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Date: Thu, 14 Oct 1999 16:32:38 +0900
From: ソード <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 15807] [HA06P]:EP: 『マリカの新人研修』完全版
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199910140732.QAA28657@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 15807
99年10月14日:16時32分29秒
Sub:[HA06P]:EP:『マリカの新人研修』完全版:
From:ソード
こんにちは、ソードです。
依然流したエピソードの完全版です。
修正が無ければ掲載依頼をします。
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エピソード 『マリカの新人研修』
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登場人物
布施美都(ふせ・みと)
過去の記憶、記録の無い娘。ファミリーレストラン、マリカのバイト
を始めた。
豊秋竜胆(とよあき・りんどう)
使命を忘れた転生戦士。ファミリーレストラン、マリカで店長代理を
任されている。
あいさつ
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美都 :「こんにちは」
美都のバイトのシフトは、15:00から。ランチの混雑がやみ、ディナー
の準備までには時間があるこの時間帯で、だいたいの事を覚えるのだ。
竜胆 :「いらっしゃい。美都ちゃん、挨拶は午後でも『おはよう
:ございます』ね」
美都 :「あ、そうなんですかぁ……なんか、芸能人みたいですね
:(にこ)」
竜胆 :「うーん……私も理由はよく分からないのよねぇ……私が
:入った時からそうだったし」
美都 :「そうですか、じゃあ、改めて。おはようございます」
竜胆 :「おはよう」
言ってから、顔を見合わせる。思わず笑いが吹き出してくる二人。
美都 :「(くすくす)なんか変ですね」
竜胆 :「そうだね〜( ̄▽ ̄)」
制服
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竜胆 :「んじゃ、これに着替えて」
美都 :「はい。制服ですねっ。あ、リボンって括り付けてあるん
:ですね」
竜胆 :「引っ張ってほどける様じゃまずいからね〜」
美都 :「えーと……身長からだと……このサイズか……」
竜胆 :「更衣室はこっちだよ」
美都 :「はい」
ごそごそ
竜胆 :「どう? 美都ちゃん」
美都 :「ちょっと胸がきつい……かな」
いわれて、視線を下ろしてしまう竜胆。
得に不具合を感じた事はない。
竜胆 :「……デザインした人に言ってください(ぷい)」
美都 :「もう一つ上のサイズで、袖を詰めて使いますね……」
竜胆 :「そうしてください(ぷいっ)」
美都 :「あの……竜胆さん……どうしたんですか?」
竜胆 :「……なんでもありません」
美都 :「……あの……はい(しまった……なんか悪い事言っちゃっ
:たんだ……)」
竜胆への禁句を覚え、制服に着替えた美都であった。
呼び名
------
竜胆 :「じゃあ、これでだいたいの仕事は終わり」
美都 :「ありがとうございました。店長代理」
竜胆 :「て、てんちょうだいり?」
美都 :「あれ? ちがいましたっけ?」
竜胆 :「ちがわないけど……」
美都 :「あ、気に入らないですか? じゃあ……サブマネー
:ジャー」
竜胆 :「うーん……役職で呼ばれるの、あまり好きじゃないなぁ
:……」
美都 :「あ、そうなんですか。じゃあ……」
竜胆 :「名前で良いよ、あたしも名前で呼ぶし」
美都 :「わかりました。竜胆さん(にこ)」
竜胆 :「うんうん( ̄▽ ̄)」
だいたいの業務は覚えた美都。まだまだ先は長いが、とりあえず仕事に入る。
美都 :「いらっしゃいませ! お客様は何名様でしょうか?
:(にこっ)」
竜胆 :「よしよし( ̄▽ ̄)」
後ろから見守る竜胆であった。
解説
ファミリーレストラン、マリカでバイトする事になった美都は、店長代理を
任されている竜胆にマリカの業務を習う事に……。
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