44分49秒
Sub:[HA06]EP: 『折れた箸(仮名)』:
From:久志
こんにちは、久志です。
題未定のお話続きます。
一応仮名なんですが…いい題名募集中(^^;)
『折れた箸(仮名)』
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夕食時
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花澄宅。
いつものようにというかなんというか、フラナが夕食を食べに来ている。
花澄 :「昔の生活用品?」
フラナ :「うん、色んな道具があったんだよ。研究室の棚が半分埋
:まっちゃってたもん」
花澄 :(地震が来たら堀川先生どうなさるんだろう…(汗)
本や郷土品に埋もれてもまだ研究に没頭していそうな気もする(笑)
フラナ :「それでね、どれもみんなすごくちゃんとした形で残って
:るみたいで、珍しくはないんだけど結構価値があるものだ
:って先生言ってたよ」
言い終えて、里芋の煮っころがしをひょいと口にほお張る。
花澄 :「(そうなるとまた資料探しにいらっしゃるかもしれない
:なぁ…)あ、フラナくん。ご飯お代わりする?」」
フラナ :「うんっ(^^)」
ひょいと茶碗を手渡そうとする。
花澄 :「あ…」
フラナ :「うわっ…っととと」
茶碗を渡そうとしたフラナの手に触れようとした一瞬、引っ張られるよう
に花澄の手がそれた。もらう先がなくなり危うく食卓に落ちそうになった茶
碗を慌てて両手で掴んだ。
フラナ :「どしたの?花澄さん」
花澄 :「え…ああ、ごめんなさい」
今度は普通に茶碗を受け取り、ご飯をよそう。
花澄 :「はい、どうぞ」
フラナ :「ありがと(^^)あ、そういえばこないだ佐古田がね…」
また、フラナが口を開く。
その後は何事もなかったように夕食が続いた。
花澄 :「それじゃ、気をつけてねフラナくん」
フラナ :「うん、花澄さんごちそうさまでしたー(ぶんぶん)」
玄関先でフラナを見送り、戸を閉める。
花澄 :「何故、触れさせなかったの?」
知らず花澄の顔が真剣になる。
:”想いが強い”
花澄 :「想い?」
:”強いものは時に危うい”
先刻のフラナとの会話を思い出す。さまざまな郷土品があったこと、それ
らを見た時の話がよぎった。
花澄 :「想いがこもったものに触れた所為?」
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ちゅーとはんぱですが…
あうー四大さん(?)の台詞がわからない…
とりあえず、いーさん修正お願いします(^^;)