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Date: Fri, 8 Oct 1999 14:48:50 +0900
From: ソード <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 15642] Re: [HA06P] 『朝市にて』佐古田編続き
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <199910080548.OAA20506@www.mahoroba.ne.jp>
In-Reply-To: <199910071521.AAA03624@ns0.mahoroba.ne.jp>
References: <199910071521.AAA03624@ns0.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 15642
99年10月08日:14時48分48秒
Sub:Re: Re:[HA06P] 『朝市にて』佐古田編続き :
From:ソード
こんにちは、ソードです。
よーし、がんばって進めるぞっ……ってことで。
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(名称未定)
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美都と紫苑が到着した頃は、大まかなものは売れてしまっていた。
美都 :「うーん……無くなってる」
紫苑 :「既に数時間が経過していますからね。仕方ないでしょう」
美都 :「でも、まだスーパーが開く時間じゃないし……コンビニで
:もなぁ……」
紫苑 :「美都、あそこはどうですか?」
美都 :「え?」
紫苑ださしたその先には、外れに広げた店に、青年が一人。
売っているものは、キュウリとトウモロコシだ。
美都 :「やった、まだ残ってるね。行こう」
紫苑 :「はい」
各務の開く市に、近づいて来る美都と紫苑。
各務 :「(お、二人目のお客さんか……と……こりゃあ……)」
新たにやってきたのは、美男美女の二人。男性の方は若干妙な格好(マント
だ)をしていたが、双方とも整った顔立ちをしている。似てはいないから兄妹
ではないのだろう。
美都 :「おはようございますっ」
各務 :「いらっしゃいませ」
佐古田 :(ぺこり)
勇那 :「あ、おはようございます」
いつもと同じ、反応はされないだろう……と思っての挨拶をした勇那であったが……。
女性の方の顔から笑顔が消え、若干腰を引いて身構え、警戒する。
美都 :「紫苑ちゃん、何かいる!」
紫苑 :「……」
その声に、すばやく反応し、足を止める紫苑。表情はあくまで冷静だが、体
表のセンサーは感知を開始していた。しかし、異常は見当たらない。
美都の方は、勇那の「霊気」を感知していたのだ。美都が今まで霊気を感知
した事があるのは、命が狙われたときだけである。警戒するのも無理はない。
勇那 :「え、ええーっ。もしかして、あたし?」
紫苑 :「何処にも見当たりませんが……」
美都 :「うん、奴らに似てる感じ……」
探るような表情を、勇那の方に向ける美都。勇那からすると、目が合ってし
まう。
勇那 :「うっ」
美都 :「……」
美都も、勇那がいる位置から視線をはずさない。見えてはいないが、いるの
は分かるらしい。
勇那の方は、なんとなく視線から逃れられないでいた。ヘビに睨まれたかえ
るってのは、こんな気分なのかという考えが頭をよぎる。
勇那 :「ううっ」
美都 :「(じー)」
しばらく見詰め合う勇那と美都。各務、紫苑には、虚空を睨む美都しか見え
ないわけだが……。
勇那 :「うう……佐古ちゃぁん……」
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ってな所まで。仲介役は佐古田さんにお任せします。
美都は、警戒はしていますが好戦的ではないので、「幽霊」に「害にならな
い存在」がいると分かれば、警戒を解きます。
美都は、今のところ勇那さんの存在は分かりますが、声や姿は見えていませ
ん。
という訳で、追加、修正をお願いします。